赤毛のアン(1986)


 
 
赤毛のアン」は、本好きの女性の多くが
読んだことがあるのではないでしょうか。
原作も感動を呼ぶ名作ですが、この映画もとても素晴らしい作品です。
 
本と空想が好きで、お喋りで、かんしゃく持ち。
痩せていて、赤毛でそばかす。
そんなアンが、マニラとマシュウの豊かな愛情で成長し、
数々の失敗を乗り越えていく物語。
そして、常に成績がトップ同士のギルバートとの競争心と、恋。
親友のダイアナとの友情・・
とにかく女の子が共感できるアイテムばかりなのです。
 
その中で、私の涙腺を一番刺激したのは、
やはりアンを見守るマシュウ(リチャード・ファーンズワース)の存在です。
 
さまざまな失敗や騒動を起こすアンを、マシュウはやさしく励まします。
特に感動するのが、アンがほしい「袖のふくらんだドレス」を、
マニラに内緒で買ってあげようとしますが
女性店員に恥ずかしくて言えず
「熊手をください」などと言ってしまう場面ですよね。
そして、クリスマスの日にドレスをプレゼントされたアンの喜びよう・・
アンを見つめるマシュウのまなざしが実に優しい。
 
そのマシュウが死んでしまったときには、
もうハンカチでは足りないほどの涙、涙(私が)。
 
原作のイメージ通りの登場人物に、グリーンゲイブルズ
特に10代の女の子には、ぜひ観て感動してほしい作品です。
 

 
【あらすじ】goo映画より
カナダのプリンス・エドワード島に住むマシュウ(リチャード・ファーンズワース)とマリラ(コリーン・デューハースト)の独身の老兄妹は、農場の跡を継がせるべく、孤児院からやって来る男の子を養子にしようと考えていた。しかしふたりの前に現われたのは赤毛の少女アン(ミーガン・フォローズ)だった。兄妹は、おせっかいであけすけなレイチェル・リンドン夫人(パトリシア・ハミルトン)や、同級生のギルバート(ジョナサン・クロンビー)に、赤毛をひやかされて癇癪を爆発させたアンに手を焼くが、やがてふたりはこの少女が自分たちの生活になくてはならない存在になっていることに気づくのだった。ある日アンは、親友のダイアナ(シュイラー・グラント)を誤って酔っ払わせ、彼女の母親バーリー夫人(ローズマリー・ランドクリフ)から絶交を命じられるが、やがてそれは喉頭炎にかかったダイアナの妹を看病で助け、誤解をとくことで、許されるのだった。その頃アンは、ギルバートへのほのかな思いを抱き始めるが・・