2021-01-01から1年間の記事一覧

川喜多映画記念館「映画祭のすゝめ~ぐるり映画ポスターの旅~」

ブログではあまり紹介していないんですけど 実は私「御朱印ガール」でもあります (ガールという年でもねえがな) 8月28日は「天赦日」 鎌倉駅「鶴岡八幡宮」から「鎌倉大仏」「長谷寺」のある 長谷駅まで(しかも歩いて 笑)向かう途中 閑静な住宅街にミニ…

バッドボーイズ(1995)

原題も「BAD BOYS」 ストーリー的に語るものは何もないんですけど(笑) ミュージックビデオ出身のマイケル・ベイらしいスタイリッシュな映像や 銃撃戦やカーチェイスで見せるスピーディで緊張感あるアクションは セクシーで、ノリノリで、カッコイイ 第一次…

ピーターラビット(2018)

原題も「PETER RABBIT」 私のような毒女が、自分から選ぶような作品ではありませんが(笑) 同じソニー・ピクチャーズ・アニメーション制作の 「スパイダーマン: スパイダーバース 」(2018)が傑作だったので鑑賞 ポターの絵本を読んだことのない人でも キュ…

ジョーカー(2019)

このレビューは この作品のファンのみなさま および高評価をしている方は 私個人の意見のせいで、場合によっては気分を害するかも知れないので 決して読まないでください 原題も「JOKER」 ヴェネツィア映画祭で金獅子賞 ホアキン・フェニックスはアカデミー…

テキサス(1966)

原題は「TEXAS ACROSS THE RIVER」 アクロス・ザ・リバー とは川の向こう側という意味で ここではメキシコの国境と接しているテキサス州のこと ドロンさまの西部劇初出演作でハリウッドデビュー作 しかし評判は悪く、その後もハリウッド映画に数本出演したも…

アパッチの怒り(1954)

原題は「Taza, Son of Cochise」(ターザ、コチーズの息子 ) コチーズ(1805年頃から1874年)とは ジェロニモと共に、最も有名なアパッチ族の指導者のひとりで アリゾナ州コチーズ郡は彼にちなんで命名された地名だそうです 西部劇としては異色で、アパッチ…

昼下りの決斗(1962)

見たか、見ていないか 記憶に残らない西部劇のタイトルシリーズ(笑) が、やっぱり見ていました レビューも書いていました(4年前) 原題は「RIDE THE HIGH COUNTRY」(ハイカントリーに乗る) ハイカントリーとは(寒地や乾燥の影響で草木も生えない境界線…

新・ガンヒルの決斗(1971)

原題は「Shoot Out」(決闘) カーク・ダグラスとアンソニー・クインが対決した ジョン・スタージェスの「ガンヒルの決斗」(1959)とは 全く関係ありませんでした(笑) ヘンリー・ハサウェイ最後の西部劇 プロットは「勇気ある追跡」(1969) +「ペーパー・ム…

さすらいのカウボーイ(1971)

「浮気相手を連れ帰ってきたようなもんよ」 原題は「THE HIRED HAND」(使用人) ピーター・フォンダの初監督作品 芸術的で叙情性あふれる美しい撮影 オーバーラップやスローモーションの使いかたのセンスの良さ このような映像美と雰囲気で見せる映画は 途中…

西部の男(1940)

「で、リリーちゃんは?」 「そんなことよりリリーちゃんは?」 原題は「THE WESTERNER」(西部の住民や西部出身者のこと) これは不思議な魅力のある、なかなかの傑作でした 私的にはゲイリー・クーパーの主演作の中でも上位ランキング コメディ仕立ての中…

100万ドルの血斗(1971)

原題は「BIG JAKE」 (ビッグジェイク) プロデューサーはマイケル・ウェイン(最初の妻との間の長男) 次男役はパトリック・ウェイン(最初の妻の間の次男) 三男役はクリス・ミッチャム(ロバート・ミッチャムの息子) 孫役がイーサン・ウェイン(3番目の…

夕陽の用心棒(1964)

「裏切ったら殺す 裏切らなくても殺す」 タランティーノ選「マカロニ・ウェスタン20」12位 原題は「Una Pistola per Ringo」(リンゴのための拳銃) 「続・荒野の1ドル銀貨」”Il ritorno di Ringo 1965”(リンゴの帰還)は 「荒野の1ドル銀貨」”Un dollaro bu…

真昼の死闘(1970)

真昼、夕陽、決闘、死闘、荒野、ガンマン、用心棒、勇者、〇〇の男・・ 同じような邦題のせいで、記憶できない西部劇シリーズ が、イーストウッドとシャーリー・マクレーンの登場で 見ていたことにすぐに気付く しかもレビューまでちゃんと書いていました(5…

縛り首の木(1959)

原題は「THE HANGING TREE」 (ぶら下がりの木) テーマは「金よりも、愛や善人の命のほうが尊い」だと思うのですが 単純明快な西部劇というよりは、かなりの異色作 どちらかといえば難癖のある作品が好きな方におススメ(笑) まずは主演俳優が見ごたえあり…

七人の無頼漢(しちにんのならずもの)(1956)

原題は「Seven Men From Now」(今から7人の男) 人殺しをした7人の男が追い詰められて、ひとりひとり殺されていく・・ なんとオープニング主題歌でネタバレ(笑) そのわりにはリー・マーヴィン以外のならず者に全くインパクトなし(笑) そんなご都合主義…

