国際通貨基金か(IMF=International Monetary Fund)
インポッシブル・ミッション・フォースだ(IMF=Impossible Missions Force)
原題は「Mission: Impossible – Dead Reckoning」
シリーズ初の2部作の前編
後編にあたる「ミッション:インポッシブル8」(2025年5月に公開予定)が
たぶんシリーズ最終話になるのでしょうね
トム・クルーズのウリといったらCGなしスタントなし(笑)
ハリソン・フォードが70歳すぎてもインディを演れたのとは訳が違います
ほかのスパイアクションシリーズと違って特化されているのが
マスクでの完璧な変装(ボイスチェンジャー付き? 笑)
マスクでの騙し、騙されるところが見どころ
最初から最後まで繰り広げられるノン・ストップ・アクションも
定番の面白さといえばそうなのですが(笑)
狭い街中でのカーチェイス、バイクからパラシュート
寝台列車やと列車の屋根の上での格闘、仲間の死
さらにAIという使い回しのオンパレードでした(笑)
後編には新たな展開があることを期待しています
ロシアの潜水艦をコントロールしていたAI"エンティティ"が暴走し
「それ」は魚雷で潜水艦を沈没させてしまいます
("The Entity"を「それ」と訳した字幕はいかがなものか)
「それ」は世界中の防衛や金融を制御できる能力を持っていて
「それ」を消すのも、利用できるのも2つの十字型の鍵
その2つの鍵が行方不明になり
大国がその鍵を狙うなか、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は
何の事情も知らされないまま、その鍵を手に入れる指令を受けます
その鍵のひとつを持っているのは
元MI6のイルサ(レベッカ・ファーガソン)でした
しかもCIA長官のキトリッジ(ヘンリー・ツェニー)が彼女に賞金をかけていたため
イルサは世界中の賞金稼ぎから狙われていました
イルサを救い鍵を手に入れたイーサンは
DNI(国家情報長官)のデンリンガー(ケイリー・エルウィス)と会談中の
キトリッジに会いに行くとガスマスク渡し催眠ガスを充満
イルサを危険な目に遭わせたことを怒り
独自に「それ」を追うことを宣言します
もう一本の鍵を持つ男がいるUAEのアブダビ国際空港にやってきた
イーサン、ルーサー(ヴィング・レイムス)、ベンジー(サイモン・ペッグ)と
イーサンを追うCIAのブリッグス(シェー・ウィガム)とドガでしたが
そこに突然現れた女スリ、グレース(ヘイリー・アトウェル)に
鍵を奪われてしまいます
時を同じくして、ベンジーが鍵の男の荷物から核爆弾と思われる不審物を発見
解除する方法は「それ」の文字合わせのクイズに答えること
ベンジーは爆弾の解除に成功したものの中身は空
「それ」に騙されおちょくられたのです
その間ターゲットである鍵の男は何者かに殺され
イーサンはIMFに入る前の同僚ガブリエル(イーサイ・モラレス)を見ますが
彼の姿は一瞬で消えてしまいます
イーサンを巻いたグレースがローマに到着すると
複数のパスポートを所持していることが見つかり逮捕されてしまします
グレースの弁護士として警察署に潜入するイーサン
そこにガブリエルと、CIAのブリッグスとドガもやってきて
グレースはパトカーで逃走、それを白バイで追跡するイーサン
ふたりに追いついたCIAが銃口を向け手錠をかけるようとすると
イーサンは自分とグレースを手錠でつなぎCIAのBMWに乗り込み逃走
今度はガブリエルに雇われた女工作員
パリス(ポム・クレメンティエフ)の運転する装甲車に攻撃をしかけられ
ボロボロになったBMWから乗り換えるため、IMFが用意したのは
駐車してあったポルシェではなく、黄色い旧型のフィアット(笑)
見事なカーチェイスで「ローマの休日」のスペイン広場を破壊していきます
地下鉄の線路に迷い込むと、グレースはクリップで手錠を外し
イーサンを車のハンドルと繋いで逃亡
地下鉄車両が近づく中、ハンドルごと地上に出たイーサンを待っていたのは
ルーサー、ベンジーそしてイルサでした
イーサンとイルサはグレースが向かったヴェニスに行き
武器商人のホワイト・ウィドウが開催するパーティーに潜入します
案内された部屋にはグレースと、ガブリエルが待ち構えていました
しかもホワイト・ウィドウの正体はアラナ(ヴァネッサ・カービー)で
グレースの雇い主は彼女でした
完成した鍵は翌日、オリエント急行の車内で
「それ」とはなにかを知っている者に会い、販売されることになっていて
ガブリエルは「イルサかグレースのどちらかが死ぬ」と宣言します
イーサンはアラナに売却を止めるよう頼みますが彼女の意志は変わらず
(鍵がやたらチャチい問題)
逃げたグレースの居場所を、ベンジーがイーサンに通信で知らせますが
「それ」がハッキング
ベンジーになりすまし、パリスたち工作員が待ち伏せする路地に向かわせます
工作員たちを倒した後、イーサンはパリスを殺すことが出来ず
再びグレースを探しに向かうと同時に
