ミヒャエル・ハネケ

ハッピーエンド(2017)

原題は「Happy End」 「愛、アムール」から5年、ミヒャエル・ハネケ曰く 「そろそろ嫌な映画を撮る順番だ」(笑) 2005年、静岡県の進学校に通う16歳の女子生徒が 母親に劇物のタリウムを摂取させ 殺人未遂容疑で逮捕された事件がモチーフ その様子はブログ…

ファニーゲーム(1997)

「明日の朝9時までに あなたたちを殺せるか否か」 「ゲームをしよう」 原題は 「Funny Games」(面白いゲーム) 噂にたがわず凄い映画でした 休暇中の幸せな家族の別荘に2人の青年が訪れ 金目的でもなく、怨恨があるわけでもない その家族を殺していくという…

白いリボン(2009)

原題は「Das weiße Band」 ここでの「白いリボン」とは ”純潔に育つように”と願いをこめて(間違いを犯した)子どもに 親が結ぶもので、一方で子どもにとっては ひとめでそれとわかる屈辱的なもの 1913年、ドイツ北部のプロテスタントの村 小学校の教師(の…

ピアニスト(2001)

原題は「La Pianiste」 原作は「ポルノ作家」などとして非難されたオーストリアの エルフリーデ・イェリネク(2004年ノーベル文学賞受賞)の 「Die Klavierspielerin」(ピアニスト 1983) 賛否両論も当然の作品とは思いますが いままでにないマゾヒズムの解…

愛、アムール(2012)

「用意は良いかい?」 「そうか 僕は食器を洗ってなかったね」 「全て片付けて さぁ行こう」 原題も「Amour」これがハネケの描く愛 登場人物は極めて少なく、夫の トランティニャン妻のエマニュエル・リヴァ(Hiroshima mon amourと”amour”繋がり?笑)たま…