2014-01-01から1年間の記事一覧

ブロウ(2001)

「ブロウ」とはコカインの俗語との事。 実在する麻薬売人ジョージ・ユングの半生を綴った物語。 ジョージ・ユング本人がジョニー・デップの演技を (自分に)「そっくり」だと称えたそうです。 やり手な麻薬ディーラーだけど、根は真面目で家族に優しい。 仲…

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011)

「一人は皆のために、皆は一人のために」 酷評も多いようですが、私は結構楽しめました。イケメン揃いでしたし。笑 本来のアレクサンドル・デュマの「三銃士」とはかなりかけ離れてしまってはいるのですが小学生でも楽しめるストレートで単純な内容なので分…

ケモノの城【誉田哲也】(2014)

「尼崎事件」や「北九州連続監禁殺人事件」という実在の事件がベースのフィクション。こんな怖いことが本当にあったのかと背筋が凍りますハードな描写が多かったですね。心臓の弱い方にはお勧めできません。 東京町田。自動車整備士の辰吾とファミレスで働…

ギルバート・グレイプ(1993)

「タンクが爆発!ボンボン!」 いい映画ですよね。 音楽も、ひとつひとつの台詞もいいです。 この作品のジョニー・デップがいちばん好き。 何もない寂れた田舎町。 夫が自殺したショックから過食症になってしまった母親。 知的障害を持つ弟のアーニー。 食料…

マージン・コール(2011)

「歴史上、世界恐慌は何度も繰り返されてきた。 だが、勝者と敗者の比率はいつも変わらない」 「マージン・コール」とは、投資家が保有する資産がレート変動などによって評価損失が生じた際、資産を保持するか解約するか決めてほしいという取引業者からの連…

愛のメモリー(1976)

これもまた至極残念な邦題です。 このタイトルにこの画像ですよ? 妄想家の私には危険すぎます。 なにが飛び出すかわからない。笑 デ・パルマ版「めまい」、ヒッチコック監督のオマージュ的作品ですね。 ただしこちらの作品は主人公がめまいをおこすのではな…

刑事コロンボ/魔術師の幻想(1975)

「完全犯罪?そんなものは幻想なんだよ」 シリーズ36作目小型無線機を使ったボーイとの数合わせゲームタイプライターの使い捨てのインクリボン 【解説】allcinemaより魔術師として勇名を馳せるサンティーニ(J・キャシディ)には、人に知られたくない秘密…

星空の用心棒(1967)

用心棒はひとりも出てこないし星空があるわけでもないのに(青空は多かったがな)なぜかタイトルは「星空の用心棒」・・・笑 唯一登場した星らしいものといえば手裏剣のような役割を果たす保安官バッチというところでしょうか。 無実の罪で投獄されたテッド…

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009)

なかなか面白かったです。 1991年に経営破綻した国際商業信用銀行「BCCI」(本作では「IBBC」)が作品のモデルになっています。実際にもサダム・フセイン、ビン・ラディン、CIAテロリスト組織と関わり合いがあったとされています。 国際刑事機構(インタ…

突然炎のごとく(1961)

「君を愛してる」と男は言った 「待って」と女は言った 「私を抱いて」と女は言いかけた 「もう用はない」と男は言った この4行のセリフにもう惹かれました。 レビューの難しい作品です。 好き嫌いも、評価も、鑑賞した方でずいぶん別れるようですね。 私は…

スリナム・アムステルダム 心あずけて(2006)

スリナムからアムステルダムに留学してきた黒人青年スパイクと父の経営する画材屋で働くオランダ娘ロザリーの愛の物語。 全編がラップ調(ときどきゴスペル)のセリフで物語は進行していきます。アメリカ映画のように音楽が長ったらしくないのでミュージカ…

フィッシャー・キング(1991)

「ゴミからも素敵なものが出来る」 【ロビン・ウィリアムズさんを偲ぶ】 ロビン・ウィリアムズさん、コメディから感動作たくさんの素晴らしい映画に出演していますね。私も大好きな俳優さんのひとりです。 彼の主演作の中で一番好きな映画・・選ぶのはとて…

獲物の分け前(1966)

ロジェ・ヴァディムって監督としても脚本家としてもどうかな?と、ムービーファンなら誰しも思っていることではないでしょうか。しかし女優を美しく撮る才能には長けていますよね。女性の趣味も、才能ある女性を発掘する腕も、超一流。だけれど女性蔑視なサ…

トランスフォーマー/ロストエイジ (2014)

我が家のクローゼットの箱の中にも何個もあります。笑車からトランスフォーマーに変形するおもちゃ。その構造には感心するばかり、とてもよく出来ていますよね。 そのせいかハリウッド版の実写のキャラ(ロボット?エイリアン?)にも馴染みがあるというか…

かえるくんとマックス(2009)

オープニングのクレジットから素晴らしい。 オスのかえるがメスのかえるに昆虫を捕まえてプレゼント。ふたりの間にハートがうまれそのたくさんのハートが卵になります。卵はやがておたまじゃくしになり、かえるに成長してゆく・・ 男女の愛や思いやりが、新…

北海道民のオキテ(2014)