ガブリエルはグレースを倒し
そこに現れたイルサを「今夜死ぬ」ほうに選びます
格闘の末、胸にナイフを突き刺し
イーサンが到着したときにはイルサはすでに息絶えていました
タイトルの「デッドレコニング」とは、GPSなどを頼りにしない
羅針儀の針路やコンパスなどによって、位置・針路・速度を割り出す
昔ながらの「推測航法」のこと
つまり「それ」により、すべての通信機器や監視カメラが
ハッキングされコントロールされてしまうため
アナログでしか戦う方法がないということ
イルサを失ったイーサンはグレースに協力して欲しいと頼みます
オリエント急行でアラナから鍵を奪い、イーサンに渡しイーサンは列車を脱出
アラナになりすまし購入者と接触したグレースはCIAに捕えられ
キトリッジによってIMFで自分たちの仲間になるという筋書
しかし「それ」によってマスク・マシーンが壊されてしまい
イーサンが列車に乗り込むために変装するマスクがありません
バイクでオリエント急行を追いかけ、列車がカーブでスピードを緩めた際
乗り込むことに計画を変更
イーサンの行動を予想したガブリエルは機関士を殺害
さらにスロットルとブレーキを破壊し列車は暴走
パリスと共に、世界でただひとり「それ」とは何かを知っている
(冒頭でキトリッジから作戦を聞いていた)デンリンガーに会います
「それ」とはアメリカが開発した高度なサイバー兵器で
「それ」のソースコードを解除し、破壊または制御できるのは鍵だけ
「それ」は「セヴァストポリ」にあり
デンリンガーはガブリエルと手を組み世界を制服しようとしていたのです
しかしガブリエルはデンリンガーを殺し
「それ」の秘密を聞いていたパリスも殺そうとします
アラナになりすましたグレースは、キトリッジに鍵を渡し
身の安全を保障と1億ドルの支払いを要求します
しかし気が変わり、振り込みをキャンセル
キトリッジから鍵を盗むと
CIAにガブリエル、さらにパリスの手下がグレースを追い
ガブリエルにグレースが殺されそうになったとき
都合よくイーサンのパラシュートが列車に飛び込みます(笑)
しかし鍵を手に入れたのはガブリエル
わざわざ列車の屋根上に登り(笑)戦うイーサンとガブリエル
イルサを殺された恨みからガブリエルを殺そうとするイーサンに
ブリッグスは「殺すな」命令します
(デンリンガーが死んだ今「それ」の居場所を知っているのはガブリエルだけ)
その隙に列車から飛び降りガブリエルは、橋に仕掛けた爆薬を起爆しますが
ポケットに入っていたのが鍵ではなく
イーサンのライターだったことに気付きます
イーサンとグレースは、制御できなくなった機関室と客車を切り離しますが
落下した先頭の2両の重さで後方の車両も次々落下しはじめます
落下する客車から逃げるふたりを救ったのはパリスでした
瀕死のパリスから「セヴァストポリ」という言葉を聞き出すイーサン
(「まだ脈がある!」がイルサじゃなくてこっちかよ)
パラグライダーでひとり、列車から脱出したイーサンはベンジーと合流
「それ」を見つけ破壊するため、「セヴァストポリ」を目指すことに
CIAに捕えられたグレースはキトリッジに
「あなたは話しのわかる人だと聞いていた」と
IMFに加入したい意志を告げるのでした
それにしても、前作までの内容を全く覚えていませんでした(笑)
私に課せられたミッションは、もう一度過去作を見直すこと
なお、この投稿は5秒後に消滅する(それは困る 笑)
【解説】映画.COMより
トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。
IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。
シリーズを通して数々の命懸けのスタントをこなしてきたトム・クルーズは、今作ではノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクで空中にダイブするアクションシーンを披露。共演はサイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ビング・レイムス、バネッサ・カービーらに加え、第1作に登場したユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーもカムバック。「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、人気刑事ドラマ「NYPDブルー」のイーサイ・モラレス、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのポム・クレメンティエフらが新たに参加した。監督・脚本は「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。
2023年製作/164分/G/アメリカ
原題:Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One
配給:東和ピクチャーズ