セブンティーン・アゲイン(2009)




ザック・エフロン君の、お気軽なアイドル映画と思って鑑賞
しかし、ストーリーはベタでしたが、これぞ「拾い物」
なかなか面白かったです

なんといっても映画ネタがいい
「バックトゥザフューチャー」のパロディー
グッズから何から映画ヲタクが喜ぶオンパレードなのです
ランドスピーダー型のダブルベッドなんて楽しすぎる


17歳のマイク(ザック・エフロン)はバスケットボールの花形選手
大学推薦、将来はプロ入りも確実でしたが
付き合っていた彼女、スカーレットが妊娠してしまい
夢を諦め結婚という道を選びます

そして37歳になったマイク(マシュー・ペリー
仕事では失敗、家庭では子ども達から相手にされず
妻からは離婚を切り出されています

そのため高校時代からの親友、ネッドの家に居候しています
ヲタクで高校時代は冴えなかったネッドのほうが
ソフト開発で成功し今や大金持ちの勝ち組





負け組人生を歩むマイクはふと通っていた高校に立ち寄り
昔の栄光を思い出していました
そのとき謎の老人に出会い、そして17歳の頃の姿に戻るのです

ネッドに父親のふりをしてもらい、高校に編入
そして知らなかった息子のいじめや
娘の彼氏のこと、妻の悩みを知ることになります

見た目はイケメンだけど、中身はオッサン(笑)
いかに子どもたちや妻への配慮がなかったかを知り
マイクは後悔するのです





一方のネッドは高校の女校長に一目惚れ
とんでもない豪華プレゼントばかり用意します
「生徒の親とは付き合わない」という彼女
しかし女校長も実は「エルフ語」を話すほどの
超ヲタクだったのです


この作品のミソは「過去に戻ってやりなおす」のではなく
「姿だけ若くなる」ということです
いろいろな経験や失敗をして知恵もあるから
先回りしてやさしいし、女性にモテモテになれるのです(笑)

女性だって、ザック・エフロン君に口説かれたらまんざらでもない(笑)
しかもバスケットのスター選手なのです
そして、再び彼が決断すること

ラストも良かったです





過去をウジウジ悩むことより
何歳になっても未来に向かって前向きでいたほうが
素晴らしい人生を送れるに決まっているのです

すっきりと爽やかな気分で見終えれる
大人の青春映画でした


のファンなら絶対に見るべき
BGMで何気にネタに引っ張ってくれます(笑)


【解説】allcinemaより
ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」のザック・エフロン主演で贈る青春ファンタジー。高校時代の決断を中年になっても後悔し続ける主人公が、ひょんなことから身体だけ17歳になってしまったのを機に、もう一度高校生活をエンジョイしようとするが…。監督は「17歳の処方箋」のバー・スティアーズ
 1989年、17歳の高校生マイク・オドネルは、バスケットボールの花形選手。将来を期待されていた彼だったが、大事な試合の当日、恋人スカーレットの妊娠を知り、バスケを諦め、彼女との人生を選択する。それから20年、出世にも見放され、結婚生活も破綻、2人の子供たちからもバカにされる日々。そんなある時、彼は不思議な現象に遭遇し、肉体だけ17歳に戻ってしまう。そこでマイクは、親友ネッドの助けを借りて、栄光の青春を取り戻すべく再び高校に転入するが…。