「なんも、なんも~」 北海道あるある本。 住んでいる地方で言葉や食文化の違いは確かにあるでしょうが現在はネットに流通の進化で、なんでも知れて手に入る時代。そんな地方の「オキテ」なんて、大げさなしかも北海道は広いのです。 などと思いながら読ん…

わんぱくバディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!(2008)

そうです。こういうのが夏休みに見るべき作品です。笑 発明好きな12歳のオーウェンは手荒く犬を連れまわす怪しげな3人組に遭遇。大の犬好きのオーウェンは犬のリードを緩めてあげます。すると犬は脱走。なんとその犬には盗まれた500万ドルのダイヤが…

名前のない少年、脚のない少女 (2009)

難解でした。 前半はほとんど意味がわからず 中盤になってやっと展開が見えてきたという感じで。 ネットに自作の詩を投稿するのが趣味の(名前のない)少年。 ある日投稿サイトで美少女の動画を見つけ 彼女の映像のとりこになってしまいます。 少女はすでに…

シティ・オブ・ゴッド(2002)

凄い映画でした・・・ 実話がベースなのですね。 ブラジルの「神の街」と呼ばれるスラム街。 年端も行かぬ少年たちが銃を持ち、クスリをやり なんの躊躇もなく犯罪に手を染めていきます。 最初街一番のワルは、盗みを働くだけのチンピラな少年3人組でした。…

処刑人(1999)

「よく聞け 。貧乏も飢えも許す 、怠慢も堕落も許す だが不正は許さん 、悪事は見逃さない 」 突然教会で神の啓示を受け、悪人を退治する処刑人となった敬虔なカトリック教徒である双子の兄弟。聖書の一説を読み上げ、次々にマフィア達に制裁を下していくふ…

ゴジラ【3D】(2014)

正直私の趣味ではないのですが・・「ゴジラ」。 しかし夏休みですし、たまには家族サービスもせねばと。笑 なんの前知識も持たずに鑑賞。 あれ?英語?外人?? まず洋画だったことにビックリ。 (ばかだ・・笑) どうりで字幕版と吹き替え版があったわけね…

イヴォンヌの香り(1994)

「あなただけじゃない・・わたしも変な女」 この作品、ルコント監督のなかではずいぶんと酷評されているようですが私はこの画像のシーンだけで名作入りなのではないかと思ってしまいます。 「ご褒美」と穿いていたショーツ脱ぎヴィクトールのポケットに入れ…

リセット(2010)

「ゾンビ」の現れない「ゾンビ」ものとでもいいましょうか。展開はゾンビ映画そのもの。 ある日突然停電が襲い、衣服だけを残し人間が消えます。日は昇らなくなり、世界は闇に覆われてしまうのです。そんな中、一軒のバーに生存者であるルーク、ローズマリ…

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007)

面白かったですね。大笑いするというようなコメディではないけれど思わずクスッとしてしまう。結構私の笑いのツボに入ってしまいました。 特にこのエア・オペラのシーンが最高!もうっ!凄すぎる!天才っ!! くじ引きで当選した「南フランスの旅」と「ビデ…

男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977)

シリーズ20作目マドンナは藤村志保さん。夢はみんなが成功して大金持ち。 とらやに下宿しているワット君(中村雅俊)と中華料理店で働く幸子(大竹しのぶ)の仲を取り持とうとする寅さん。幸子ちゃんに自分の気持ちを伝えられないワット君に恋の指南をする寅…

うちにもベ○ッセからお詫び状がキター

レッド・ツェッペリンをBGMにして青森までやってきました。こんなに長く運転したのははじめて。 途中盛岡でランチに盛岡冷麺を食べる。 本当は「わんこそば」を何杯食べれるかに挑戦したかったのだけれどPAになかったの。 パイナップルとさくらんぼが…

人間の証明(1977)

松田優作さんが出演してアメリカで撮影もいるせいでしょうか。リドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」を思い出しました。 70年代はまだ敗戦の傷跡が色濃く人々の心の中に残っていたのですね。敗戦直後、女性はアメリカ兵に集団でレイプされ男性は…

蝉しぐれ(2005)

「泣きたければ、泣いてもよいぞ」 初めて読んだ時代小説が、この「蝉しぐれ」。その本や映画の内容を思い出すとき読んだ時や見た時の、その当時の思い出も一緒に蘇ります。 若い頃、2ヶ月ほど入院したことがありました。本ばかり読んでいた私に、同じ病棟…

愛されるために、ここにいる(2005)

大人の恋、大人の映画。 人生の潤いを失った年代になってから若い頃のような、もしかしたら若かり日以上にこみ上げてくる熱い思い。分別ある年齢にもかかわらず。人を好きになるって、苦しいことなのだなと思います。 ダンス教室に通う結婚間近でちょっとマ…

刑事コロンボ/闘牛士の栄光(1975)

シリーズ35作目 濡れていないムレタ(闘牛用の布)と足がすくんで動けない姿を見られたという理由 身分証明書でコロンボのファーストネームが「Frank」と判明。(これが最初で最後らしい) 【解説】allcinemaより引退した高名な闘牛士モントーヤ(R・モ…