私は見たことがないのですが
この作品は「日曜洋画劇場」のテレビ放送吹き替え版が
最高に笑えて面白いらしいですね。
字幕版のほうは恐怖が先立ち
とても笑えるというようなものではありませんでした。
戦争や破壊、人類を滅ぼすことは
いとも簡単なのだということを思い知らされます。
友好や平和を築くことの方が何百倍も何千倍も難しいのです。
政治のトップや指導者に登り詰めるのはやはり
好戦的で非情な人間が多いのでしょう。
タカ派のタージドソン将軍とリッパー将軍により
ソ連への核攻撃(R作戦)が発令されてしまいました。
アメリカ政府首脳部は核攻撃を阻止するために
ソ連の皆殺し装置が作動してしまうと知らされます。
暗号装置の故障、燃料漏れのためのルート変更という偶然が重なり
ソ連領空へと入ってしまいます。
この作品は1962年に起きた「キューバ危機」を風刺したものだそうです。
本当の脅威はアメリカの内部にあると皮肉ったもの。
戦争をするのも、しないのも、辞めさせるのも
各国の大統領なり首相なり総理の決断次第なのですね。
私たちひとりひとりの意見など決して届かない
そういう場所なのだということを突き付けられる作品でもありました。
【解説】allcinemaより
アメリカ軍基地の司令官が、ソ連の核基地の爆撃指令を発した。司令官の狂気を知った副官は、司令官を止めようとするが逆に監禁されてしまう。大統領は、ソ連と連絡を取って事態の収拾を図る。しかし、迎撃機によって無線を破壊された1機が、ついに目標に到達してしまう……。核による世界破滅を描いたSF近未来もの。キューブリック流ブラック・ユーモアが、ピーター・セラーズ演じる英国大佐、大統領、マッド・サイエンティストの一人三役や、ジョージ・C・スコット演じる超タカ派の将軍などを主軸に、徹底して貫かれているあたりがかなり好感触。ブラックな題材を扱っているにも関わらず、ラスト、期待を外すことなくそのままの勢いで突っ切ってゆき、臆することなく大いに笑わせてもらえる。頭からシッポまで楽しめる極上コメディ。
