イレイザー(1996)


 
 
 
ベトナムでは負けたが、湾岸では勝った
 戦争が生み出すのは死者と金持ちだけだ」
 
 
イレイザーとは消しゴムという意味だそうです。
そんなあだ名をもつ「証人保護プログラム」執行官のジョン。
 
無敵のヒーローもの。
 
たとえ先の展開が見えても、息つく暇もなく繰り広げられる
アクション&爆発&銃撃は見ごたえバッチリ。笑
 
そしてこの作品のみどころは
ジェームス・カーン
大御所ジェームズ3人がそろい踏みしているところ。
 
特にカーンの悪役ぶりは素晴らしい!
さすがの貫禄でございます。
 
武器のデザインもいいし、撮影もお見事です。
EM銃(レールガン)も凄かったですが
手りゅう弾かガス弾かな?と思ったら
無数の釘みたいなのが発射されるアレは迫力ありました。
的を狙わなくても恐ろしいほどの殺傷力。
 
シュワちゃんのEM銃の2丁拳銃姿は
まるで「ターミネーター」のときのようで
ムービーファンにはうれしいサービスでした。
 
パラシュートでの落下や
動物園でのワニくんとの戦いなど
ムチャぶりな展開も確かに多かったですけれど。笑
でもワニくんに向かって「鞄にしてやる」とか
気が利いたセリフが多くて、所々でくすっとさせられます。
 
10代の男の子には特に楽しんで見てもらえる
そんな痛快アクション映画ではないでしょうか。
 

 
【解説】allcinemaより
利害関係にある第三者から重要証人を守る証人保護プログラム。そのために証人の死を演出することで過去を消去する凄腕のプロフェッショナルがいる。男の名はジョン・クルーガー。彼の最新任務は、最新鋭のハイテク銃<レール・ガン>の国外持ち出しを企む軍需産業の告発に踏み切った女性職員の庇護だった……。つるべ打ちのアクション、これでもかの爆発、襲い来る危機また危機、これだけでエンタテインメントの面目が保てると思っているのならおめでたい限り。夏休みに呆けて観るにはもってこいの内容空疎の大作、それ以上の魅力はこの作品には無い。