アナライズ・ユー(2002)

 
 
 
歌も歌えるのね、ロバート・デ・ニーロ
妙に感心して聞き惚れてしまいました。
 
本編あとのNG集も撮影現場の楽しい雰囲気が伝わってきて
見逃せません。
生きてる伝説の俳優であるデ・ニーロでも
あんなに繰り返しNG出すんですねえ・・・笑
しょうもない下ネタでNG出すシーンなんて
見ている方まで本当にハズカシイ。
 
まあ、面白かったのはこの「ウエストサイド物語」を歌って踊る
ミュージカル風なシーンと
NG集だけだったのですけど。笑
 
服役中のポールは命を狙われたため精神障害のフリをし仮釈放となります。
ベンの家に仮住まいし、社会復帰するために自動車販売をしたり
宝石店で接客をしますがうまくいきません。
しかし寿司屋でギャング映画の監督と会い
マフィアドラマのアドバイザーを依頼されることに。
そしてポールはその撮影現場を利用し
リガッチ一派と組んで金塊強盗をするのです。
 
デ・ニーロが販売員なんて本当に似合いませんよね。
笑顔に凄味がありすぎて客が寄ってこないでしょう。笑
 
でもなんとなく気軽に最後まで見れました。
ラストに歌う曲、「ウエストサイド物語」の
「サムウエア(きっとどこかに)」は
ベンとポールの別れにピッタリな、いい歌詞でした。
 
911テロの後のニューヨークに元気になってほしいと
ニューヨークでの撮影を強く希望したというデ・ニーロ。
「ウエストサイド物語」という作品を通じて
世界にもっとニューヨークに目を向けてほしいという
願いもあったのかも知れませんね。
 
コメディとしては前作同様それほど笑えない映画でしたが。笑
デ・ニーロは立派だなあと思いました。
 
 
きっとどこかにあるよ
  ぼくらのための場所が
  平和で静かで安らかな
  ところがどこかに

  きっといつかくるわ
  わたしたちのための時間が
  二人で手をつないで
  やり直せる時がいつか

  どこかで
  二人でやりなおそう
  新しい生活を始めよう
  どこかで

 
【解説】allcinemaより
 ロバート・デ・ニーロビリー・クリスタルの豪華共演でヒットした、ストレス症のマフィアのボスと小心者の精神分析医が繰り広げるドタバタ・コメディ「アナライズ・ミー」の続編。今回もひょんなことからマフィアのボスの面倒をみる羽目になった精神科医が、ボスの奇行やその周りで起きる出来事に巻き込まれていく。監督・脚本は前作に引き続きハロルド・ライミス。
 刑務所に服役しているマフィアのボス、ポールは刑期終了を間近に控えていた。獄中でもボスの威厳を保っているかに見えたポールだが、最近では挙動不審なところが目立ってきている。彼は刑務所内でも命を狙われる身。そんな緊張が積み重なったためか、ミュージカルのウエスト・サイド・ストーリーの主人公になりきって突然歌いだすなど、奇異な行動が顕著になってきた。そこでかつてポールの担当医だった精神科医ベンが呼び寄せられる。診察の結果をみて、FBIは嫌がるベンを強引に説き伏せ、彼に保護観察を任せることでポールを釈放させるのだったが…。