「唯一の救いはユーモアだ」アインシュタインの言葉
原題の「The Martian」は火星人の意
NASA協力のもと、科学的検証も元にしたということ
大気がほぼ二酸化炭素の火星は
ジャガイモの栽培に適しているのではないかと
NASAでは火星と環境がにているペルーの砂漠で
本当にジャガイモを作っているそうです(笑)
実際の撮影場所はヨルダン
「アラビアのロレンス」(1962)のロケ地としても使われたそうです
映像の魔術師と呼ばれることもあるスコット監督が描く火星の景観は
モニュメント・バレーのように見事で美しい
宇宙環境で暮らす人間に対する厳しさも描かれていますが
とにかく人の命の重さ、大切さをを主張した作品
どんなに困難でも「生きる」ことに前向きな主人公はとにかく明るい
水を作る装置の爆発シーンや、地球でのお葬式には
思わず笑ってしまいます
ゴールデングローブ賞では 、ミュージカル・コメディ部門にノミネート(笑)
作品賞、主演男優賞を受賞しました
マット・デイモンが記者に「この映画はコメディなの?」と質問された時
「いや、ミュージカルだよ」と返したのはセンスがいいですね
知恵とユーモアでサバイバルを乗り越える
単純なハッピーエンドものはやっぱり感動します
2時間強あっという間で、素直に楽しめました
船長の音楽の趣味もとてもいい(笑)
特に「スターマン」は最高です
「70億人が、彼の還りを待っている」っていう
キャッチコピーも見事に的外れでした
最近の映画は邦題の酷さといい、映画ファンをなめすぎています
もっとましなタイトルつけてみせるので
どうか私を雇ってください(笑)
【解説】allcinemaより
科学的考証を駆使したリアリティあふれるサバイバル描写と常にユーモアを忘れない主人公のポジティブなキャラクターや、熱く感動的なストーリー展開が日本でも話題を呼んだ傑作ハードSF『火星の人』をリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化。火星ミッション中に不運が重なり、死んだと思われたままたった一人で火星に取り残されてしまった主人公が、科学の知識と不撓不屈の根性、底抜けのユーモアを武器に、その絶体絶命の状況からの地球帰還を目指して繰り広げる過酷なサバイバルの行方を描く。
人類3度目となる火星の有人探査計画“アレス3”は、いきなり猛烈な砂嵐に見舞われ、ミッション開始早々に中止を余儀なくされる。さらに、クルーの一人で植物学者の宇宙飛行士マーク・ワトニーが、撤収作業中に折れたアンテナの直撃を受けて吹き飛ばされ行方不明に。事故の状況から生存は絶望視される中、リーダーのメリッサ・ルイスは他のクルーを守るため、ワトニーの捜索を断念して急ぎ火星から脱出する。ミッションの行方を見守っていた地球でもNASAのサンダース長官が、ワトニーの悲しい死を全世界に発表する――。ところが、ワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。しかし、通信手段は断たれた上、次のミッション“アレス4”が火星にやってくるのは4年後。残っている食料はどんなに切り詰めても絶望的に足りない。そんな状況にもかかわらず、決して希望を失うことなく、目の前の問題を一つひとつクリアしていくワトニーだったが…。
人類3度目となる火星の有人探査計画“アレス3”は、いきなり猛烈な砂嵐に見舞われ、ミッション開始早々に中止を余儀なくされる。さらに、クルーの一人で植物学者の宇宙飛行士マーク・ワトニーが、撤収作業中に折れたアンテナの直撃を受けて吹き飛ばされ行方不明に。事故の状況から生存は絶望視される中、リーダーのメリッサ・ルイスは他のクルーを守るため、ワトニーの捜索を断念して急ぎ火星から脱出する。ミッションの行方を見守っていた地球でもNASAのサンダース長官が、ワトニーの悲しい死を全世界に発表する――。ところが、ワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。しかし、通信手段は断たれた上、次のミッション“アレス4”が火星にやってくるのは4年後。残っている食料はどんなに切り詰めても絶望的に足りない。そんな状況にもかかわらず、決して希望を失うことなく、目の前の問題を一つひとつクリアしていくワトニーだったが…。