アラフォー、アラフィフ世代の「あるある」映画。
それなりに楽しめました。
友だちで集まって耳を澄ませてカセットテープを聞いたり
「セックスピストルズ」や「クラッシュ」みたいな
パンクロックにはまってみたり
「ムー」を読んではどう考えてもうさん臭い写真を信じたり
ノストラダムスの大予言を本気で怖いと思ったり
私にもこういうことありました。笑
2012年、彗星の衝突まであと5時間。
「フィッシュストリー」という幻の名曲の話をします。
それは戦後に誤訳だらけで販売されず
1冊だけ残った「FISH STORY」という本の
表紙の副題をもとに作った曲でした。
「僕の孤独が魚だとしたら
そのあまりの巨大さと獰猛さに
鯨さえ逃げ出すに違いない 」
その歌詞にのって
80年代の気弱な大学生の物語
99年の7の月、ノストラダムスの予言を迎える時
09年におこったシージャック事件の女子高校生と船のコックの
ばらばらだったエピソードがひとつになり
地球を彗星の衝突から救うのです。
フィッシュストリーというのは
釣り人は逃した魚を「とても大魚だった」とオーバーに話すことから
「ホラ話」という意味なのだそうです。
(釣りファンに失礼よね。笑)
この作品のストリーもありえない「ホラ話」。
でもファンタジック、大人の「おとぎ話」でしょう。
気弱で情けない奴らの思いが繋がって
ついに正義の味方を誕生させたのですから。
「ベストキッド」の修行そのものの
トレーニングもよかったですね。笑
40代とその前後ならストライクゾーンで楽しめる
そんな映画だと思います。
【解説】シネマトゥディより