翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて(2023)

物語は、埼玉解放戦線の活躍によって 埼玉県人の自由と平和を手に入れた麻実麗は 「日本埼玉化計画」を推し進めることと 埼玉県人の心をひとつにするために 越谷に海を作ることを計画 白浜の砂を手に入れるため和歌山へと向かいます そこで見たものは大阪知…

愛の嵐(1974)

原題は「Il Portiere di notte」 英題は「The Night Porter」で ホテルで夜間勤務するフロント係のこと シャーロット・ランプリングの上半身裸の強烈な印象 第二次大戦中の元ナチ親衛隊の将校と性奴隷にされたユダヤ人の少女が 13年後再会し倒錯した愛に溺れ…

東京コミコン2023に行ってきました

12/8(FRI.)~12/10(SUN.) 幕張メッセ国際展示場で3日間行われた 東京コミコンに行ってきました 私が行ったのは12/10の最終日 入場するとプログラムなどが記載された冊子がもらえます マーベルのキャラクターの相関図は嬉しい 180人もおったんかい!(笑) …

太陽に灼かれて(1994)

原題は「Утомлённые солнцем」(”疲れた太陽”という意味もある)で 1930年代にソ連で流行した、ポーランドのタンゴに由来 (原曲はポーランド語で「最後の日曜日(To ostatnia niedziela)」) 公開当時はスターリン時代の共産主義者(正しくは社会主義)に…

大人は判ってくれない(1959)

原題は「Les Quatre Cents Coups」 直訳は「400回の攻撃」転じて「無分別な行動」や「若気の至り」という意味で 1621年、20歳そこそこだったルイ13世が フランス西南部のモントーバン市のプロテスタント系住民を弾圧するため 大砲400発を発砲したものの失…

カレーで♡華麗なる大人様ランチ♪

fpdさんからお誕生日プレゼント みんな大好きなカレーが届きました しかも10箱も! なんとスィーツ王子厳選のスイーツが 配送会社の手違いで配達不可になってしまい 巡り巡って華麗(カレー)に転身したそうです(笑) しかも5年間保存がきく常備用 災害が…

まぼろしの市街戦(1966)

「最も美しいのは窓から出かける旅です」 原題は「Le Roi de Cœur」英題は「King of Hearts」(ハートの王様) 見終わってみれば「なるほど」と思うシーンや 深いセリフが多くあり これほど(見る人によっては)汲み取れるものがある映画は 他にないかも知れ…

ラムの大通り(1971)

原題は「Boulevard du Rhnm」(ラム通り=実際にあったラム酒の密売ルート) 1920年代の禁酒法のアメリカで 密売酒を運ぶ船の船長リノ・ヴァンチュラが サイレント映画のスター、ブリジット・バルドーに恋をしてしまう だけどこの恋は本物だったのか、それと…

伯爵から誕生日プレゼントが届きました♪

今年の39歳の誕生日にも なかなか観ることのできない映画の お宝DVDが伯爵から贈られてきました 今回のおねだりは 大昔、テレビの吹き替えで見て面白くて もう一度見直したいと思いながら、見つからなかった映画たち アマゾンプライムビデオより伯爵プライム…

忘れられし愛(2013)

原題は「Znachor」(インチキ) 原作はポーランドでは有名な タデウシュ・ドウェンガ=モストヴィッチによる小説で 3度目の映画化ということ ポーランド人にとってとても馴染みのある物語なんですね 大雑把にいえば「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン…

現金(げんなま)に手を出すな(1954)

原題は「Touchez pas au Grisbi」(現金に触るな) 原作はギャング出身のアルベール・シモナンの同名ベストセラー小説 老いを迎え引退を考えている昔気質のギャングと 目的のためには手段を選ばない新興ギャングとの 金塊にまつわる抗争をメインに ギャング…

線は、僕を描く(2022)

「真っ白な紙にある無限の可能性を 僕はそこに線を描く」「そして 線は(僕を描く)」 原作は水墨画家でもある砥上裕將(とがみ ひろまさ)の 2019年に発表された同名小説で小説家デビュー作 映画化に当たって内容にはかなり手を加えているようですが 見事に…

クレイジークルーズ(2023)

クレイジーというにはおおげさな(笑) 豪華客船で起こった殺人事件をめぐるミステリーロマンス 豪華客船での下克上ものといえば 「逆転のトライアングル」(2022)ですが それよりはお下劣やお下品はないので、安心して見れます 遺産相続と使用人をめぐる殺…

ゴジラ-1.0(2023)

「この国は生命を粗末にしすぎた」 英題は「GODZILLA MINUS ONE」(ゴジラ マイナスワン) 「ゴジラ」シリーズ第37作目 ゴジラ生誕70周年記念作品 公開されて2週間ちょっとですが すでに数多くネタバレも考察もされていて これほど「いまさら感」が強い公開…

君の瞳(め)が問いかけている(2020)

チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」(1931)をモチーフとした 韓国映画「ただ君だけ」(原題Always 2011)のリメイクということ 「偶然」(の多すぎ)が重なる、王道のラブストーリー 唐突な既視感と(日本ではありえない)違和感は リメイクによるものか…

