パリで一緒に(1964)


 
 
 
とても楽しく観れる作品。
 
パロディ映画だけれど、元ネタを知らなくてもロマンチックに仕上がったのが
この作品の魅力だと想います。
 
作家とタイプライターが、一緒に脚本のネタを考えるうちに
物語の恋物語の構想と、自分達の関係がごっちゃになってしまう。
・・いいです。笑
 
しかも、部屋は違っても、同じ屋根の下にお泊り。
仕事とはいえ、あれこれ恋について語った男女がこんなんじゃ、
おたがい一晩中気になってしまうのではないでしょうか。
 
当時超ハンサムな2枚目スターのトニー・カーティス
3枚目な役どころもカワイイ。
マレーネがちょこっとだけ顔を出していますが、
これだけでも作品の質が上がりました。
 
脚本のための想像の「エッフェル塔を盗んだ女」のタイトルもいいですよね。
作品の『パリで一緒に』により素敵かも。
 
本当はエッフェル塔でなく、好きな男性のハートを盗んだようで。
 
【あらすじ】allcinemaより
脚本家ベンスン(ホールデン)が臨時秘書のガブリエル(ヘプバーン)にタイプさせたシナリオは、無名の新人俳優フィリップ(ホールデン二役)が娘ギャビーに恋をしており、パリ祭でのデートの約束をするが、急な撮影の仕事でそれをすっぽかすという内容。ここまで読んだプロデューサーの“つまらない、書き換えろ”の指示に彼は応じず、脚本は棚上げに。別のライターの手が入り(それも清書するのはガブリエルの仕事)、国際警察に追われているリック(ホールデン三役)という男が新たにギャビーの前に現われ、物語はロマンスから犯罪サスペンスへと変わってしまう…