このシーンに「キャプテン翼」か!思ったのは私だけ?(笑)
原題は「Godzilla x Kong: The New Empire」
全く期待しないで見に行ったせいか、楽しめました
ここまでご都合主義だと逆に潔い
「ゴジラ-1.0」が人間ドラマにスポットを当てているとすれば
こちらはゴジラとコングのほうを人間らしく
特にコングに焦点を当てていて
冒頭から地下空洞で虫歯が痛くてクッスンなコング
「モナーク」に助けを求め地上に出てきます
獣医のトラッパー(ダン・スティーヴンス)がコングの治療にあたり
どうぞツッコんでくださいと言わんばかりに
いつ義歯を作って、どうやって治療しかたなんて説明は一切なし(笑)
ゴジラはといえば、ローマで悪い怪獣相手に戦っていて(ウルトラマンかよ)
戦いが終わればコロッセオの中で猫鍋のように眠るという
まさかの癒やし系(笑)
ちなみにこのモデルは監督の愛猫で
歯痛も監督自身の経験によるものだそうです
日本の怪獣ファンとは違う角度で、怪獣愛がすごい(笑)
人間界では中学生?になったジアは学校に馴染めず友だちもいません
授業中謎の信号を感知し、養母のアイリーン(レベッカ・ホール)は
それが地下空洞から発信されているものと同じではないかと
独自の怪獣論「大怪獣の真実」を発信している
バーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)に相談に行きます
ゴジラもまた同じ信号を感知し
フランスの原子力発電所を攻撃し放射能エネルギーを充満させます
(戦闘機に全身から光線を発射する姿には萌えた 笑)
青から赤に変わる(理由は知らん 笑)
モナークのスタッフはゴジラが何かの脅威に備えていていると予想し
アイリーン、ジア、トラッパー、ヒーヴの操縦士ミケル
そしてバーニーの5人が調査のため地下空洞に向かいます
コングは、地下空洞の陥没により
さらなる地下空洞があることに気付き、降りていくと
子どもの類人猿型怪獣 、スコを見つけます(コング版ミニラかよ 笑)
しかしスコは狂暴で、スコの仲間も狂暴でした
彼らはコングと同種のグレイト・エイプという種族で
リーダーのスカーキングは冷凍怪獣シーモをクリスタルの矢で操り
グレイト・エイプたちを服従させていました
シーモの氷の息によってコングの右腕は凍傷にかかり
動かなくなってしまいます
スカーキングが肩にチェーン巻いて類人猿を支配する姿には
「猿の惑星」化されたのかと、不安になりましたが(笑)
アイリーンらが地下空洞に到着すると
前哨基地は破壊され調査員たちは全滅
トラッパーの忠告を聞かなかったミケルは木に食べられてしまいます
さらに信号を追うと、そこにはイーウィス族の遺跡があり
信号は救助を求めているものと確信したジアは
遺跡の中にスイッチを見つけ、それを雄と水の流れに導かれます
電磁波を帯びた保護バリアを見つけると
その先にはイーウィス族が隠れて住んでいる寺院がありました
イーウィス族の王女は、ジアがモスラを復活させるためにやってきた
伝説の主であることを伝えます
そこにスカーキングの軍隊から逃げてきたコングが現れると
トラッパーは、前哨基地にあるコングのために開発した
ビースト・グローブ(外骨格グローブ)を取りに行きます
しかもそのグローブは空中を飛び
自動的にコングの腕に装着されるという優れもの
見た目が「トランス・フォーマー」っぽいのはご愛敬(笑)
復活したコングは、エジプトにいるゴジラに協力を求めに行きます
しかしゴジラは聞く耳をもたず、コングに戦いを挑み(悪役レスラーですな)
そこに現れたのがジアによって復活したモスラ
このモスラは好かったですよ
実は私、怪獣の中でいちばん好きなのがモスラ
彼女を女神と称え、美しく舞うフェニックスのように描いた
ハリウッド版の製作者を褒めたたえたい(笑)
一瞬シュンとなるゴジラがキュートでございます
イーウィス族を守るため、スカーキング軍を倒すため
地下空洞に向かったゴジラとコング
その戦いでゴジラとコング、スカーキングとシーモは
リオデジャネイロに移動(理由は知らん、その2 笑)
スカーキングはシーモに新たな氷河期を起こすよう命令
シーモの冷凍攻撃により劣勢になるゴジラとコングですが
そこにスコがコングの斧を持って登場
ゴジラとコングがスカーキングが持つ
シーモを制御するクリスタルを破壊すると
スカーキングからの呪縛が解けたシーモはスカーキングを凍結
凍結したスカーキングをコングが粉砕し
ゴジラは地球を氷河期にするための雲を光線で破壊
モスラはイーウィス族を保護するバリアを修復
ジアがイーウィス族とともに地下空洞に残ると
ジアとの別れを覚悟したアイリーンに
ジアは「ずっと一緒」と答え、わが家に帰ることを伝えます
コングはグレイト・エイプの新しいリーダーとなり
(ゴジラが愛猫なら、シーモは愛犬だな)
最終的にはバーニーも、トラッパーも
いらなかったんじゃないかというくらい怪獣に特化していて
次世代の若きヲタク監督の新解釈と続編に
ちょっと期待する自分がいたのでした
【解説】映画.COMより
2014年の「GODZILLA ゴジラ」から始まったハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観をクロスオーバーさせた「モンスターバース」シリーズの通算5作目。
怪獣と人類が共生する世界。未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。
監督は、前作「ゴジラvsコング」でもメガホンをとったアダム・ウィンガード。出演は、こちらも「ゴジラvsコング」から続投となるレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトルのほか、「美女と野獣」のダン・スティーブンス、「シャン・チー テン・リングスの伝説」のファラ・チェンらが顔をそろえる。
2024年製作/117分/G/アメリカ
原題:Godzilla x Kong: The New Empire
配給:東宝