コーヒーが冷めないうちに(2018)

「あなたに苦労かけてる?」「いや全然 それを言いに来た」 コーヒーが冷めるまでの間、時間移動できるという噂がある 不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」で 過去に戻って会いたい人に会いに行く4つの物語 コーヒーを淹れるのは看板娘の時田数(かず 有村…

フェイシズ(1968)

原題は「Faces」(顔ばかり) インディペンデント映画の鑑と呼ばれている ジョン・カサベテスによる独立資本のみで作られた シネマ・ヴェリテ・スタイル風の傑作 シネマ・ヴェリテ・スタイルとは、手持ちカメラや同時録音によって (取材対象の人間に)”真実…

セインツ -約束の果て-(2013)

原題は「Ain't Them Bodies Saints」(それらの人々は聖人である) 「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」(2017)と同じ デヴィッド・ロウリー × ケイシー・アフレック × ルーニー・マーラ なので見てみました(笑) 皆さん仰せの通り、テレンス・マ…

ファニーゲーム(1997)

「明日の朝9時までに あなたたちを殺せるか否か」 「ゲームをしよう」 原題は 「Funny Games」(面白いゲーム) 噂にたがわず凄い映画でした 休暇中の幸せな家族の別荘に2人の青年が訪れ 金目的でもなく、怨恨があるわけでもない その家族を殺していくという…

白いリボン(2009)

原題は「Das weiße Band」 ここでの「白いリボン」とは ”純潔に育つように”と願いをこめて(間違いを犯した)子どもに 親が結ぶもので、一方で子どもにとっては ひとめでそれとわかる屈辱的なもの 1913年、ドイツ北部のプロテスタントの村 小学校の教師(の…

悪魔のようなあなた(1967)

原題は「Diaboliquement vôtre」(悪魔にような あなたのもの) 原作はフランスの作家ルイ・C・トーマスの「迫害マニア」 交通事故で記憶喪失になった男の元に 妻と名乗る美女が現れ 家に帰ると、そこは中国人の召使いがいる豪邸で 自分は香港に会社を持つ大…

ボルサリーノ2(1974)

「終わったよ、行こう」 原題は「Borsalino and Co.」(ボルサリーノ&カンパニー) マルセイユの墓地 死んだ相棒のフランソワ・カペラ(ジャン・ポール・ベルモンド)を見送る ロッコ・シフレディ(アラン・ドロン) この冒頭のシーンだけで、泣きそうになり…

映画友&ブロ友さんとオフ会

ドロン生誕祭スピンオフ会 題して「アラン・ドロン・クラブ・トーキョー」 有楽町「PRONTO(プロント)」でランチ べべちゃんのチョイスは海老アボカドのパスタ 回転寿司の海老アボカドが好きなんだけど 何か違った(あたりまえ 笑) ギドラ伯爵からプレゼン…

「アラン・ドロン生誕88年記念祭」に行ってきました

毎年アラン・ドロンの誕生日(11月8日)にあわせて チェイサーさん主催の銀座タクトで行われる アラン・ドロン生誕祭(アラン・ドロン・シネマライブ) 開場前から行列ができています 演奏がはじまると そこはもうフレンチノワールの世界 トレンチコートにボ…

イースタン・プロミス(2007)

原題は「Eastern Promises」(東方の約束) ここでの"Eastern"とは(イギリスから見た)東欧のことで 特にロシアのこと (監督談) 登場する「vory v zakone (ヴォーリー・V・ザコン) 」は ロシア語のスラングから派生した「法に反対する泥棒」という意味の 実…

恋愛適齢期(2003)

原題の「Something's Gotta Give」(何かを諦める、妥協する)には 「このままじゃいけない」「(良い方向に)変わらなきゃ」 という意味もあるそうです まさしく恋愛にも、仕事にも言える言葉ですね テーマはシニアの恋愛とセックス これって見ようによって…

パピチャ 未来へのランウェイ(2019)

原題は「Papicha」 パピチャとは、アルジェリアのスラングで (愉快な、魅力的な、常識にとらわれない)「素敵な女性」や 「綺麗なお姉さん」のことを言うそうです タイトルからして、希望に満ちた明るいハッピーエンドかと思ったのですが 違いました 1991年…

靴をなくした天使(1992)

原題は「Hero」(英雄) 仕事をクビになり、盗品の売買で生計を立て たかが100ドルの靴にこだわるだけの クズで、だらしなく、カッコ悪い 妻に三行半(みくだりはん=離縁状)された中年男が 愛する息子に好かれるためだけに 自分がいかに凄い仕事をしている…

オットーという男(2022)

原題は「A Man Called Otto」 スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」(2015) 原題「En man som heter Ove(オーヴェという名の男)」 のリメイク 最近ではすっかりハリウッドから姿を消した フランク・キャプラのような古き良き時代を思いおこす ノスタル…

アリスの恋(1974)

原題は「Alice Doesn't Live Here Anymore」(アリスはもう、ここにはいない) 夫を突然の交通事故で亡くした専業主婦が 娘の頃からの夢だった歌手になるため 反抗期真っ盛りの息子を連れ、オンボロ車にボストンバッグ1つで ニューメキシコから故郷のモント…