帰らざる河(1954)




MMは本当に素敵な声
艶があって、女性の私でも聞き惚れてしまう

ケネディ大統領にバースデーソングを歌った
フィルムを見たことがありますが
これには誰でもキュン死してしまいます(笑)

ここでは、その歌声を大いに堪能できるうえ
妖艶なドレスはもちろん、カジュアルなジーンズ姿もよく似合う
彼女のセンスの良さがわかります


MMは酒場の歌手
イカサマ師の彼氏が賭けで金鉱を手に入れたと
一緒に登記に行くことになりました

しかし、イカサマ師はいつまでたってもイカサマ師
ロバート・ミッチャム親子の銃と馬を奪い、逃げてしまうのです

先住民に命を狙われるミッチャムにとって
銃と馬を奪われることは死を宣告されるのと同じこと
親子とMMは、イカサマ師が残していったイカダで
彼を追うことにしました


ミッチャムが最初に木を切るシーンがあるのですけれど
それが伏線になっていて
それは「ここが自分の土地」というしるしなのだそうです

しかし、その場所はもともとは先住民の土地だったのです
そのことで、親子はずっと先住民から命を狙われていたのです


この息子ちゃんが素直でおませて
とても健気なのです

何気に彼を可愛がるシーンを見ると
15歳で出産したのち、赤ちゃんは里子に出され行方不明
その後は中絶や流産を繰り返したといわれるMMに
もし愛する人との子どもができていたなら
彼女の人生も違ったものだろうと考えてしまいます


ラストはいいです
親子に家族として迎えられたMMが
片時も手放さなかった赤いハイヒールを捨てる
か弱い女にはサヨナラ
これからは、逞しく生きるという決意を感じます


ただ、ミッチャムがMMを襲うシーンはなかったほうがよかった
(制作側が観客の期待へのため付け加えたそうです)
そんな、いくつかの難点はありましたが
全体的にはよくできた西部劇だと思います

どうか、MMの声にキュン死してください(笑)



【解説】allcinemaより
 今世紀最高のセックス・シンボル、マリリン・モンロー主演の西部劇。アメリカの北西部にゴールド・ラッシュが起こり、あちこちにテント村ができた頃、そうした新開地の一つにマット・コールダーが今年9才になる息子マークの行方をたずねてやって来る……。この作品でモンローは、妖艶な酒場女と、ジーンズ・スタイルの気丈な女を巧みに演じ分けているが、彼女がこうした西部劇に出演するのは本作を含め数少ない。この映画で唄っている同名の主題歌“帰らざる河”は余りにも有名。