2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハードボイルド 新・男たちの挽歌(1992)

ド派手な銃撃戦に爆破シーンでこれほどまでに人間がバッタバッタと死んでいくのはどうかと思いましたが。迫力とスピード感あるアクションは堪能できました。二丁拳銃というのも実にカッコイイ。それに、CGなしでこれだけ撮影したなんて凄いですよね。 ま…

昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966)

任侠映画ってほとんど観たことがなかったのですが、実に面白かったです。 ちょっとマカロニウエスタンみたいな作風で こういう展開の映画は結構好みです。 東映の健さんのヤクザ映画を観た後は、男はみんな健さんの歩き方で映画館から出てきたものだよ・・ …

花咲ける騎士道(1952)

村のプレイボーイ、ファンファン(ジェラール・フィリップ)は村娘との結婚から逃れようと、ジプシー娘の『軍隊で出世して王女様と結婚する』という予言を信じて入隊します。こんな女好きなプレイボーイでも、ジェラール・フィリップが演じれは乙女はうっと…

望郷(1937)

作品の舞台、アルジェのカスバは今は世界遺産のひとつなんですね。行ってみたいです、階段の登り降りはきつそうですが。笑 パリ生まれの前科15犯、強奪33件、銀行強盗2件で警察から追われるギャングペペ・ル・モコはアルジェ女のイネスに、カスパの町でかく…

鉄道員(1958)

サンドロ少年がとにかく可愛い。映画の中で、本当に暖かい日差しのような存在です。 気難しい父親も、失業中で不良の兄も、男性問題を抱えた姉もこの末っ子だけには甘い・・その気持ちがよくわかります。 そう、どんなに落ちぶれてダメな自分でも、愛してい…

さよならをもう一度(1961)

原作はフランソワーズ・サガンの「ブラームスはお好き」サガンの本はどれも邦題がいいです。「悲しみよこんにちは」「優しい関係」「心の青あざ」「厚化粧の女」・・・おもわず手にとって読みたくなるようなタイトルばかり。 ポーラとロジェは、結婚せずに…

嘆きのテレーズ(1952)

フランス映画の名作特にサスペンスは素晴らしいラストシーンが本当に多い。皮肉たっぷりでよく捻られていて、あっ!と思わせます。 不倫、夫殺害、皮肉な結末は「死刑台のエレベーター」もそうですが、違うところは、テレーズは他の男と駆け落ちしたくなる…

パリで一緒に(1964)

とても楽しく観れる作品。 パロディ映画だけれど、元ネタを知らなくてもロマンチックに仕上がったのがこの作品の魅力だと想います。 作家とタイプライターが、一緒に脚本のネタを考えるうちに物語の恋物語の構想と、自分達の関係がごっちゃになってしまう。…

愛情物語(1956)

こう改めて観てみると、エディ・デューチン役のタイロン・パワーが大学生にしてはあまりにおっさんだなぁ・・と思ってしまいましたが。 ラストに流れる「トゥ・ラヴ・アゲイン」がとにかく最高、感動の作品。 社交辞令で言われたセリフを本気にして、ピアニ…

紀ノ川(1966)

作家有吉佐和子さんの自伝的小説の映画化。 長い作品でした。物語が淡々と静かに流れて行くので3時間強の作品がもっと長く感じましたが。 主人公の花(司葉子)は、日本人が理想中の理想とするような、しとやかで強く美しい女性。 「女子として生を受けたる…

赤と黒(1954)

スタンダールの赤と黒といったら、フランス文学の代表的作品ですね。読んではいませんが。笑 大工の息子であるジュリアンは、出世するために貴族、聖職者の権力者に取り入ります。家庭教師先のレナール夫人との不倫。その後はスキャンダル発覚を恐れ、出世…

Tommy/トミー

この映画は凄く有名ですね。はじめて観ました。ジャック・ニコルソン、オリバー・リードなどわき役まで超豪華なキャスト。 正直、内容は100%は理解・・できなかったかもしれません。 歌詞は強烈でしたまさしく心の叫び。 父親が殺されたのを目撃したトミー…

甘い生活

この作品、場面場面は強烈に覚えているのだけど、ストリーが思い出せない・・ そんな理由で再見してみました。もういちど観て・・・やはり、場面場面は強烈だけれどストリーはよくわかりませんでした。 富豪の娘マッダレーナと寝たり、美貌の女優を口説いた…

三等重役

そもそも三等重役ってナニ?ですよね。それを知ってから、この作品を観たほうがより理解できてよかったのではないかと思いました。 敗戦後、日本を占領した連合軍司令部は戦争中に戦争に協力した多くの企業のトップを、戦争責任があるとして、その地位から…

セカンド・バージン

NHKで放送され、社会現象を巻き起こした大石静脚本によるドラマの映画化だそうです。 私はテレビ番組はほとんど観ていないのです。仕事もしていますし、一応主婦ですし、これだけ映画を観ていればあたりまえといえば、あたりまえですが。このドラマも全く知…

カンナさん大成功です!

