中国人慰安婦と心中した弟の死の真相を調べに来た
記者の荒木(佐藤允(まこと))。
取材で最前線に行く途中、独立愚連隊という隊に立ち寄ります。
そこは大隊長は頭がおかしくなっていて
副官は捕虜を標的に拳銃の練習をするというとんでもない隊。
トミはけなげにも、再び荒木を一途に追います。
危険な戦地のなかを追っていきます。
それでも彼女らは逞しく、とても明るいのです。
「お前らそれでも金玉ついてんのか~」
「ついてるわけないよ!!女だもの、バカだなぁ~」
「戦争が終わったら東京の新宿に店を開くよ!」
中国兵はたとえ敵でも、決して悪くは描かれていません。
やがて、荒木は弟は自殺ではなく
殺されたという真相を知ります。
そして銃弾に倒れてしまうトミ。
トミの亡骸を抱き「許婚です・・・」と言う荒木。
もっと早く彼女の気持ちにこたえてあげるべきだったのに。
男はとにかく、大切なことを言うのに
気が付くのが遅すぎです!
現在だったらこんな映画、絶対撮影できませんよね。
この作品は大ヒットし、シリーズ7作まで続いたそうです。
佐藤允さんが馬にまたがり2丁拳銃。
西部劇風戦争映画ということで
マカロニウエスタンのような痛快な仕上がりの名作でしょう。
【解説】allcinemaより