愛情物語(1956)

 

 
 
 
こう改めて観てみると、エディ・デューチン役のタイロン・パワー
大学生にしてはあまりにおっさんだなぁ・・と思ってしまいましたが。
 
ラストに流れる「トゥ・ラヴ・アゲイン」がとにかく最高、感動の作品。
 
社交辞令で言われたセリフを本気にして、
ピアニストを目指しニューヨークまでやってきたエディ。
しかし、早速お払い箱のエディを助けた令嬢マージョリーキム・ノヴァク)。
ふたりはまるでロマンチックの最高峰のような恋をします。
やがて結婚して息子を授かる・・・でも夢のような幸せは長くは続きませんでした。
マージョリー白血病で死んでしまうのです。
 
そして、第二次世界大戦が勃発。エディは戦争へと向かう。
 
終戦後息子と再会し、チキータという美しい女性とも出会い、
エディの心は再び愛で満たされます。
しかし今度は彼が不治の病だと宣告されてしまうのです。
 
最後の演奏でピアノを弾く指がだんだんと動かなくなり・・
そして目の前から消えてしまうエディの姿。
・・・演奏をやめない息子。
 
ただ、涙が頬をつたうばかりの素晴らしいラスト。
 

【解説】allcinemaより
ピアニストとして生計を立てようとニューヨークにやって来たエディ。彼は資産家の令嬢マージョリーに見出され、オーケストラで演奏することに。また、2人の間には恋が芽生え、結婚。やがて息子ピーターが生まれたエディは、順風満帆な人生を送っていくように思われた。だがクリスマスの夜、マージョリーが急死してしまう。落ち込んだエディはピーターを残し巡業、そして第二次大戦に身を委ねていく。終戦後、10歳になったピーターのもとへ戻ってくるエディだが…。