2016-01-01から1年間の記事一覧

穏やかな暮らし(2010)

「私は何人も殺した 転向し、息子も家族も信用も捨てた 神は新しい人生をくださった でも今、それを取り上げようとなさる 神は人を助ける気などないのだ」未公開作品のイタリアン・フィルム・ノワール監督も主演者も知りませんでしたが演技に評価のある俳優…

獄門島(1977)

市川崑監督×石坂浩二主演での金田一耕助シリーズ第三弾このシリーズの市川組のキャラ設定に殺し方は現実的ではないにしても、よく考えられていて実に見せてくれるとしみじみ思いますバカっぽい3人娘大原麗子さんに司葉子さんの美しさ太地喜和子さんの妖艶さ…

華麗なるギャツビー(1974)

原作は未読ですが、アメリカでは歴史的ベストセラーということただ一途な純情男、ギャッビーとガソリンスタンドを経営する(ギャッビーを殺す)ジョージがあまりにも哀れすぎました物語はニックという、たぶん家柄は良いのでしょうウォール街で働く誠実な青…

ネバーランド(2004)

「ピータパン」 ディズニーのアニメ版は誰でも知っているくらい有名ですし 実写でも何本も映画化されていますね この作品ではジョニー・デップが主役なのは「・・・カリビアン」繋がり ダスティン・ホフマンは「フック」 そんなファンサービスなのでしょうか…

スタア誕生(1954)

「イースター・パレード」も落ちぶれたスターの再復活の作品でしたがのんびりと明るいミュージカル映画でしたこちらは「スタア誕生」というタイトルではありますが全編にわたり、切ない雰囲気が漂っていましたねノーマンは今でいうならジャスティン・ビーバ…

あなたへ(2012)

「このみちや いくたりゆきし われはけふゆく」 種田山頭火 私は今まで、自分の結婚式も 七五三や、入学式などの子どものお祝いも 普通にしてきたタイプ 人によっては、そんな枠にはまった人生 面白くないという方もいるでしょうが きっと面倒くさいんでしょ…

サマータイムマシン・ブルース(2005)

「ドラえもん」のいない「ドラえもん」高校生バージョンといったところでしょうかしかも全員のび太くん的な(笑)未来からやってきた「タイムマシン」と未来人そのマシンを使って、真夏に壊れてしまった部室のエアコンのリモコンを取りに行こうと1日前に旅立…

バッドサンタ(2003)

「コケにされるな そして自分をコケにするな」クリスマスにお子様と見るのには絶対NGですけれどカップルで楽しむなら許される範囲でしょうか(笑)ちょっとアダルトオシッコにゲロ、下ネタに差別用語だけれど最後には、ちゃんとクリスマスのプレゼントがありま…

ザ・ヤクザ(1974)

シドニー・ポラック監督の日米合作的、ハリウッド版任侠映画 脚本を手掛けたポール・シュレイダーは 当時としてはかなりの日本ツウ、日本映画のマニアだったそうです ヤクザや義理人情、ハラキリや指詰めについて (日本人にとっては多少違和感のある部分も…

ユージュアル・サスペクツ(1995)

「ソゼが凄いところは "自分を謎" にしたところだ それが終わると "フッ"と消えた」ユージュアル・サスペクツ(usual suspect)とは「常連の容疑者」「札付き」という意のことこれは、私が今まで見たサスペンス映画の中でも上位ランキング本当に見事な、素晴…

変身(2005)

これは酷い脚本に演出だ東野圭吾さんの原作は評判がいいようですがゼロから生み出したわけでなく元ネタがあるのに、どうしてこんなツッコミ系になったのでしょう事件に巻き込まれ、右脳の移植手術を受けた主人公しかし、自分よりも移植した脳の人物の人格が…

わたし出すわ(2009)

2015年にノーベル生理学・医学賞受賞の大村 智博士自らが開発した医薬品の利益をもとに教育への貢献や北里研究所の再建私費による美術館の建設などなど数々の貢献業績には驚かされます本当に心から尊敬できる人物で言葉もありません大村博士がオーナーだとい…

パーマネント野ばら(2010)

「何べんも聞いたよ」自動車で人身事故は起こすわ電柱をチェンソーで切るわこの町には警察はいないのか?などと、疑問に思いながら鑑賞していたら原作は西原理恵子さんのコミックなのですねそれなら納得いきます(笑)この作品も、ギャグに笑いと心の闇や、孤…

動乱(1980)

5.15事件や2.26事件は 社会の授業で習った記憶はあるのですが 実際にどのようなものだったかは全く知りません 若い頃にちゃんと勉学に励んでいなかったせいで 今更、映画を通じていろいろ勉強させられています(笑) 当時の日本は貧しく 政府や軍などの、一部…

男子高校生の日常(2013)

リアル男子高校生の日常は毎日見ています(笑)ウチの子も、見た目は冴えないわけではないですがどちらかといえば控えめな性格なので映画と同じく、特に面白いところはありません(笑)舞台の高校は、たぶん学力は中級レベルでそれなりには真面目な男子校なので…

