アンノウン(2011)




よくある記憶喪失、私は誰?もの。笑

雰囲気はポランスキー監督の「フランティック」似ています。
使いまわされた展開なので新鮮味はなかったですけれど
それなりには見れる作品でした。

言葉の通じない外国(ドイツ)で交通事故にあってしまい
一部の記憶を失ってしまったマーティン・ハリス博士。
なんと一緒に入国した妻から「知らない人」と言われてしまいます。
そのうえマーティン・ハリス博士を名乗る見知らぬ男性までいます。
いったいどういうことなのか?

あんな大きな事故に、外国人の怪我人ときたら
思いきり警察の捜査が入るし、大きなニュースにもなりそうですが。笑
なぜか事故ったタクシーが元通りの運転手のジーナと
私立探偵のブルーノ・ガンツの協力のもと事件の真相に迫っていきます。

面白いのは、主人公が本職のスパイの方の記憶をなくしてしまい
植物学者という任務で与えられたほうの身分を
本当の自分と信じてしまっているところです。

自分の身分を証明しようと思っても
誰も自分を知らないことに愕然とします。
それもそのはず、ハリス博士は架空の人物
この世に存在しないからなのです。

妻とのイチャな記憶のシーンはないほうが良かったですね。
作品を盛り上げるつもりだったかも知れませんが、辻褄があわない。
でも奥さん役の女優さんがなかなかの美女なのはよろしい。

若い女性と偽名で逃避行よろしくなラストは
ちょっと話がうますぎる気もしますが。笑
難しいことは考えずに楽しむサスペンスアクションです。



【解説】allcinemaより
 「96時間」のリーアム・ニーソン主演で放つ驚愕のアクション・サスペンス。交通事故から生還後、妻は自分を忘れ、見知らぬ他人に自分の名を騙られる、という不可解な状況に陥った男が、身の危険をかいくぐりながらその謎の真相に迫るさまをスリリングに描き出す。共演に「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー、TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」のジャニュアリー・ジョーンズ。監督は「エスター」「蝋人形の館」のジャウマ・コレット=セラ
 学会に出席するため、妻エリザベスとベルリンに降り立った植物学者のマーティン・ハリス博士。ホテルへ着いたところで忘れ物に気付いた彼は妻を残し、タクシーで空港へと引き返すことに。だがその道中、事故に見舞われ、4日間もの昏睡状態に陥ってしまう。目を覚ました病院で本来の目的を思い出し、学会が開かれるホテルへ急ぐマーティン。しかし、彼を待っていたはずの妻はマーティンを“知らない人”と言い放ち、彼女の傍らにはマーティンを名乗る見ず知らずの男がいた。妻との新婚旅行の写真まで持つこの男に対し、所持品が携帯電話と一冊の本だけで警察にも身分を証明できず混乱と焦燥を募らせるマーティン。しかし、何者かに命を狙われたことから、この一件にうごめく陰謀の存在を確信する。タクシー運転手ジーナと元秘密警察の男という2人の協力者を得て謎の解明に奔走するマーティンだが…。