フランソワ・トリュフォー

大人は判ってくれない(1959)

原題は「Les Quatre Cents Coups」 直訳は「400回の攻撃」転じて「無分別な行動」や「若気の至り」という意味で 1621年、20歳そこそこだったルイ13世が フランス西南部のモントーバン市のプロテスタント系住民を弾圧するため 大砲400発を発砲したものの失…

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973)

「女は魔物か?」 原題は「La nuit americaine」(アメリカの夜) 英題「Day for Night」 とは夜のシーンを昼間に撮影すること (カメラのレンズにフィルターをかけて光を遮断する) つまり映画とは「嘘」の世界というたとえ 粋なタイトルですね 想像してい…

終電車(1980)

タイトルの「終電車」は大戦中のナチ占領下のパリでは夜間外出禁止のため 地下鉄の「終電車」に人々が殺到したことに由来しているそうです 実際ストーリーとは関係ないですが ラブロマンスっぽいタイトルではあります トリュフォーの最大のヒット作品という…

ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010)

「僕は時々嘘を言います。 本当のことを言っても両親が信じないから 嘘を言う方がいいんです」 「大人は判ってくれない」 「海が嫌いなら 山が嫌いなら 街が嫌いなら 勝手にしやがれ」 「勝手にしやがれ」 「恋をすると頭に火がついて、それが身体中かけめぐ…

突然炎のごとく(1961)

「君を愛してる」と男は言った 「待って」と女は言った 「私を抱いて」と女は言いかけた 「もう用はない」と男は言った この4行のセリフにもう惹かれました。 レビューの難しい作品です。 好き嫌いも、評価も、鑑賞した方でずいぶん別れるようですね。 私は…