北海道民のオキテ(2014)


 
 
「なんも、なんも~」
 
 
北海道あるある本。
 
住んでいる地方で言葉や食文化の違いは確かにあるでしょうが
現在はネットに流通の進化で、なんでも知れて手に入る時代。
そんな地方の「オキテ」なんて、大げさな
しかも北海道は広いのです。
 
などと思いながら読んでみたのですが・・
 
北海道から東京に嫁いだヒロインのもえさん
ほぼ100%私でした。笑
全くその通りなのです。
 
留萌と道南なので多少の訛りの違いはありました。
もえ「じょっぴんかる」 → 私「じょっぺかる」
(標準語:鍵をかける)
もえ「こちょばい」 → 私「こちょばゆい」
(標準語:くすぐったい)
こだわるほどの違いではないのですけれど。笑
 
自分では常識だと思っていた料理に言葉
ほかの都、府、県の方々から見たら
かなりカルチャーショックなんですね。
しかも道民はそのことを常識、標準仕様だと思い込んでいるので
どこに住んでも方言も習慣も直らないのです。
 
私も職場などで「今なんて言ったの?」と尋ねられても
どこのどの部分が分からないのか気がつかないくらいで。笑
 
とにかくおおらかでマイペースなヒロイン
もえちゃんに癒される一冊。
北海道出身者とお付き合いや結婚を考えている方のための
ハウツー本としてもお勧めでしょう。
 

 
【作品内容】yahoo!ブックストアより
北海道出身の嫁もえに主人公のまさは翻弄されっぱなし。マイペースなもえは北海道民のオキテを24時間まさにつきつけてくる! あきあじと言えば鮭、お赤飯には甘納豆。大きな文化の違いを愛で埋められるか?