わすれた恋のはじめかた(2009)


 
 
これもカンチガイな邦題で残念。
 
ブコメを期待したらハズレになってしまうでしょう。
恋愛ものというよりは「再生」のドラマでした。
 
ただ、オウムが帰ってきたラストシーンは素敵。
マーティン・シーンに免じて許そう。笑
 
3年前に交通事故で妻を亡くしたバーク。
その悲しみを克服する過程を書いた本がベストセラーとなり
愛する人を亡くした悲しみを乗り越える」セミナーの人気講師として
全米各地を回る日々をすごしています。。
しかし実際は働くことで悲しみから目をそむけているだけで
実は彼自身、全く悲しみを乗り越えてなどいなかったのです。
 
アメリカ映画ではこういうグループセラピーが
作品のなかに組まれていることが多いですよね。
「アル中」や「麻薬」などの依存症だったり
「心の傷」で立ち直れなかったり
「夫婦」や「親子」の関係の悩みだったり。
 
講演で訪れた(逢いたくない妻の両親が住んでいる)シアトルで偶然見かけた
花屋の女性が気になってしまったバーク。
ココはナンパじゃなかったほうが良かったですね。
妻の死から立ち直れない男が急に嘘くさくなってしまいました。
あまり積極的でないアプローチのほうが良かったと思います。
 
でも好みじゃない男性からナンパされたら
こういう風に断ればいいのかというのは参考になりましたね。
 
・・・
 
ごめんなさい
見栄をはりました。
誰もナンパなんかしてきません。笑
 
魅力的なキャストで邦題同様に
ちょっともったいない作品でした。
 
でも「終わりは新しい始まりにすぎない・・」と
人生の岐路に立った時にはそう覚えておくんだよって
そんなメッセージはしっかりと伝わってきましたね。
 

 
【解説】allcinemaより
自己啓発を指南する作家として活躍しながら自らは悲しい過去を引きずっている男性と、恋愛することを捨てて仕事に生きる女性の出逢いと恋の行方を描いたラブ・ストーリー
 自己啓発本のベストセラー作家バーク。セミナーの主催者としても全米各地を回り多くの支持を得ていたが、実は彼自身、2年前に妻を亡くした悲しみから未だ立ち直れずにいた。そんなある日、バークは講演のため訪れたシアトルでフローリストのイロイスと出逢う。彼女は恋愛を捨て、仕事一筋で人生を謳歌しようとしていた。これをきっかけに2人はそれぞれ過去と向き合い、新たな恋を受け入れていこうとするが…。