不都合な真実(2007)


 
 
アメリカ合衆国元副大統領のアル・ゴア氏が、
地球温暖化により引き起こされる問題や人類存続への影響について
講演する姿を映したドキュメンタリー。
 
このような話題は、現実の生活観から離れていたり、
お説教臭かったり感じることもありますが
そんなモラルが鼻に付く印象は全くありませんでした。
 
その理由としてゴア氏の語りがとても巧い。
ユーモアがあり、要点を的確にとらえ、私のように無知な人間でも
地球温暖化の影響がとてもわかりやすいのです。
 
ホッキョクグマが、溶けていく氷原にたどり着けなくなってしまい
溺死してしまう話などは、とてもショッキング。
 
だからといって、私たちひとりひとりができることは、
正直限られてはいますよね。
それでも、ちょっとしたお買い物には、車ではなく自転車で行こう!とか
ゴミの分別をちゃんとしたり、エコバックやマイ箸・マイボトルの持参・・
その程度は実践できるようにしよう・・という気持ちになりました。笑
 
賛否は別として、ぜひ多くのみなさんに観ていただきたい、
知っていただきたい作品。
オススメです。
 

 
【あらすじ】goo映画より
地球温暖化の問題に熱心に取り組んできたアル・ゴアのスライド講演の様子を、アル・ゴアの生い立ちを辿ったフィルムを交えつつ構成したドキュメンタリー映画。過去の豊富な気象データや、温暖化の影響を受けて衝撃的に変化した自然のフィルムを数多く使いながら、この問題を直視しない政府の姿勢を批判し、人々が生活の中で環境を守る努力を続けることの重要さを訴えている。
第79回アカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞・アカデミー歌曲賞を受賞した。またこの映画が契機となり、環境問題の啓発に貢献したとしてゴアのノーベル平和賞授与が決定した。