2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

赤毛のアン(1986)

「赤毛のアン」は、本好きの女性の多くが読んだことがあるのではないでしょうか。原作も感動を呼ぶ名作ですが、この映画もとても素晴らしい作品です。 本と空想が好きで、お喋りで、かんしゃく持ち。痩せていて、赤毛でそばかす。そんなアンが、マニラとマ…

フォッグ・オブ・ウォー /マクナマラ元米国防長官の告白(2003)

ほぼ全篇、ロバート・S・マクナマラ氏ただ一人の証言。 第二次世界大戦中、マクナマラ氏は経営管理の理論を戦争に応用。攻撃効率を高めるため、統計を取り分析するが、彼の報告書を元に日本に無差別絨毯爆撃が行われた。指揮官は後に広島・長崎に原爆を落…

不都合な真実(2007)

アメリカ合衆国元副大統領のアル・ゴア氏が、地球温暖化により引き起こされる問題や人類存続への影響について講演する姿を映したドキュメンタリー。 このような話題は、現実の生活観から離れていたり、お説教臭かったり感じることもありますがそんなモラル…

ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密(2003)

本物の沈没しているタイタニック号を、小型潜水艇などを駆使して撮影したドキュメンタリー映画。 ドキュメンタリーって内容の良し悪しにかかわらず、退屈になることが多いのですがそこはさすがのジェームズ・キャメロン監督。沈没した船から、あたかも当時…

宇宙人ポール(2010)

子どもの頃「ムー」とかいう雑誌がありまして(今でもあるのかしら?)結構夢中になって読んだんですよ。今思えば、非常に胡散臭い写真に話しばっかりだったような気もするのですが。笑暗くなると空を見上げ、光って動く物体があれば本気でUFOだと思った…

太陽がいっぱい(1960)

サスペンス映画の金字塔。 ムービーファンから圧倒的な支持を受けている作品だけに レビューするのは少し勇気がいりますね。笑 働かずに親の金で遊んで暮らすフィリップ。 働かずにフィリップの側で彼の金目当てに暮らしているトム。 ナイフの使い方が間違っ…

エジプト人(1954)

あの「カサブランカ」のマイケル・カーティス監督でしかも音楽はバーナード・ハーマンにアルフレッド・ニューマン。なのにこの作品、今まで観たことも聞いたこともありませんでした。ジーン・シモンズ以外の出演者も、ほとんど知らない始末で。 若い医師シ…

イエロー・ハンカチーフ(2010)

山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。これはこれで、それなりに良い作品なのではないでしょうか。。 武田鉄也さんのしつこさというかクドさがないぶん、爽やかに仕上がったような気がします。笑 舞台は北海道から、ハリケーン・カトリー…

きつねと私の12か月(2007)

アルプスの麓、フランスのある地方に住む少女リラ(ベルティーユ・ノエル=ブリュノー)。この女の子、髪の毛を両側に三つ編みのおダンゴにまとめていてとても可愛いのです。そしてさすが、おフランス。洋服もお洒落で着こなしも完璧。笑 なんといっても素…

チャップリンの黄金狂時代(1942)

1925年に製作されたオリジナル版に、 チャップリン自身がナレーションを付けたサウンド版。 ロールパンをフォークで刺しての、パンのダンスのシーンが有名な作品ですよね。 私は個人的にサイレント映画が嫌いなわけではないので、 どうしてナレーション…

悪の花園(1954)

このタイトル、オカルト映画かと思ってしまいますよね。笑 知らない作品でしたが、ゲーリー・クーパーはじめ豪華キャスト。 リタ・モレノが酒場で歌を披露してくれます。 男4人と女が、女の夫を助けるため奥地の鉱山に向かいます。 この鉱山こそが、インデ…

ウィンチェスター銃 ’73(1950)

ジェームズ・スチュアート主演の作品に悪い作品ってないような気がしますよね。 ウインチェスターM'73の中でも千挺に1挺しか出ない「完全な銃」を賭けた射撃大会で優勝したリン。しかし、賞品の銃を敵仇のダッチに奪われるのです。このような、名品を争奪し…

アパルーサの決闘(2008)

二人のガンマンのヴァージル・コール(エド・ハリス)とエヴェレット・ヒッチ(ヴィゴ・モーテンセン)。この二人は良かったですね。特にヴィゴ・モーテンセンは素晴らしい。頭がよく、冷静で、渋くてカッコイイ。ヴァージルを立て、片腕として彼を支えます…

ガス燈(1944)

心理サスペンス作品としてとても有名ですよね。 留学先の声楽教室のピアノ弾きの男性グレゴリー(シャルル・ボワイエ)と知り合い付き合いはじめたポーラ(イングリッド・バーグマン)は彼にぞっこん。なにもかも、グレゴリーの言いなり状態。 ふたりは結婚…

第17捕虜収容所(1953)

ビリー・ワイルダー監督って大好きな監督のひとり。数々の名作がありますが、この「第17捕虜収容所」も素晴らしい作品でした。 セフトン軍曹(ウイリアム・ホールデン)は私設賭場を開き、それで稼いだ煙草を元手にドイツ兵に賄賂を渡して、ひとり待遇の…

