2018-01-01から1年間の記事一覧

ラブ&ドラッグ(2010)

「何千人と出会っても、ただそれだけ なのにひとりの人に出会っだけで、人生が変わるんだよ 永遠に」アン・ハサウェイほどの人気女優にもなると普通、ヌードは披露しなくなるものですけれど(笑)見事な脱ぎっぷりに驚きました相手役、ジェイク・ギレンホー…

レジェンド/光と闇の伝説(1985)

リドリー・スコット×ロブ・ボッティン& スタン・フィストン クリーチャーマニアなら心ときめく超一流どころ スコアはジェリー・ゴールドスミス (アメリカ版はタンジェリン・ドリーム) 主演は「トップガン」でブレイクする前の年のトム・クルーズ、23歳 …

カクテル(1988)

トム・クルーズ26歳、アイドル全盛期 その年の最低作品、ゴールデンラズベリー賞作品賞&脚本賞 下記のallcinemaさんの解説でも 「T・クルーズ・ファン以外、見ると絶対に損をする」という辛口コメント トム・クルーズ本人も、出演映画ワースト4に入れてお…

大魔神逆襲(1966)

大魔神ってわずか1年で3部作作られたのですね ただ歩くだけだった大魔神が、いろいろ動作するようになり 1年で特撮のクオリティがこんなにも高くなったのには驚きました しかも壊される建物はミニチュアではなく セットはいえ本物に近いので迫力満点 雪は発…

大魔神怒る(1966)

大魔神って時代劇なのですね ほどほどにストーリーもまとまっていて、意外にも面白かったです 他の怪獣映画のように、違う怪獣と戦わせるのではなく 徹底した勧善懲悪の伝奇ロマンに仕上げているのも清々しい 戦国時代、八雲の湖のほとりに岸に名越という一…

バルタザールどこへ行く(1964)

原題は「Auhasard Balthazar」(たとえばバルタザールの場合)ドストエフスキーの「白痴」からインスピレーションを受けたということかのイングマール・ベルイマンからは「全くわからん、つまらん」と言わしめさせ後にこの主演女優と結婚するゴダールからは…

アゲイン 28年目の甲子園(2014)

「いまはコントロールより、コレステロール」日本人には珍しく、野球も甲子園も全く興味ない私ですが原作が重松清さんですから(笑)ベタだけど泣けるよね、展開読めても泣けるよね28年前、甲子園まであと一歩の決勝戦の前日ひとりの部員の暴力問題で夢破れ…

スワンの恋(1983)

「胸元のカトレアを直しても良いですか? 匂いを嗅いでも良いですか?」 プルーストの「失われた時を求めて」の中から「スワン氏の物語」の映画化 下記のallcinemaさんの解説で扱き下ろされているのは 「ブリキの太鼓」(1979)のシュレンドルフ監督 私は良か…

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992)

原題は「L'ARBRE,LE MAIRE ET LA MEDIATHEQUE OU LES SEPT HASARD」(木、市長、メディア図書館、または七つの危険) 究極の政治ディスカッション劇 日本でも「インフラ整備」の名の下に 不必要だと思われる建物が乱立し やがて維持費に悩まされているような…

緑の光線(1985)

緑の光線とは、1882年に刊行されたジュール・ヴェルヌの恋愛小説のこと 水平線に太陽が沈む一瞬に発する緑の光線(グリーンフラッシュ)を 見ると自分と好きな人と心が通じ、幸福になれるというのです ヒロインは、こだわりがあって、頑固で、協調性がなく …

マクリントック(1963) デジタルリマスター版

かつての邦題は「大西部の男」といったそうです シェイクスピアの戯曲「じゃじゃ馬ならし」をモチーフに作られた 本格的な西部劇というより、西部を舞台にしたドタバタ劇 マクラグレン監督の、ジョン・フォ-ド監督に対するオマ-ジュが 気持ち良く感じ取れ…

ホンドー(1953)

デューク46歳のときの作品 「シェーン」を意識した作風で、定番のアパッチとの戦いもの 立体映画、今でいう3D映画として制作されたそうで 槍の先やナイフがこちら側に向いてきたり 3Dを意識した画割がされています ホンドーはアメリカ陸軍騎兵隊の偵察…

アンドロメダ…(1971)

「爆発まであと3分です」「爆発まであと2分です」「爆発まで・・・」未知なる細菌の真相を解き明かすSFサスペンスのタイムリミットもの視覚化できない謎の病原菌の脅威をどう表現するのか古臭さはありましたが、これは面白かったです原作はマイケル・クラ…

ソウルガールズ(2012)

「カントリーミュージックも、ソウルミュージックも、どちらも喪失を歌う でも違うのは、カントリーは喪ったものを故郷で嘆く ソウルはそれを取り戻そうと闘い続ける」 実話ベースのアボリジニ版「ドリームガールズ」(2006) しかし歌手として大成功を収める…

セイフ ヘイヴン(2013)

「人生の再生」を描いたハートウォーミングなロマンティック・ストーリー ラッセ・ハルストレム監督作品は 主人公が決して恵まれた環境でないにもかかわらず なぜかラストはやさしい気持ちになれる作品が多い気がします カントリー・ミュージックの選曲も抜…

