2014-01-01から1年間の記事一覧

イレイザー(1996)

「ベトナムでは負けたが、湾岸では勝った 戦争が生み出すのは死者と金持ちだけだ」 イレイザーとは消しゴムという意味だそうです。そんなあだ名をもつ「証人保護プログラム」執行官のジョン。 シュワルツェネッガーのためのシュワルツェネッガーにぴったり…

七年目の浮気(1955)

これは映画史に残る名シーンのひとつですね。地下鉄からの風でスカートがめくれ上がるシーン。 それにビリーワイルダー監督の女性の描き方はやっぱりキュート。この作品でも、マリリンの強調した胸やヒップラインや脚セクシーなんだけど健康的で彼女の魅力…

バス停留所(1956)

「女を探すなら“天使"を探す」 21歳まで牧場で馬と牛としか暮らしたことのないカーボーイ。よく考えると強引な設定だなと思いますが。笑 そんな世間知らずの田舎の青年、ボーが都会にやってきて酒場で歌手をしている美女チェリーに遭遇。なんたってMMだ…

ニュースの天才(2003)

ちょっと前に世間を騒がせたSTAP細胞問題や大手新聞社の誤報などを思い出しました地味ですがいろいろ考えさせられる作品でした 25歳という若さで一流雑誌の記者として成功したグラス同僚に対する気配り、ウイットに富んだ会話、スクープ記事オフィスの仲間…

ニンフォマニアック Vol.1 (2013)

「何も感じないわ!何も感じないのよ!」 「奇蹟の海」よりは受け入れられましたけれども。笑映像と裏腹に台詞は抽象的で文芸風。過激なセックスシーンがあるもののポルノやAVというよりは哲学的な作品でしょう。 女性が「感じるため」の度がだんだんと過…

ジャッカルの日(1973)

これは大のお気に入りの作品で 私にしては珍しく何度も鑑賞している作品。 懲りずにまた見てしまいました。 ドゴール大統領はそっくりさん 戦車はホンモノ 驚くことにオールロケ ジンネマン監督、やることが凄すぎます。 そのうえに、ドキュメント風なカメラ…

わすれた恋のはじめかた(2009)

これもカンチガイな邦題で残念。 ラブコメを期待したらハズレになってしまうでしょう。恋愛ものというよりは「再生」のドラマでした。 ただ、オウムが帰ってきたラストシーンは素敵。マーティン・シーンに免じて許そう。笑 3年前に交通事故で妻を亡くしたバ…

ミラージュ(2007)

未公開でチリ映画、自分でチョイスして見るような作品ではありませんがたまたまGyaoで鑑賞したらこれは掘り出し物でした。アプローチは「タクシードライバー」のような感じなのですがこちらの冴えなくて純情な主人公のほうが好感がもてます。 用心棒の仕事…

シンディにおまかせ(2009)

ミラ・クニスはセクシーで好きなタイプの女優さん。特に「ブラック・スワン」のリリー役が魅惑的で良かったですね。さすが美女の国、ウクライナ出身です。 しかし、この邦題にこの画像はまったくテキトーなデタラメです。ミラ・クニスがこんな洋服着てこん…

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980)

シリーズ25作目マドンナは浅丘ルリ子さん夢は鼠小僧の寅さん。騒動はとらやの慰安旅行。 沖縄の基地のクラブで唄っていた時に急病で倒れ入院したリリー。とやらのみんなに説得され飛行機嫌いを克服して寅さんはリリーのお見舞いに行きます。 再会した寅さ…

ゴジラVSデストロイア(1995)

当時「ゴジラ死す」の報道に 熱烈なゴジラファンは涙したとか・・・ 女性には全く理解できない心理です。笑 ラストでゴジラがメルトダウンして死していく姿は 名シーンということです。 しかし内容はツッコミどころの多い作品でしたね。 「プレデター」と「…

誰も守ってくれない(2008)

ドキュメンタリー風なオープニングはいいですね。 被害者家族は保護しないのに加害者家族を保護するというモチーフに納得したわけではありませんがなかなか参考にはなりました。 4人家族のごく普通の家庭の18歳の長男が突然小学生姉妹の殺人容疑で逮捕さ…

上を向いて歩こう(1962)

「手をつなぎ、歌おう、若い僕らの歌」 坂本九の世界的名曲「上を向いて歩こう」をモチーフにした舛田利雄監督による青春映画。 日本の高度経済成長突入期の勢いこれからの時代は若い自分たちが築きあげるそんな青春賛歌という作品なのでしょう。 映画とし…

三大怪獣 地球最大の決戦(1964)

キングギドラが誕生することで ゴジラ映画の中でも人気のある作品だそうです。 ある日黒部峡谷に巨大隕石が落下ます。同じ頃セルジナ王国のサルノ王女の来日が決まりますが 王女を乗せた飛行機は反政府一味により爆破されてしまい 王女の生存は絶望的と報道…

猿の惑星(1968)

「人間は死の使いだ」 面白かったですね、シンプルだけど丁寧に作られています。 地球を飛び立ち1年後に不時着した惑星。そこでは高等動物の猿が下等動物の人間を支配していました。どうしていきなりエイリアンと英語が通じて話せるのよ?って冒頭ではお子…

