「輪廻転生」と「因果応報」がテーマのサスペンス劇
面白く見れるのではないでしょうか
「輪廻転生」って仏教的なイメージがありますが
4人に1人が輪廻転生を信じているという結果が出たそうです
ステータスシンボルで、実際に逆行催眠で治療することもあるそうです
私個人は特別信じているわけではありませんが
でも自分のした行いは、自分にそのまま帰ってくるという考えは
生きていくうえで、悪いことはしない、他人を傷つけないという
自分自身への教訓にはしています
物語は、1949年に作曲家ローマン・ストラウス(ケネス・ブラナー)が
妻マーガレット(エマ・トンプソン)を惨殺した事件と
その40年後、記憶喪失の女性(トンプソン二役)が修道院にいました
彼女は悪夢を見ては絶叫し、院長厄介払いするため
私立探偵マイク・チャーチ(ブラナー二役)に女性を預けます
マイクが新聞に広告を出したところ
マドソン(デレク・ジャコビ)と名乗る男が現れ
彼女への催眠療法が始まります
催眠術によって前世の記憶が蘇り
過去の妻殺しの真犯人を見つけるというもので
犯人は意外な人物で、そこはよかったです
それをさらにブラナーが真似たという感じ
エマ・トンプトンが演技がまだ下手で、初々しい(笑)
当時はケネス・ブラナーと夫婦だったということで、愛も感じられます(笑)
ロビン・ウィリアムズの扱いはちょっとひどいと思いましたけど
ラストは前世の因縁を越えて、再び愛し合い抱き合うふたり
一応ハッピーエンドであるのですが
前世も夫婦で、今世も結ばれて、もしかしたら来世も?
と思うと「う~~ん」となってしまうのは私だけなのでしょうか(笑)
【解説】allcinemaより
英の才人K・ブラナーがハリウッドのメジャー資本で監督・主演した、輪廻転生を題材に描いたサスペンス・ミステリー。私立探偵のマイクはある日、修道院に世話になっていた、一人の記憶喪失の女の面倒を見ることになる。催眠術により彼女の失われた記憶を調査する一方で、いつしか互いに惹かれ合うようになる二人だが、やがて前世で両者の間に繰り広げられた惨劇を知る……。40年の歳月を超えて結びつくリーインカーネーションが巻き起こす恐怖を、ヒッチコックばりのサスペンス・タッチで描いた作品だが、ブラナーらしく優等生的にまとまりすぎたきらいがあり、総じて印象は薄い。