地獄への逆襲(1940)

原題は「The Return of Frank James」(フランク・ジェイムズの帰還) ジェーシー・ジェイムズ兄、フランク・ジェームスのその後を描いた 「地獄への道」(1939)の続篇 主演のフランク・ジェイムズにヘンリー・フォンダ フォード兄弟にジョン・キャラダインと…

地獄への道(1939)

原題は「JESSE JAMES」(ジェシー・ジェイムズ) 日本では1951年公開 続編「地獄への逆襲」(1940)とともにヒットしたそうです 1866年~列車や銀行を襲い殺人を繰り返したジェイムズ兄弟 特に弟のジェシーは、敬虔なキリスト教徒で甘いマスク 弱者を救い、強…

無頼の群(ぶらいのむれ)(1958)

マカロニ・ウエスタンやアメリカン・ニューシネマの先駆けのような作品で 復讐の鬼の主人公も、グレゴリー・ペックより いかにもクリント・イーストウッドが演りそうな役柄 原作があるということなので たぶん「罪人を赦す」という宗教的な教えと 怒りや憎し…

ボーダー 二つの世界(2018)

原題は「Grän」(英語の "border"=国境、境目、境界 ) 脚本は「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)の原作者 ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストと イラン系デンマーク人のアリ・アッバシ監督の共同 スウェーデンのファンタジー映画ということで 見る前からグ…

ウディ・アレンの6つの危ない物語(2016)

原題は「CRISIS IN SIX SCENES」 (6つの場面での危機) ウディ・アレン監督、脚本、主演で手掛けた 初めての(約23分×6話完結)TVコメディ 批評家からは「重い」「面白くない」「話が離脱している」と酷評 ウディ自身も「何故こんなことになったのか分から…

ゾディアック(2006)

原題も「ZODIAC」(黄道帯) ゾディアックとは1968年から1974年にかけて サンフランシスコ市内で若いカップルを中心に少なくとも5名を殺害し 新聞社や警察に多量の犯行声明文を送りつけ捜査をかく乱した連続殺人犯のこと 「ダーティハリー」(1971)に登場する…

華麗なるギャツビー(2012)

原題は「THE GREAT GATSBY」 1974年版は見ています プロットは全く同じ 自分を裏切り金持ちの男と結婚した、かっての恋人を取り戻すため 苦労して金持ちになり再会したものの、再び裏切られてしまう ギャツビーはレッドフォードのイメージがあまりに強すぎる…

硫黄島からの手紙(2006)

原題も「LETTERS FROM IWO JIMA」 36日間に及ぶ時間経過を示せていないことと 日本語字幕がないと聞き取れないのが不満ですが それ以外は「さすが」としか言いようがない しかもアメリカ人(日系アメリカ人2世女性の初脚本)が 書いた脚本という驚き 当時の…

父親たちの星条旗 (2006)

原題は「FLAGS OF OUR FATHERS」 戦争でヒーローは誕生しない、勝手に作り出されるだけ イーストウッドらしく、無駄に感動的なシーンや、お涙頂戴もない あくまで「中立・公平」に徹底していて、極めてシンプル どう感じるかは、すべて映画を見た人間に委ね…

トゥモロー・ウォー(2021)

原題も「The Tomorrow War」(明日の戦争) パラマウント映画が新型コロナの影響で劇場公開を断念 amazonプライムに約2億ドルで売却され (2021年7月の為替ルートでは日本円にして約221億4100万円) 2021年7月2日より配信スタート それをプライム会員(…

英雄は嘘がお好き (2018)

原題は「LE RETOUR DU HEROS」(英雄の帰還) メラニー・ロラン初のコメディ映画 フランス映画らしく、お下品加減もほどよく(笑) 90分で上手くまとめ上げています 才気走ったオールドミスと、口だけ達者な腰抜け男 犬猿の仲の男女が、惚れ合ってしまうとい…

ハリーの災難(1955)

原題は「THE TROUBLE WITH HARRY」(ハリーとのトラブル) ヒッチコックのコメディ風サスペンス ヒッチさんが「疑惑の影」(1943)と並ぶお気に入りに挙げているそうですが アメリカでは人の死を笑いのネタにするという(英国風?な) ブラックユーモアが受け…

断崖(1941)

原題は「SUSPICION」(疑惑) ヒッチさんのいつもの美女虐めモノ(笑) 疑心暗鬼にとらわれたヒロインを演じたジョーン・フォンティーンが ヒッチ作品では唯一アカデミー女優賞を受賞 (セルズニックのお気に入りだったんだろうな) ヒッチさん登場は47分…

大脱走(1963)

原題も「THE GREAT ESCAPE」 原作は、自らの戦争実体験を活かした ポール・ブリックヒルのベストセラー いまさら何も語ることのない、傑作中の傑作(笑) 何度見てもやっぱり面白い、3時間近い長さも気にならない 戦闘シーンが一切ない戦争映画としても有名…

カラミティ・ジェーン(1953)

原題も「CALAMITY JANE」 (ヒロインの名前) 男勝りな女ガンマンが主人公の西部劇ミュージカル カラム(ドリス・ディ)は銃の達人で、酒のみで、ホラ吹き だれも彼女を女性として扱いません だけど恋愛には初心でダニー少尉(フィリップ・ケイリー)に 一途…