評決のとき(1996)

法廷ものといったらこの人、大ベストセラー作家ジョン・グリシャム貧しい季節労働者の5人兄弟の2番目で、12歳からミシシッピ州に住み10代から働き始めるものの低賃金に嫌気がさし働きながら進学し、ロースクール、そして弁護士事務所を開業1983年…

トゥー・リブ・アゲイン(1998)

16年間母親に監禁されたという女性の 実話に着想を得た1998年のアメリカのテレビ映画 構成も映像も特筆するところのない作品ですが 最後の審問会には心打たれます 日本でも精神疾患という理由で両親に15年間監禁され 33歳の女性が凍死した「寝屋川監禁事…

バリー・シール/アメリカをはめた男(2017)

「アメリカをはめた男」ではなく、「アメリカにはめられた男」(笑) 原題は「AmericanMade」(アメリカ製) 1976年から86年の約10年間に中米、中央アメリカから アメリカ国内に50億ドルのコカインを密輸し続した 天才パイロット、バリー・シールのお話 TWAと…

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014)

「欠点を持っていない聖人などいない だって、聖人も1人の人間なんだから」古今東西使いまわされた「少年交流もの」しかもヴィンセント、何も教えてねえし(笑)結局お金の問題も解決したのかね?原題は「St.VINCENT」酒浸りでギャンブル好き、借金まみれの…

ブルーに生まれついて(2015)

「技術が落ちた分が、味になっている」タイトルのかっこよさだけで見ました(笑)トランペット奏者であり、ボーカリストとしても「マイ・ファニー・バレンタイン」「I'veNever Been In Love Before」(恋したことがない)「IFoll In Love Too Easily」(惚れ…

サプライズ(2011)

「サプライズ」は、ありませんでしたが(笑)それなりに楽しめましたオーソドックスな籠城スラッシャーですが最後まで全くダレず、B級ホラー特有のイライラする女性のヒステリー感が全くないのは超GOOD原題は「You'reNext」(次はお前だ)両親の結婚記念日を…

Re:LIFE~リライフ~(2014)

原題は「theRewrite」(書き直す)ヒュー・グラントとマリサ・トメイの50代中年ラブコメにかかわらず、爽やか!という奇跡どんな行き詰まったときにも、広い視野で見れば救世主はある疲れたとき、辛くなったときに観たい映画15年前にアカデミー賞脚本家を獲…

ダーティ・グランパ(2016)

お下品ですねえ 「テッド」が「おじいちゃん」になったような映画 人種差別あり、ドラッグあり、酒乱騒ぎに下ネタのオンパレード どうしてハリウッドのコメディ映画はこんなのばかりなのでしょう それをロバート・デ・ニーロとザック・エフロンにやらせるな…

アリスのままで(2014)

「もう昨日のことは、まるで覚えていないわ 明日のことは、なにもわからない 私はいま、この瞬間を生きるしかないのよ それすらも、忘れてしまうのよ」原題は「STILL ALICE」(じっとして動かない、そのまま)原作は神経学の大学教授でアルツハイマーの研究…

ナイスガイズ!(2016)

シェーン・ブラック監督の凸凹コンビの探偵バディもの超ヘタレなライアン・ゴズリングとジョン・グッドマン化してしまったラッセル・クロウテイストは「リーサル・ウエポン」(1987)そのまんま(笑)1973年のアメリカ、ロスアンゼルス酒浸りですぐに眠くなっ…

遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011)

あの名作の前日譜冒頭からあの名曲(笑)120%期待していなかったせいか、思ったより楽しめました原題は前作(1982)と同じ「TheThing」南極大陸の氷の下で発見された太古の構造物アメリカ人考古学者ケイトを始めとする観測隊は氷に閉じ込められた謎の生命体を…

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010)

このクソダサい副題のおかげで、気が進まなかったのですが思わぬ拾い物とはこのこと、面白かったです過去のスラッシャー(めった切り)映画のパロディや登場人物のあまりのオバカさに笑えますが、それだけじゃないアリガチな設定を逆手に取ったストーリーが…

さらば冬のかもめ(1973)

「あいつはこれから人生で1番楽しい次期を刑務所の中で棒に振るんだぜ 見てられるか」邦題がかっこいい原題は「TheLast Detail」(最後の特派隊)物話はシンプルで、ノーフォーク基地に勤務するベテラン水兵のバダスキー(ジャック・ニコルソン)とマルホー…

クロワッサンで朝食を(2012)

パリってだけで好きなんですけど(笑) 原題は「UneEstonienne à Paris 」(パリのエストアニア人) 享年89歳で亡くなった名女優ジャンヌ・モローの遺作 シックでエレガントなシャネルの衣装 東洋風の調度品を取り入れたインテリア クロワッサンへのこだわり…

ラグタイム(1981)

アカデミー賞に8部門もノミネートされながら1つも受賞できなかった映画ということですが「汚れた顔の天使」など8本の映画で共演しているコンビジェームズ・キャグニーとパット・オブライエン(共に81歳)の最後の出演作ツウの方にとっては感慨深いものがあ…