グレゴリー・ペック

新・ガンヒルの決斗(1971)

原題は「Shoot Out」(決闘) カーク・ダグラスとアンソニー・クインが対決した ジョン・スタージェスの「ガンヒルの決斗」(1959)とは 全く関係ありませんでした(笑) ヘンリー・ハサウェイ最後の西部劇 プロットは「勇気ある追跡」(1969) +「ペーパー・ム…

無頼の群(ぶらいのむれ)(1958)

マカロニ・ウエスタンやアメリカン・ニューシネマの先駆けのような作品で 復讐の鬼の主人公も、グレゴリー・ペックより いかにもクリント・イーストウッドが演りそうな役柄 原作があるということなので たぶん「罪人を赦す」という宗教的な教えと 怒りや憎し…

白い恐怖(1945)

「恋する女性は理性が低下する」 原題は「SPELLBOUND」 (魅せられて) ヒッチさん登場は35分ごろ、タバコを吸いながら エンパイア・ホテルのエレベーターから出てきます ダリのシーンは、「アンダルシアの犬」(1928)と違い ダリの絵画をそのまま映像にした…

頭上の敵機(1948)

原題は「12 O'clock High」(12時高=白昼) 邦題を見ると、「眼下の敵」の向こうを張った作品のようですが(笑) 制作は「眼下の敵」の7年前の終戦4年後 ドイツ本土にある軍需工場を破壊するため 白昼爆撃に向かう空軍隊の物語ですが ドイツ兵はひとりも登…

パラダイン夫人の恋(1947)

原題は「THE PARADINE CASE」(パラディン裁判)ロバート・ヒッチェンズの原作をアルマ・レヴィル(ヒッチコック夫人)が翻案し制作のデイヴィッド・O・セルズニック脚本の台詞劇カメオは38分弱、駅から出てくるペックの後ろでチェロを持つヒッチさん ひ…

ブラジルから来た少年(1978)

フランクリン・J・シャフナー×アンリ・ドカエ×ジェリー・ゴールドスミス これだけで私の好み(笑) 特に中盤からはグッと引き込まれます 製作当時は重要な登場人物となっているメンゲレ博士が 実際に南米に潜伏していて、まだ存命中だったということで 恐ろ…

恐怖の岬(1962)

「神経戦を仕掛けてきた」 面白かったです マーティン・スコセッシ版「ケープ・フィアー」(1991) より私は好きです マジキチスマイルのデ・ニーロも怖かったですが ロバ-ト・ミッチャムの気持ち悪さひとつで(褒めています) ここまで不穏な雰囲気と恐怖感…

レッド・ムーン(1968)

原題の「Stalking Moon」のStalkingは 獣が音もたてずに獲物に忍び寄るさまということなのだそうです 今で言う「ストーカー」で、執拗に相手に近づくのです これはスピルバーグの「激突!」よりはるか昔に描かれた 姿が見えない襲撃者の恐怖という、異色西部…

ナバロンの要塞(1961)

少数特殊部隊の潜入作戦もの・・といったところでしょうか。 キース・マロリー(グレゴリー・ペック)は山登りと語学が得意というだけで イキナリ第二次世界大戦での重要な任務に就かされるはめになります。 小舟でケーロス島へ向かい、絶壁をよじ登るシーン…

マッケンナの黄金(1969)

保安官のマッケンナ(グレゴリー・ペック) 騎兵隊上がりのディブス(テリー・サヴァラス) 無頼漢コロラド(オマー・シャリフ) もう豪華な顔合わせ。 これだけで、見る価値のある作品ですね。 イーライ・ウォラックも出ていました。 そこに、町のおえら方などが…