2015-01-01から1年間の記事一覧

劔岳 点の記(2008)

以前、タモリさんの深夜番組で「地図マニア」という人たちの存在を知りました。私には地形や標高の何が魅力かわかりませんが。笑たぶん自然が作り出した、人間には太刀打ちできない壮大な偉大さに魅了されるのはないでしょうか。明治後期、 日本地図に最後に…

フィッシュストリー(2009)

アラフォー、アラフィフ世代の「あるある」映画。それなりに楽しめました。ユーミンやオフコースの曲に女性の声が入っているから友だちで集まって耳を澄ませてカセットテープを聞いたり「セックスピストルズ」や「クラッシュ」みたいなパンクロックにはまっ…

幸せの恋愛レッスン(2007)

こういう内容とはかけ離れたハウツー本みたいな邦題はどうにかならないものかと思いますが。ドイツ版「トッツィー」か「ミセス・ダウト」+「ダーティ・ダンシング」。ベタですが手堅く見れるラブコメですね。ダンス講師のレオは働くダンス教室でことごとく…

アンダルシアの犬(1928)

偉大な映画です。 有名なシーンもいくつもあります。 ですが作品は初見でした。 これだけの名作、数えきれないくらいの批評や解釈があると思いますが 画像以外はなにも検索せず、他の情報は一切知らないまま DVDの淀川長治さんの解説のみ参考にさせていただ…

美女と野獣(2012)

ドイツ版「美女と野獣」「美女と野獣」といえば、私だったらやはりジャン・コクトー版(1946)。薔薇、魔法の鏡、手袋、白馬、黄金の鍵というアイテムがとても生きていて野獣の命が尽きる前に、ベルはお城に戻れるのかとてもハラハラドキドキして鑑賞した記憶…

草原の野獣(1958)

映画だったら「エデンの東」や「普通の人々」「スタンド・バイ・ミー」・・長男にばかり愛情も手間もかけてしまう親現在でもそういう親ってたぶんいますよね。正直、どちらかが可愛いということは親としてはありますよね。でもそれがあまりにも極端だと期待…

第九軍団のワシ(2010)

1954年に著された原作は長年愛され続けているベストセラーだそうです。紀元122年、第14代のローマ帝国皇帝ハドリアヌスが原住民のブリトン人の南下を防ぐためにイングランド北部とスコットランドとの境界線にハドリアヌスの長城を築いた時代の物語…

MUD マッド(2012)

「いろんなものが捨てられているが、全てを拾うのは大変だ。 何が大切なのかを見極めるんだぞ」何気に豪華なキャストでびっくり。子役のふたりも爽やかでとても良かった。ひとりはリバー・フェニックスに少し似ていて「スタンド・バイ・ミー」を彷彿させます…

23年の沈黙(2010)

どんなことであれ、自分は人と違う世間でいう普通でない人間というのは生きるのが辛く孤独なものなのかも知れません。ピアという11歳の少女が暴行され殺されました。事件は未解決のまま時を経て担当刑事は定年退職を迎えます。そして23年後の同じ日に、…

悲しみよこんにちは(1957)

原作は中学生の頃読みました。大筋は覚えていますがさすがに詳細はうろ覚えでございます。イギリス/アメリカ制作映画ということですがやはりフランス映画を意識したのでしょうか?らしからぬお洒落さで迫っています。笑若くコケティッシュな魅力たっぷりなジ…

アンノウン(2011)

よくある記憶喪失、私は誰?もの。笑雰囲気はポランスキー監督の「フランティック」似ています。「トータル・リコール」「ボーン・アイデンティティ」と使いまわされた展開なので新鮮味はなかったですけれどそれなりには見れる作品でした。言葉の通じない外…

ウエスタン(1968)

名作というのはやはり、物語が始まってすぐに引き込まれる魅力があります。冒頭のタイトルバックがジャック・イーラムと、なんとハエ。(笑)ウッディ・ストロードの帽子に落ちる水滴。何カ月も風呂に入っていないような男臭漂う汚い野郎どもにゾクゾクとし…

ファッションが教えてくれること(2009)

「ファッションが教えてくれること、それは人生に欠かせないもの。 私を輝かせてくれるもの」「プラダを着た悪魔」のモデルともなったヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンター。邦題は内容と関係なく、上記の彼女の名言を引用したものだと思います。原題の「The …

運命に逆らったシチリアの少女(2008)

17歳でマフィアを訴え、彼らの犯罪を暴き出した 実在の少女、リタ・アトリアをモデルにしたクライム・ドラマ。 彼女は母親がひがむほど、お姫さまのように 父親からも兄からも溺愛されていたのでしょう。 誰よりも優しく力強く周囲からも尊敬されているパパ…

博士の異常な愛情(1964)

私は見たことがないのですが この作品は「日曜洋画劇場」のテレビ放送吹き替え版が 最高に笑えて面白いらしいですね。 字幕版のほうは恐怖が先立ち とても笑えるというようなものではありませんでした。 戦争や破壊、人類を滅ぼすことは いとも簡単なのだと…

