オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013)




ティーン向けの低予算B級ホラー。

たまたま気まぐれに見てみたら
これが意外と良くて。笑

最後には泣かされてしまいました・・

ダイナーでコックとして働く20歳の青年オッド。
彼には母親から譲り受けた死んだ人が見え
その気持ちを読めるという能力がありました。
そしてボダッハという死神の姿も見ることができます。
ボダッハが誰かに憑りついたあとには惨劇が起こるのです。

そのボダッハが大量に姿を現しました。
そしてオッドは恐ろしい予知夢を見ました。
彼は恋人のストーミーと警察署長のワイアットとともに
悲惨な流血から町を守ろうとします。

なんといっても、この作品を引っ張っていくのが
アイスクリーム屋さんで働くストーミーちゃん。

特殊な能力をもつオッドのことを理解し
明るくて可愛くってとにかく前向き。
お互い運命の相手と信じあい
幼いころから揺るぎない信頼関係で繋がっています。

このオッドとストーミーちゃんの関係の描き方が
とてもうまいのですね。
恋人であり、親友であり、そしてちょうどいい距離感。
男の子ならだれだって彼女にしたくなる、そんな女の子。

そしてこの作品のよくできているところは
実際に悪を働くのは人間だということです。
霊が人を殺すわけではないのです。
犯人を捜さなければ大量殺人が起きてしまう。

その場所はなんとストーミーの働くショッピング・モール。
大量に隠された爆薬。
急げ、オッド!!

家族で見るもよし
友だち同士で楽しむのもよし
カップルでウルルンしちゃうのもよし
そんなホラー映画。

大人でも充分に鑑賞できますが
10代の方には特にオススメしたい作品ですね。




【解説】allcinemaより
死者の霊が見える青年オッド・トーマスの活躍を描いたベストセラー作家ディーン・クーンツの人気シリーズの第1作『オッド・トーマスの霊感』を、「スター・トレック」のアントン・イェルチン主演で映画化。霊の存在によって町に大きな災厄が迫っていることを知ったオッド・トーマスが、それを阻止すべく奔走する姿を描く。共演はアディソン・ティムリン、ウィレム・デフォー。監督は「ハムナプトラ」「G.I.ジョー」のスティーヴン・ソマーズ
 南カリフォルニアの平凡で退屈な町に暮らす20歳の青年オッド・トーマス。ダイナーで働く彼は、実は死者の霊が見えてしまうのだった。正義感の強いオッドは、そのちょっと変わった特技を使って警察の犯罪捜査に協力したりもしていた。そんなある日、彼は町の異変に気づく。“ボダッハ”という悲惨な死を嗅ぎつける悪霊が異常なほど集まってきていたのだ。町にとてつもない災厄が訪れるに違いないと悟ったオッドは、それが何かを突き止め、町の人々を助けるべく行動を開始するが…。