七年目の浮気(1955)


 
 

これは映画史に残る名シーンのひとつですね。
地下鉄からの風でスカートがめくれ上がるシーン。
 
それにビリーワイルダー監督の女性の描き方はやっぱりキュート。
この作品でも、マリリンの強調した胸やヒップラインや脚
セクシーなんだけど健康的で彼女の魅力を引き出しています。
 
100%男性目線のこの作品。
夏の間、既婚者の妻と子どもたちは避暑地に出かけるニューヨーク。
ひとり残された夫はアレコレと妄想をします。
本当は俺だってモテるんだ。
会社の秘書だって、間借りしてきた美女だって
実は自分に気があるんだ。
 
最近人気のお笑い芸人の「どぶろっく」さんの歌で
♪もしかしてだけど~
♪もしかしてだけど~
♪それっておいらを誘ってるんじゃないの?
というのがありますけれど
この歌詞そのまんまのような物語です。笑
 
マリリンはとにかく可愛い。
インテリぶって語る主人公のリチャードに
「クラシックね!歌が無いもの」なんて、めちゃくちゃ愛らしい!
純真と鈍感、色気はマリリンで学びましょう。
 
もし私も男性とデートする機会があったら
この作品のマリリンの真似っこをして
シャンパンにポテトチップスを浸して食べます!
(機会があるかどうかはわからんが。笑)
 
結局浮気は出来ずじまいで
家族の大切さを再発見するリチャード。
おおらかな時代の平和なラブコメでしたね。
 


 
【解説】allcinemaより
雑誌社に勤めるリチャードの妻子が、バカンスで家を空けることになった。折り良く、同じアパートの階上に素敵な美人がやってくる。仕事柄、空想癖のある彼は、早速、彼女との浮気を考え始めるが……。恐妻家の中年男が、結婚七年目の浮気心を抱いたことから巻きおこる騒動を描いたコメディ。