荒鷲の要塞(1968)



レトロな映画の雰囲気がいいですし
イーストウッドのガンマンな特殊部隊も見れますね(笑)

脚本は冒険小説作家のアリステア・マクリーン
女王陛下のユリシーズ号」は私も読んだことがあります

徐々に盛り上がってくる音楽
ドイツ輸送機の飛行シーン
なにが起こるのかとわくわくするオープニング

ドイツ軍に捕らえられた将校を
ドイツの要塞(ホーヘンヴェルフェン城)から
救出せよという任務を与えられた
イギリス軍の特殊部隊と、ひとりのアメリカ人中尉

しかし、誰が味方で敵なのか
嘘をついているのは誰なのか
何が真実なのかが謎になってくる

スミス少佐の本当の任務は、連合軍に潜む
二重スパイの存在を探ることだったのです

戦争映画や救出劇というよりは
サスペンス要素が強いスパイアクションですね

主人公のリチャード・バートンが任務中に
女性スパイとイチャするのは007か!と
つっこんでしまいますが(笑)

そして、レビュアーの皆さんが指摘している通り
あまりにもドイツ軍が弱すぎ(笑)
簡単に罠にはまり、打った弾も当たることはありません

その分、難解さはないので素直に見れまました
手の込んだ脚本で、よく整理されています
オープニングから繋がるラストもいいですし
イーストウッドの最後のセリフもニクい(笑)

私は楽しめました
ドイツ軍の軍服も十分に鑑賞できたので、よかったです(笑)



【解説】allcinemaより
 一時代を画した冒険小説家アリステア・マクリーンのベストセラーを映画化。原作者自ら脚本も担当している。雪深い山に閉ざされたドイツ軍の要塞に、捕虜となった連合軍将校の救出に向う英軍の特殊部隊。しかし状況は二転三転、意外な事実が次々に明らかにされていく。戦争ものにスパイ・アクションをからめた佳作で、オープニングの雄大な空撮がきまっている。