可愛くって面白い作品でした。 デブでブスのゴーストシンガーのカンナ(キム・アジュン)。想いを寄せているプロデューサーのサンジュン(チュ・ジンモ)が「カンナには才能はあっても、美貌はない。カンナを利用しろ。逃げられたら終わりだ。」と言ってい…

四月の雪

ペ・ヨンジュンが『冬のソナタ』以降、初めて出演したラブ・ストーリー。凄かったですよね、ヨン様ブーム。私の母なども韓国ドラマに夢中になってBSを観ては愛について語っていました。笑 この作品は綺麗な男性と、綺麗な女性の、綺麗な不倫物語というと…

コーチ・カーター

実によくある作品。これはバスケット・ボール。 治安も進学率も悪いリッチモンド高校のバスケ部を立て直すため、かつて同校で名選手といわれたコーチ(サミュエル・L・ジャクソン)がやってきました。しかし彼がもっとも重視したのは、まず選手に勉強をし…

ブラス!

職場である炭鉱の閉鎖が確実となったブラスバンド。そんな最中、グロリア(タラ・フィッツジェラルド)が故郷にもどってきた。彼女はフリューゲル・ホーンをうまく吹きこなせることから、男性オンリーだったメンバーの仲間入り。そして彼女は幼いころ、メンバ…

夜を楽しく(1959)

オープニングから可愛いです。 マンションの上下階に住んでおり、電話回線を共同で使っている男女。しかもこの電話、受話器をとれば共有回線の相手の会話が全部聞こえてしまいます。ブラッド(ロック・ハドソン)はプレイボーイでいつも違う女性と長話。お…

ブレードランナー ファイナル・カット

『ブレードランナー』は、とてもファンが多いことでも有名な作品ですよね。 この作品は、なんといってもロイ(ルトガー・ハウアー)が素晴らしい。あの絶望感、哲学的なセリフ、そしていい男。 レイチェルの人工的で完璧な美しさも良かった。髪をおろした姿は…

レニングラード 900日の大包囲戦

独ソ戦での饑餓と爆撃によって100万人もの犠牲者が出たとされる 「レニングラード包囲戦」。 戦争映画としてなかなか良かったと思います。 兵糧攻めでレニングラードを陥落させようとしたヒットラー。 食料の補給は途絶 、多くの人々が栄養失調で起き上がる…

野生の証明(1978)

「お父さん怖いよ。誰かがお父さんを殺しにくるよ・・」のセリフに 主題歌の「戦士の休息」に、ネバーギブアップ。 当時の角川映画のテレビコマーシャルの記憶が いまだに脳に刷り込まれています。 自衛隊の特殊部隊である味沢は、 訓練中の寒村で、斧を振り…

駅 STATION(1981)

とにかく、カメラが素晴らしい。 木村大作さん、さすがです。本当にたくさんの撮影賞を獲っているのも納得。 この撮影がなければ、作品にここまでの雰囲気は 出なかったのではないかと 思います。 3人の女性がオムニバス的に登場し ストーリーの主軸の警官…

遥かなる山の呼び声(1980)

日本人で、高倉健さんという俳優を嫌いな人は、 私はたぶんいないと思います。 とにかく凄い魅力をもった俳優ですよね。 突然やってきた謎の男に宿を提供するってあるのかな?と疑問にも思いますが 北海道って、夏にバイク旅行でやってきた若者や学生を泊め…

花嫁の父(1950)

リメイク版のスティーヴ・マーティン主演の『花嫁のパパ』は観ました。 そのときは、カナダ在住のいとこの結婚式に出席するという機会があり 海外の結婚式とはどのようなものなのか 少しは知っておこうと思って鑑賞したのです。 この作品での父親の最大の悩…

この愛のために撃て

このタイトルはなんでしょう?かの名作のなんちゃってとしか思えません。でも、内容はなかなか面白かったです約90分で、尺も観やすいですね。 「産まれるまで安静にしていなさい」そうドクターから忠告されていた身重の妻が誘拐されてしまう。犯人からの…

ドラゴン・タトゥーの女

若い世代向けのアクション映画かと思っていましたが、これは見ごたえがありました。まず、オープニングからしてとても良い。ツェッペリンの「移民の歌」を誰か?笑がカバーしてました。 そして、切ないラスト・・目をそむけたくなるほどハードな描写も多か…

二百三高地(1980)

天皇に対する忠誠心だけで戦争指揮をする乃木と、そんな彼の性格を熟知している児玉。そして、ふたりの関係を見つめる大山巌・・ 私なぜか、もし前世があったならば、自分は軍人だったのかではないかと思うときがあります。結構頭が固く、なんとなく軍人的…

マリリン・モンロー  最後の告白

08年にフランスで制作されたドキュメンタリー作品。 『お熱いのがお好き』『百万長者と結婚する方法』『七年目の浮気』・・・ 映画の中のMMは、本当にチャーミングで、 ひと目で好きになってしまうくらい素敵な女性。 そして彼女の魅力はなんといっても…