ドラゴン・タトゥーの女


 
 
若い世代向けのアクション映画かと思っていましたが、
これは見ごたえがありました。
まず、オープニングからしてとても良い。
ツェッペリンの「移民の歌」を誰か?笑
がカバーしてました
 
そして、切ないラスト・・
目をそむけたくなるほどハードな描写も多かったですね。
 
スェーデンの財閥である一族の、40年前に行方不明になった少女の真相を探る
ジャーナリストのミカエルと、彼に助手として雇われた天才ハッカー、リスベット。
リスベットがノートパソコンを操りハッキングするシーンは、
アクション映画でもないのにスピード感満点。
でもこれ、猟奇的殺人のサスペンス仕立ての恋愛映画ですね。
(どんだけ長いジャンルよ?)
 
リスベットは天才で愛を知らない孤独な女性。
その天才が認めた男、ミカエル。
 
誰かを好きになる瞬間って、見た目の好み(一目惚れ)や、
趣味や価値観が近いなど人によってさまざまだと思います。
私の場合は、最近気が付いたんですけど「認める」ことができる男性ですね。
 
なので、リスベットがミカエルに惹かれた気持ちがよくわかります。
年も離れ、娘もいるし、恋人だっている。
しかしそんなこと関係ないのです。
はじめて、心を満たしてくれた男性なのだから。
 
ラスト・・
遠くからミカエルを見つめるリスベットの姿が、胸を締め付けます。
 

【あらすじ】goo映画より
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プロムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。