「大いなる・・」がつくシリーズ
似たようなタイトルが多いと、見たかどうか忘れてしまうのですが
過去にも見ていた作品でした(笑)
元保安官のバーゲード(ヘストン)に復讐するためだけに脱獄した
凶悪犯ブロボ(コバーン)
コバーンの残酷で粘着質な悪役がすごい
卑怯なだけな男なのです
その手下で常に娘をレイプしようと企てている男も
じつにいやらしく熱演
西部劇ファンからはあまり人気のない作品ということ
確かに風変わりで、デューク後期のお抱え監督のマクラグレンが
ペキンパーになりたくてなれなかったような印象ですが(笑)
私はそれなりに面白かったです
娘の恋人のハル(ロバート・ミッチャムの息子)が良かった
バーゲードやブロボとは明らかに違うタイプの人間で
現代的な考えの持ち主で、感情を抑えることも知っている
バーゲードはこの青年を頼りないと信じていたけれど
娘が誘拐され、彼女を救うためにインディアン居留地まで
ついてきたのは結局ハルひとりでした
ガンマンではなく、新しい技術の農業を目指すハル
彼が言う「生きていることが大事」
それがこの作品のテーマでもあるのでしょう
後味の悪い映画が好きなら、それなりに楽しめると思います
すっきりしたいときには、あまり見ないほうがいいかな(笑)
【解説】allcinemaより