鉄道員ぽっぽや(1999)

原作は過去に読んでおりまして、 「大人のファンタジー」とブックレビューした記憶があります。 そして同時収録の「ラブレター」という作品のほうに、 物凄く感動してしまったことも。笑 日本一北海道が似合う男といっても過言ではありません。 降りしきる雪…

居酒屋兆治(1983)

とにかく木村大作さんのカメラの素晴らしさ。彼の撮影で、函館の街も、人物も、実に情緒があります。唸るしかありません。 造船会社で総務課長に栄転したにもかかわらず、社員をリストラするという仕事が出来ず会社を辞め、妻とともに居酒屋を経営する兆治…

警察日記(1955)

戦後間もない会津磐梯山が見える田舎の警察。終戦後で皆貧しく、食べるものもままなりません。そんな人々と、心優しい警察官との人情物語。 この作品を悪く言ったらバチが当りそうです。笑 母親に捨てられた女の子と赤ちゃんの姉弟。子沢山にもかかわらず、…

エノケンのちゃっきり金太(1937)

ちゃっきりとはスリのこと。 幕末の江戸。天才スリの金太(エノケン)と岡っ引きの倉吉(中村是好)飴屋を装っている徳川方のスパイの三次(二村定一)。金太が贔屓にしている居酒屋の亭主(柳田貞一)とその娘・おツウ(市川圭子)。金太を殺そうとする薩…

ニッポン無責任時代(1962)

コメディ映画の金字塔、東宝のドル箱作品と謳われたヒット作品だったそうです。 「人生で大事なことはタイミングにC調に無責任♪」「ハイそれまでよ♪」と歌うシーンは本当にお気軽で楽しい雰囲気。主人公の出世と同じように、トントン拍子にストリーが展開…

台風騒動記(1956)

台風の被害で、住む家を失い集団生活している貧しい階層の人たちが住む旧弾薬庫。一方、町の議会では天丼を注文し、国から1千万円の補助金を騙し取ろうとしています。 そんな中、たまたま町にやってきた見知らぬ青年が政府から現地調査に来た人間と間違え…

好人好日(1961)

数学者の尾関等(笠智衆)は数学の事以外何一つしない超変人。 結婚を控えた娘の登紀子(岩下志麻)は「私はその人と結婚して幸せになれるでしょうか?」「父は数学は人間の心の表現と言いますけど、数学で私の心が分かりますか?」と、東大寺に行っては大…

東京五人男(1945)

終戦3ヶ月後に撮影を開始し、翌年1月に公開された斎藤寅次郎監督による風刺コメディ。 東京大空襲の後の、地平線まで続く焼け野原には唖然とするばかりでした。画面から焦げ臭さが漂ってくるような衝撃。がれきの山と、汚いバラック。なにもない東京を、…

独立愚連隊(1959)

中国人慰安婦と心中した弟の死の真相を調べに来た記者の荒木(佐藤允(まこと))。取材で最前線に行く途中、独立愚連隊という隊に立ち寄ります。そこは大隊長は頭がおかしくなっていて副官は捕虜を標的に拳銃の練習をするというとんでもない隊。 そこで荒…

二等兵物語/女と兵隊・蚤と兵隊(1955)

発明家の古川凡作(伴淳三郎)と靴修理屋、柳田一平(花菱アチャコ)は同じ頃赤紙を受け取り入隊。心がやさしく、要領が良いとはいえないふたり。そこで待っていたのは、上官の理不尽ないじめばかり。 古川は悦子という女性と知り合い付き合い始めます。し…

パリ、恋人たちの2日間(2007)

パリ、恋人たちの2日間・・タイトルが素敵。 私はパリが好きなんです。も行ったことはないのですが。笑そのせいで、観る前からロマンチックな妄想をしてしまい失敗でした。 同じ日本人でも地域によって文化や風習、言葉だって違うのに国が違ったら、ギャッ…

ブラザーズ・グリム(2005)

テリー・ギリアム監督のあの猛毒はいったいどこに行ってしまったんでしょう?笑 インチキ悪魔祓い師のグリム兄弟が、森で10人の少女が行方不明になった事件を解決するため本物の魔物を退治するはめになります。 ちょっとグロテスクなおとぎ話って、流行な…

タップス(1981)

たぶん男性の方でも女性の制服好きという方がいると思うのですが 私も男性の制服姿って好きですね。笑 特に好きなのが軍服なのです。 萌えです。 (変わってますかね?) その点でいったら、この作品は終始ゴキゲンで観ることができました。 トム・クルーズ…

センターステージ(2000)

全く知らなかった作品なのですが、とても感動しました。 ニューヨークの名門バレエ団、アメリカン・バレエ・カンパニーの入団を目指しその登竜門に合格した練習生たち。 素質があり顔は可愛いけれどバレリーナには不向きな体格で、失恋までしてしまうジョデ…