ハタリ!(1962)

これは、ハッピーになれます 今の私たちに足りないものが すべてここにあるような気さえします 楽しくて、気が利いていて 国が違っても、民族が違っても、言葉が通じなくても 男も、女も、老いも、若きも お互いを尊重しあいながら 助け合いながら生活してい…

ブラッド・ワーク(2002)

イーストウッド、72歳のときの主演作役は60歳くらいの設定でしょうか正直、もう少し若い俳優サンのほうがよかったような気もしますが(笑)しかも心臓移植したばかりなのに若い女性と仲良くなってしまうのもいかがなものか(笑)腹上死は男のロマンか?と思って…

ドラゴン危機一発(1971)

日本では「燃えよドラゴン」がヒットしてそのあとに公開されたというブルース・リーの主演第一作目かなりのB級C級テイスト(笑)アクション映画なんだか、コメディなんだか人が殺されてしまい行方不明になった従兄弟を探しに行くという設定の割には酒に酔っぱ…

知らなすぎた男(1998)

原題も「THE MAN WHO KNEW TOO LITTLE」ヒッチさんの「知りすぎていた男」THE MAN WHO KNEW TOO MUCHのもじりだそうです確かに旅行者の巻き込まれ型スリラー(のコメディ)でしたが「知りすぎていた男」のパロディではありません全く違うお話でございます予…

トータル・リコール(2012)

これも記憶喪失かよ(笑)記憶喪失に夢ブームか!(そして私の記憶からも早々に消えそう)1990年版はずいぶん過去にですが見ていますオリジナルと似たような設定や展開もありますがでも世界観は「ブレードランナー」に近いロボット戦士はスターウォーズそのま…

ペイチェック 消された記憶(2003)

ジョン・ウー監督というだけでどんな作品か想像できそうですが(笑)想像通りでした多額の報酬と、記憶を消す条件で未来を見ることのできるマシンを開発しかし、そのマシンで自分の死と未来に起こる疫病や戦争を知ってしまいます記憶がなくなったあとに自分宛…

ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生(2008)

邦題と内容は全く違い どちらかといえば、時代遅れのマジシャンの 時には哀しく、痛々しい人生 トム・ハンクス父子共演で話題になりそうなものですが 日本では未公開だったようです とはいえジョン・マルコヴィッチの演技は天才的 地味ですがしっかりとした…

羊たちの沈黙(1990)

サイコサスペンスの最高峰アカデミー賞の主要5部門受賞という快挙も成し遂げていますねバッファロー・ビルのモデルは墓場から掘り出した死体の皮膚でアクセサリーや食器ベストなどを作ったエド・ゲインともうひとりは、ハンサムで頭脳明晰30人以上の女性を殺…

ミックマック(2009)

ジャン=ピエール・ジュネ監督とテリー・ギリアム監督の作品って違うのだけれど似ていますよねファンタジーで、ユニークで、ブラックでいたずら心が満載そして回りくどい(笑)おフランスだけあってジュネ監督のほうはよりお洒落で、可愛らしい元ネタは「七人…

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)

日本では未公開ながらゾンビ映画の傑作の1本と呼ばれているそうでもゴメンナサイゾンビ映画の面白さは女性には、たぶん全くわかりません何かの影響でゾンビが現れ生き残った住民の多くもゾンビに食われゾンビ化あとは主人公クラスの人物が生き残るかまたは…

デート・ウィズ・ドリュー(2004)

スターを追うドキュメンタリー映画でよくあるのがファンや、関係者がその人がどれだけ素晴らしい人間で愛があり、才能があると、とにかく称えるもの見た瞬間、これは失敗したかなと思いましたが、意外!とてもハッピーな気持ちになれました10歳の頃からドリ…

グラン・トリノ(2008)

これは見る人の感情を揺さぶります素晴らしい傑作公開当時も見ていますが2度目でも決して新鮮さは失われていませんでした頭が良く、明るくちょっと気が強い女の子、スー彼女がボロボロにレイプされたとき卑怯な犯人たちに対してこんなクズな奴ら、殺してしま…

グラン・トリノ(2008)

これは見る人の感情を揺さぶります素晴らしい傑作公開当時も見ていますが2度目でも決して新鮮さは失われていませんでした頭が良く、明るくちょっと気が強い女の子、スー彼女がボロボロにレイプされたとき卑怯な犯人たちに対してこんなクズな奴ら、殺してしま…

フィフス・エレメント(1997)

リュック・ベッソンが描くSF映画当時はとても話題になり私もひさびさに「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」を超えるような素晴らしいSF作品に出会えるのではないかと期待に胸を膨らませて劇場に向かいましたそして、見終わった後のがっかり感はシンガポー…

愛と青春の旅だち(1982)

「士官はまず、紳士であるべきもの」(士官と紳士)が原題ということ(公開当時は「愛と・・」の邦題が流行っていたようです)J・コッカー&J・ウォーンズが歌う主題歌は好いエンディングを飾る名曲のひとつですね恵まれない子ども時代を過ごした海軍学生…