三大怪獣 地球最大の決戦(1964)

 
 
キングギドラが誕生することで
ゴジラ映画の中でも人気のある作品だそうです。
 
ある日黒部峡谷に巨大隕石が落下ます。
同じ頃セルジナ王国のサルノ王女の来日が決まりますが
王女を乗せた飛行機は反政府一味により爆破されてしまい
王女の生存は絶望的と報道されます。
程なくして、金星人の末裔を名乗る女性予言者が現れ
地球の危機を訴えるようになります。
そして予言通りに、阿蘇山からラドン、海からゴジラ
巨大隕石から金星を滅ぼした怪獣キングギドラが現れるのです。
 
キングギドラインパクトあるデザインですね。
金色の身体に大きな翼、3つの首と顔、2本の脚での直立歩行。
隕石から誕生するシーンも怪獣ファンからは評価がたかいですし
モスラを背中に乗せたラドンゴジラとともにキングギドラと闘うシーンは
かなりの名場面ということです。
 
でもキングギドラゴジラ股間を光線で焼いちゃうのは
なんとなく反則よねえ・・
ゴジラ「シェー」ってなってるし・・・苦笑
 
小美人がTVの企画で来日したのにも驚きで。笑
しかもゴジラが「俺たちの知ったことか、勝手にしやがれ!」と言ってます。とか
ラドンも「そうだ、そうだ!」と言ってます。とか怪獣語まで通訳するし。
ゴジララドンも実は会話しながら戦っていたんですね。笑
 
王女と刑事の淡い恋もありました。
もう「ローマの休日」の影響うけまくりがバレバレ。
まんますぎます。笑
 
ついにキングギドラに勝利し
故郷に帰るモスラの背中を見送るゴジララドン
共に戦ったことで固い友情が生まれたようです。
 
うんうん、ゴジラ、友達が出来てよかったね。
これからは良い怪獣になって、人間達に尽くすんだよ・・・
と、ゴジラに対してなんだか
母性いっぱいの気分で見終ったラストでありました。
 

 
【解説】allcinemaより
金星人を名乗る謎の女性が、地球の危機を予言した。彼女は、かつて金星の高度な文明を滅ぼした宇宙怪獣、キングギドラの地球攻撃を訴えたのだ。それに呼応するかのように、ラドンゴジラが復活する。そして、黒部ダムに落下した隕石の中から、ついにキングギドラが誕生した。小美人は、モスララドンゴジラの連合による対キングギドラ戦を提案するが……。
 シリーズ最大の娯楽篇。爾後のゴジラシリーズの性格を決定付けた作品である。功罪はあるだろうが、地球側の怪獣たちがその特殊能力を併せてギドラに対抗するクライマックスは文句なしに面白い。凄まじい破壊力を誇るキングギドラは、特異なデザインも相まって、人気の高いキャラクターの一つである。71年12月に「東宝チャンピオンまつり」でリバイバルされた際には『ゴジラモスラキングギドラ 地球最大の決戦』と改題改訂され、『帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖』、アニメ『いなかっぺ大将』『みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて』、人形アニメ『マッチ売りの少女』と同時上映された。
【登場怪獣】ゴジララドンモスラキングギドラ