大佐殺しで逃亡している
もと売春婦の凄腕女ガンマンが
(なぜ凄腕なのかはわからない)
盗まれたお金を取り戻すため
誘拐された仲間を救うため
悪党のキッド団と戦うというお話
背中からは撃つし
縛られた相手は撃つという
西部劇の掟は無視のうえ
展開も無理やりなのですが(笑)
4人のヒロインはそれぞれにチャーミング
特に若かりし日のドリューちゃんがキラキラしていていい
乗馬に、ガンファイトに、脱ぎっぷりもいい(笑)
マデリーン・ストーもリーダー感出ていたと思います
アンディ・マクダウェルの純情保安官助手との
ハッピーエンドは見た目、年の差ありすぎかな(笑)
キッドへの復讐劇をメインにするよりも
4人を追う2人の探偵との絡みに重点を置いたほうが
ストリーが繋がって面白くなったでしょう
B級感は出ていましたね
銃撃戦がほぼ「ワイルドバンチ」なのには
笑えます(笑)
【解説】allcinemaより
決してよい評判は立たなかったが、R・コーマン門下の優等生J・カプランがB級精神を大いに発揮して、スター女優4人の個性を過不足なく引き出した、娯楽西部劇の佳作だ。1890年代、西部の町エコー・シティ。コーディ(M・ストー)は自分の経営するサロンで娼婦の一人に嫌がらせをする軍人を射殺、絞首刑を宣言されるが、執行寸前に店の三人の娼婦=アニータ(M・S・マスターソン)、アイリーン(A・マクダウェル)、リリー(D・バリモア)に助け出される。四人は、アニータの夫が残したオレゴンの土地の権利書を頼りに、そこで製材所をやろうと旅立つが、殺された大佐の夫人が差し向けたピンカートン探偵社の調査員に付け狙われる。そこに、かつてコーディの愛人だった強盗団のボス=キッド(J・ルッソ)、彼に両親を殺され追っているジョシュ(D・マローニー)、気のいい保安官助手のタッカー(J・レグロス)ら男どもが絡み(いずれも好演)、いろいろあって、互いに人質を取り合っての決闘から最後にはキッドとコーディーの一騎討ち、とあいなる。その辺りも実に真っ当な裁きで、抑えの効いた活劇シーンを作っていて好感が持てた。女優では、ピチピチはつらつとしたバリモア(役を楽しんでいる感じが伝わってくる)もいいが、リーダーを演じるストーが俄然素晴らしい。マクダウェルも持ち味を出し、マスターソンはやや貧弱。潔くプログラム・ピクチュアたらんとした映画だ