なぜか、すっかり忘れていたのですけれど(笑)
これは大好きな映画のひとつ
デ・ニーロの主演作の中でも上位ランキング
過激な下ネタや、障碍者ネタになれた今となっては
物足りなく感じる方も多いかも知れませんが
私はこれくらいの癒し系コメディがやっぱり好き
賞金稼ぎのウォルシュ(デ・ニーロ)とマーヴィン(ジョン・アシュトン)が
マフィアの大金を横領した会計士、デューク(チャールズ・グローディン)を
どちらが先に捕まえてLAまで連れていくかというもの
マフィアの殺し屋の面々
だれもがちょっと、おマヌケで不器用な善人
それぞれのキャラが際立っていますね
なかでも特に魅力的なのが
連行される会計士を演じる、チャールズ・グローディン
若くもハンサムでもないけれど、本当にキュートでチャーミング
彼のおとぼけを好きにならずにいられるでしょうか
そんなデュークの計らいで、ウォルシュが元の家族と再会するシーンもいい
何年かぶりに再開した父親に、愛娘がお小遣いを渡すシーンにはジーン・・
それはきっと、ウォルシュが「やさしい」心の持ち主だったから
元妻も彼の逃走のため、自宅の車のキー渡してしまいます
世の中には法的な秩序がたくさんあります
だけれど、本当に「いい人」のことは
誰も裁きたくはないのです
笑えて、ウルルンして、爽快
こんなハートウォーミングなロード・ムービー、そうありません
デ・ニーロ自身さえ「私にとっては最高」とコメントしたという傑作
見終わった感がとてもいい
やはりお気に入りに決定でしょう
【解説】allcinemaより