ブレードランナー 2049 (2017)

 
全く期待しないで見たせいか、思ったより良かったです
ブレードランナー」とも、続編としてきちんと辻褄が合っていました
 
しかし、高校生の息子は「つまらなくはないけど・・」という感じでした
やはり「ブレードランナー」に思い入れがなければ
見てもピンとこないのでしょう
 
 
ブレードランナー」の舞台は2019年、その30年後
ドガー・ハウアーなど演じた6型のレプリカント
寿命によってすでに絶滅しています
 
冒頭でKにより殺されるレプリカント、ザッパーはネクサス8型
6型の後に作られ、寿命も長く
見分けがつかないほど人間に近くなっています
そのため、人間に反抗するという感情さえ持ち
本当の人間になろうとさえしているのです
 
さらに改良された新型が、ロス警察で働くブレードランナー「K」
人間に従順で、人間のように生活をし
6型のように人間に背くこともありません
そのため「スキンジョブ(人間もどき)」と、人間から差別を受けています
 
 
 
ザッパーの住む家の庭から発見された人骨
それは女性のもので、出産した跡が残されていました
そしてその遺骨はレプリカントのものだったのです
 
人造人間が子を産んだ
 
レプリカントの子を探すロス警察とウォレス社
「K」はもしかしたら自分がその子ではないかと確信を持ち始めます
そして「記憶製造者」であるアナ・ステリン博士と
 
 
なんといっても、注目すべきは「K」のバーチャル恋人である
ホログラムのジョイちゃん、めっちゃ可愛い
 
もちろんそのようにプログラムされているだけなのでしょうが
こんな彼女が(または彼氏が)いたら
人間と付き合うより、よっぽど癒されるのではないかと思います
 
 
 
近い将来、このようにホログラムとの恋愛も現実になるかも知れません
私がおばあちゃんになったころには開発されていて
恋人じゃなくても、話し相手になってくれればいい(笑)
贅沢は言わない、ブラッドリー・クーパーでいい(贅沢だって)
 
 
重傷を負ったKは死んだのか、そうでないのか
レプリカントと人類の戦争を予告したまま
まるで続編ができるかのように物語は終わります
 
見た目だけでなく、感情も痛みも人間と同じくあるのなら
それを処分してしまうのは、あまりにも辛すぎます
もし戦争がおきたらどちらの味方になればいいのでしょう
同じ人間か、それとも話し相手のブラッドリー・クーパー
 
贅沢は言わない、ジョージ・クルーニーでもいい(笑)
 
 
 
ドラえもん」ではないけれど
近未来、ロボットが家族同様になった時
 
私たちは人間か、機械か
その選択に本当に苦しむ時が来るかも知れません
 

【解説】シネマトゥディより
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編。前作から30年後の2049年を舞台に、違法レプリカント(人造人間)処分の任務に就く主人公が巨大な陰謀に巻き込まれる様子を活写する。新旧のブレードランナーを『ラ・ラ・ランド』などのライアン・ゴズリングと、前作から続投のハリソン・フォードが熱演。『メッセージ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取り、前作の監督を務めたリドリー・スコットが製作総指揮に名を連ねている。