デート・ウィズ・ドリュー(2004)




スターを追うドキュメンタリー映画でよくあるのが
ファンや、関係者がその人がどれだけ素晴らしい人間で
愛があり、才能があると、とにかく称えるもの

見た瞬間、これは失敗したかなと思いましたが、意外!
とてもハッピーな気持ちになれました

10歳の頃からドリュー・バリモアの大ファンの青年ブライアン
1100ドルを元手に、30日でドリューと食事デートする
そんなドキュメンタリー映画を制作しようと企画します

だけど、直接本人に会いに行ったり
会いたいとメールや手紙はストーカーになってしまう

ドリューに近づくためには
彼女の映画関係者、親族、リムジンの運転手、エステシャン
あらゆるコネを探します

ついには偽のIDを作ってプレミアに侵入
それなのに、緊張でデートに誘うどころか
握手さえまともにできない・・・

ブライアンの一途で、チャーミングな人柄もあるのでしょうが
友人や、協力してくれる人たちがとても温かいのです
ついにはネットを通じて世界中の多くの人々が
彼とドリューの食事デートを応援します

夢を追いかけ、運命を信じる
そして純粋にドリューとデートしたいという思いが
人々の心を動かしたのです

自分の夫や息子がこんなんだったら
正直困りますけれど(笑)
他人だったら応援します

ついに奇跡が起きました
ドリューの事務所から電話がかかってきたのです





ドリューも素敵な女性でしたね
あの笑顔とノリは決して演技ではない
本当にブライアンとのデートを楽しんでいたのだと信じます

30日という期限は守れませんでしたが(笑)
それでもいい

これは、誰もがもっている
ささやかな親切や、やさしさや、思いやり
その集大成で実現した作品なのですから



【解説】allcinemaより
 映画監督を夢見るまったく無名の青年が、憧れのドリュー・バリモアと1ヵ月に以内にデートをすると誓い、コネもない中、情熱と素朴な人柄だけを武器に、限りなく細い糸を手繰りながら実現へと近づいていくさまを追った爽快ドキュメンタリー。6歳の時に「E.T.」を観て以来ドリュー・バリモアに心奪われてしまった27歳の青年ブライアン。仕事もなく恋人もおらず、人生に行き詰まりを感じていた彼は、ある日、クイズ番組で賞金1100ドルを獲得する。クイズの最後の答えが“ドリュー・バリモア”だったことから、勝手に運命を感じてしまうブライアン。彼は賞金の1100ドルを元手に、長年の夢だったドリューとのデートを実現させるため、30日後には返却しなければならない高級カメラを手に、壮大な冒険の旅に出るのだった。