ガントレット(1977)

凄かったですね。家はぺしゃんこ、パトカーもバスもハチの巣こんな派手な銃撃見たことないです。笑 ひたすら銃を撃って撃って撃ちまくる荒唐無稽なB級アクションムービー。 警察長官が田舎町の娼婦と浮気するのかなあ?とかツッコミどころも、多々ありまし…

アナライズ・ユー(2002)

歌も歌えるのね、ロバート・デ・ニーロ。 妙に感心して聞き惚れてしまいました。 本編あとのNG集も撮影現場の楽しい雰囲気が伝わってきて 見逃せません。 生きてる伝説の俳優であるデ・ニーロでも あんなに繰り返しNG出すんですねえ・・・笑 しょうもない…

アナライズ・ミー(1999)

車の接触事故によりマフィアのボスであるポールと知り合った 精神分析医のベンはポールに見込まれ彼を診察することになります。 そしてマフィア同士の血で血を洗う抗争に巻き込まれてしまうのです。 私も先日、自転車で走行中に飛び出してきた車に撥ねられて…

ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど(1979)

メロドラマが似合いませんねえ、ハリソン・フォード。笑ここまで恋愛映画が不向きな俳優さんて珍しいと思います。 第二次世界大戦下。夫と娘のいるイギリス人女性であるマーガレットを愛してしまったアメリカ軍のB25爆撃機パイロットのハロラン。彼は偶然に…

ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007)

誰もがダイモンという守護精霊を連れ歩くという世界観は面白いですね。心が身体の中ではなく、違う動物に姿を変えて外にいるのです。そしてダイモンの身体や心が傷つくと、自分の身体や心も痛む。かけがえのないパートナーなのです。 懐かしの「ネバーエン…

ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010)

「僕は時々嘘を言います。 本当のことを言っても両親が信じないから 嘘を言う方がいいんです」 「大人は判ってくれない」 「海が嫌いなら 山が嫌いなら 街が嫌いなら 勝手にしやがれ」 「勝手にしやがれ」 「恋をすると頭に火がついて、それが身体中かけめぐ…

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979)

シリーズ24作目マドンナは香川京子さん。 夢はサンフランシスコのバー&宿の銃撃戦。騒動はぶどう。 脚本にレナード・シュレイダーというアメリカ人の脚本家が参加しており(蜘蛛女のキスなど有名作も書いています)当時の日米のお互いの国民に対する偏見…

新しい靴を買わなくちゃ(2012)

「恋愛の神様」こと北川悦吏子さんの監督、脚本。彼女は本当に「恋する女子のキモチ」の代弁者のようです。 まずタイトルからしていい、共感できます。何か新しいことをはじめるとき、したいとき、自分を変えたいとき新しい靴を買わなきゃ、バックを買わな…

ゼロの焦点(2009)

なにがこの作品をつまらなくしているのでしょう?豪華な盛り付けだけれど味気がない、そんな料理のよう。 戦後の酷い時代。アメリカ兵に身を売る「パンパン」として生き抜いた二人の女性、佐和子と久子。その過去を知る元警察官の鵜原。 久子と再会した鵜原…

モスラ対ゴジラ(1964)

これはいかにも男の子が好きそうな怪獣映画ですね。 64年制作だと思えば特撮映画として なかなかの秀作なのではないでしょうか。 子を守るために戦うモスラ 親の仇をうつ幼虫 お金に強欲な人間の醜い争い そんなストレートな誰でも感情移入できる設定もい…

果てしなき渇き【深町 秋生 】(2007)

狂気と暴力。善人はひとりも出てきません。そして誰も救われない。滅亡という闇に堕ちていくだけ。 警備会社に勤める元警察官の藤島。離婚した妻から娘の加奈子が行方不明になったと連絡がきます。加奈子の部屋の箪笥には高校生が着るには高級そうなブラン…

ゴジラ(1984)

ここ数年、30年代40年代などの昔の邦画も鑑賞するようになったので 1984年制作といえばそれほど古くないようなイメージだったのですが・・ 最新作を見た後のせいか、ずいぶんレトロ感ありましたね。笑 ゴジラが現れたら日本政府はどう動くのか? (…

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978)

シリーズ21作目。マドンナは木の実ナナさん。夢は、寅さんは異星人。猿の惑星&未知との遭遇。 さくらちゃんの同級生で、松竹歌劇団(SKD)のスターでもある紅奈々子にやっぱりひと目で惚れちゃう寅さん。奈々子は結婚か、舞台を続けるべきか悩んでいます…

刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪(1976)

シリーズ38作目 5分進んでいるはずの腕時計空弾の指紋 カーク船長のイメージが強いよね、やっぱり。 【解説】allcinemaよりTV俳優のファウラー(W・シャトナー)は刑事役で当たりをとり、高額のギャラを受け取っていた。しかしその大半は、彼の前科を…

エデンの東(1954)

ジェームス・ディーン、マーロン・ブランド、ポール・ニューマンの3人は アクターズスタジオ出身でしかも同期なのだそうです。 友だちだったかどうかは知りませんが、仲は良くなかったでしょうね たぶん。笑 切ない作品ですよね、エデンの東。 ただ父親に認…