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013)

ティーン向けの低予算B級ホラー。たまたま気まぐれに見てみたらこれが意外と良くて。笑最後には泣かされてしまいました・・ダイナーでコックとして働く20歳の青年オッド。彼には母親から譲り受けた死んだ人が見えその気持ちを読めるという能力がありまし…

プラダを着た悪魔(2006)

「君は努力していない。自分は努力していると愚痴っているだけだ」 数あるメリル・ストリープの主演作のなかで 私が最もぴったりな役柄だと思うのがこの「プラダを着た悪魔」 演技にすら見えない。 素としか思えない!笑 綺麗な女性、最高級のファッション 見て…

モナリザ(1986)

主題はかなわない恋の物語なのですけれど。(かなわない恋=変態なのですけど)スタイルは「タクシードライバー」と似ています。主人公は冴えないオッサンですが。「ロジャー・ラビット」とか「スーパー・マリオ」の人よねえ。笑ボスの身代わりとして7年の…

Fame フェーム(2009)

0 青春群像ミュージカル「フェーム」リメイク版。音楽や演劇を学ぶ、実在のニューヨークにある難関専門学校(Fiorello H. LaGuardia High School of Music & Art and Performing Arts)が舞台。これは・・「ハイスクールミュージカル」に対抗して制作された…

ホテル・ルワンダ(2004)

「フツ族とツチ族はどう違うんだい?」 「定義ではツチ族の方が長身で上品、ベルギ-の入植者が決めた」 「どうやって?」 「鼻の細さや皮膚の色の薄さでね、鼻の幅を測ったんだ。 (植民地支配をするために)ツチ族に統治させたが、退却後権力はフツ族へ。 …

さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008)

好い映画でした。特に男性の方には見ていただきたい作品。男性の素敵さは年齢や顔ではない男らしさって強さだけでない、金持ちだからじゃないやっぱり内面にあるのだなと思います。バックギャモンというゲームを通じて記憶喪失になってしまった孫との交流を…

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982)

シリーズ30作目夢はブルックリンのジュリーにジゴロの寅マドンナは田中裕子さん。ストリー同様に沢田研二、田中裕子夫妻の馴れ初めとなった記念作だそうです。冒頭でオバちゃんが御前様からもらった松茸を前に「寅ちゃん帰ってこないかなあ」というセリフ…

すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2012)

ナチュリラなお洋服に、髪型に、料理に、雑貨。オンナノコ大好きなテイストがいっぱい。特にすーちゃんのファッションや、勤めているお洒落なカフェおうちの台所の可愛らしさは登場人物と同じくらいの年代のアラサー、アラフォー女子の乙女心をくすぐるので…

大巨獣ガッパ(1967)

東宝のゴジラ、大映のガメラに対抗し 日活が制作した最初で最後の本格的怪獣映画だそうです。 ガッパというネーミングからカッパの怪獣かと思いましたが 造形は高尾山の烏天狗そのものです。 探検家?の女性は水着姿で船の甲板で日光浴。 南の島の住民の踊り…

武士道シックスティーン(2010)

誉田哲也さんってグロい小説しか知らなかったのですけれどこんな爽やか高校生ストリーも書くんですねえ。さすがプロでございます。笑武蔵と小次郎の敵討ちが元ネタなのかしら。笑「巌流島の戦い」女子高生現代版というところ。強くなること、試合で相手に勝…

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982)

シリーズ29作目 夢は今昔物語、ふすまの雀の絵 マドンナはいしだあゆみさん。 たぶんシリーズでいちばん切ないマドンナに いちばん切ない寅さんなのではと思います。 どんな人にも分け隔てなく、いつも陽気に接する寅さん。 綺麗な女性となるとさらに親切…

マダムと泥棒(1955)

展開がコーエン兄弟っぽいな、と思ったらなんと2004年に「レディ・キラーズ」というタイトルでコーエン兄弟がリメイクしているんですね。彼らの作風はこのイーリングコメディ(イギリスのイーリング・スタジオで50年代中心に撮影された喜劇映画)と呼…

ファニー・ガール(1968)

「食事はいいけど・・デザートには誰がなるの?」 ワイラー監督の唯一のミュージカル映画ということ。 ブロードウェイの伝説の喜劇女優、ファニー・ブライスの物語。 バーブラ・ストライサンドが映画デビュー作だと 思えないくらい貫録でした。笑 彼女のため…

名探偵登場(1976)

これは相当な映画ツウ、ミステリー通でないと笑えないそんなコメディだと思います。私がわかったのはピーター・フォークがボギー(マルタの鷹)でジェームズ・ココがポアロ警部のパロディということだけ。「影なき男」も「支那の鸚鵡」も「ミス・マーブル」…

きみがくれた未来(2010)

ザック君の壁ドン!笑私はよほど性格が大人でもないかぎり若い男性にはトキメかないのですが。しかしさすがに世界中の女の子をキャーキャー言わせているだけのことはあります、ザック・エフロン君。キュートですなあ。笑「ハイスクール・ミュージカル」のと…