エジプト人(1954)


 
 
なのにこの作品、今まで観たことも聞いたこともありませんでした。
ジーン・シモンズ以外の出演者も、ほとんど知らない始末で。
 
若い医師シヌヒは、酒場で働くメリトに想いを寄せられているのですが、
高級娼婦で妖艶なネフェルに魅了されてしまいます。
ついには養父母の土地など全ての財産を彼女に与えてしまい、
養父母は自殺してしまいます。
 
ネフェルと一夜も過ごすこともなく、全財産を与えてしまうシヌヒ。
メリトの純粋な愛には気が付かずに・・
 
同じように医師の苦難を描い名作に「ドクトル・ジバゴ」がありますが
私的には、こちらの作品のほうが面白いのではないかと思いました。
ウィキペディアにネフェル役をマリリン・モンローが強く希望していたと
ありました。
しかしプロデューサーの愛人が起用されたそうで。
観たかったですよね、妖艶なマリリン。
 

 
【あらすじ】goo映画より
紀元前1370年頃、エジプト第17王朝。テーベの都に住む若い医師シヌヒ(エドマンド・パードム)はナイル河に流された棄子だったが、有名な医師に引き取られて育った。彼は多神教に疑問を持ち、神は1つであると固く信じていた。ふとしたことから片眼の男カプター(ピーター・ユスチノフ)を召使いとし、また酒場の女メリト(ジーン・シモンズ)に慕われるようになっているシヌヒは、軍人志望の友ホレムヒブ(ヴィクター・マテュア)と獅子狩に出かけ、獅子に襲われている一神教の予言者アクナトン(マイケル・ワイルディング)を救ったが異端者を助けた者として投獄された。が、数日してアクナトンは新国王の位置につき、シヌヒは黄金の首飾りを贈られ、ホレムヒブは近衛隊長に任命された。やがてホレムヒブは王妹バケタモン(ジーン・ティアニー)に心惹かれ、満たされぬ望みのはけ口を求めてバビロニアの女ネフェル(ベラ・ダーヴィ)の宴会に行った。シヌヒも宴に招かれ、彼女の魅力に負けて自分の財産を与えて関心を買おうとし、彼を慕うメリトを驚かせた。