真昼の死闘(1970)

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真昼、夕陽、決闘、死闘、荒野、ガンマン、用心棒、勇者、〇〇の男・・

同じような邦題のせいで、記憶できない西部劇シリーズ


が、イーストウッドシャーリー・マクレーンの登場で

見ていたことにすぐに気付く

しかもレビューまでちゃんと書いていました(5年前)

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原題は「TWO MULES FOR SISTER SARA」(シスター・サラのための2頭のラバ)

名コンビ、ドン・シーゲルイーストウッドによる

テキーラウェスタ

 

メキシコ出兵フランス軍を撃滅するため

メキシコの革命ゲリラに雇われた流れ者

ホーガン(クリント・イーストウッド)は

目的地のチワワに向かう途中

3人の悪漢に襲われている半裸の女性を助けます

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このままでは火傷をしてしまうと、服を着ることを命じると

そこに現れたのはシスター・サラ(シャーリー・マクレーン)と名乗る尼僧で

自分もチワワ出身だと言い一緒に旅をすることになるのです

 

貴重な水を使い祈りをささげたり

3人の悪漢をひとりで埋めたり(死体の身元がバレたらヤバイ)

この女最初から怪しい

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しかもフランス軍の要塞や動きについてやたら詳しい

か弱そうに見えて、ガラガラ蛇の尻尾を鳴らして敵を追い払ったり

時にはビッチしか使わない毒舌を吐く

なんでも姉が売春婦で、その罪を償うため尼僧になったという

 

だけど男の脳みそは、いったんこうと思い込んだら

なかなか修正が利かない(笑)

シスター・サラの口八丁をそのまま信じてしまいます

だって彼女があまりにも魅力的だから

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このとき、イーストウッド40歳、マクレーンは4つ年下

若くない、美人でもない、スタイルがいいわけでもない

特別演技派というわけでもない

だけど当時の女優たちが演じることを嫌ったという「娼婦」役でも

さらっと可愛くこなしてしまう

与えられた役を自分なりに精一杯演じる潔さ

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だからイーストウッドマクレーンを気に入ってるのがよくわかる

しかもトップクレジットまで譲ってる(笑)

シーゲルも彼女の演技に合わせて演出したかのように見えます

小さなラバの尻を木の枝でしきりに叩く姿が愛おしい

 

それがなんで、アトランティス人だとか

体外離脱とかの人になっちゃったんだろ(笑)

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フランス軍に攻め入る前に、ヤキ族の矢に胸を刺されたホーガン

サラに薬草を採取させ、矢の軸に溝を作り火薬を入れ点火

矢を抜くのに見事成功したものの

ボーガンは痛み止めのためのウイスキーを飲みすぎて泥酔

サラはホーガンの代わりに橋を登りダイナマイトを仕掛け

ライフルの標準をあわせるため肩を貸す

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ゲリラ軍にダイナマイトの調達を頼んだときも大活躍

ゲリラ軍に資金がなくダイナマイトが買えないと知ると

自身のロザリオを寄付したことで

町中の人が隠していた金銀を寄付してくれたのです

あとはどうやってフランス軍の要塞に侵入するか

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サラは友人の家の地下と要塞への侵入口が繋がってると言います

友人の家はなんと売春宿でした

サラは売春婦で、しかもスパイ容疑で指名手配されていたのです


侵入口に鍵がかかって入れなかったため

ホーガンは指名手配のサラを連れ

懸賞金目当てで将校に差し出すと要塞に入り

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その間パリ祭のお祝いだと、女こどもが

ピニャータ(誕生日や記念日に叩き割る、お菓子を詰めたくす玉)を届ける

しかに中に入っているのはお菓子ではなくダイナマイト


鐘の音とともに始まる銃撃戦と

ふんだんに使われたダイナマイトの爆破音の心地よさ

一方で、多くの人々が敵味方なく死んでいく

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ついにゲリラ軍が勝利し、ホーガンはフランス軍から金庫を奪還

旅も戦いも終わり入浴しているサラの浴槽に飛び込みます


ラスト、再び旅立つふたり

そのときサラは、贅沢な買い物を馬に積み

派手な衣装に身を包んでいました

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とにかくシャーリー・マクレーンの魅力だけで最後まで見れる

見終わったあとの気分もスッキリいい

最初は(マクレーンの肌の色が白すぎるため)

エリザベス・テイラーにオファーがいったというけど

この作品は本当にマクレーンで正解だったと思います


だけどタイトルは、絶対また忘れてしまう予感(笑)

ちゃんとした原題があるんだから、どうにかしようよ



【解説】KINENOTEより

メキシコが舞台のアクション西部劇。製作はマーティン・ラッキンとキャロル・ケイス、監督は「マンハッタン無宿」のドン・シーゲル、脚本はアルバート・マルツ、撮影はガブリエル・フィゲロア、音楽は「さよならを言わないで」のエンニオ・モリコーネがそれぞれ担当。出演は「ペンチャー・ワゴン」のクリント・イーストウッド、「スイート・チャリティ」のシャーリー・マクレーン。その他ジョン・ケリーなど。