ホンドー(1953)

 


デューク46のときの作品
 

 

「シェーン」を意識した作風で、定番のアパッチとの戦いもの

 

立体映画、今でいう3D映画として制作されたそうで

 

槍の先やナイフがこちら側に向いてきたり

3D意識した画割がされています
 

ホンドーはアメリカ陸軍騎兵隊の偵察兵

 

といっても騎兵隊ではなく地元に詳しい雇われカウボーイのようです

 

先住民の妻を亡くし、サムという足の速い犬がパートナー

 

 

 

偵察中にアパッチに襲われ馬を失ったホンドーは

 

馬と一夜の宿を借りるため、ある牧場に立ち寄ります

 

そこに暮らしていたのは、夫に出ていかれたアンジー

息子のジョニーでした
 

アンジーの牧場を襲う、
アパッチ族の族長ヴィットロが男前で(笑)

 

なにより正義や信義を重んじるタイプ

 

アンジーやボンドーの勇敢さを称え、助けます

 

 

 

それに比べてアンジーの夫、エド・ロウはならず者でした

 

酒場で問題を起こしたり、卑劣なまねでボンドーに撃たれてしまいます

 

 

 

アンジーエドを殺したといえないボンドー

 

だけどそれを知ったアンジーはボンドーを快く許します

 

そりゃあ、誰だってデュークのほうがいいよな(笑)

 

「泳げない」というアンジーをお前も池に放り込もうか?と

 

言いたげなホンドーが視線を交わすシーンはいい

 

 

 

ボンドーはアンジーに結婚を申し込み

 

カルフォルニアにあるボンドーの牧場に行く決意をするのです
 

ヴィットロが騎兵隊に殺されるシーンがなかったのは残念

 

新しい族長シルヴァによって襲われる騎兵隊とボンドー

 

そしてシルヴァを倒したことにより

アパッチ族の終焉を暗示するラストに繋がります

 

 

 

デュークの中でそれほど面白いというわけではありませんが(笑)

 

84分というコンパクトな作りなのでサクッと見れます

 

デュークもまだお腹の出る前で(笑)

 

この頃が一番男盛りではないでしょうか

 

 

 


 

【解説】allcinemaより

 

 騎兵隊の偵察兵ホンドー・レーンは、一夜の宿を借りた女牧場主アンジーに心惹かれるものを感じた。翌日、ホンドーが去った後、アンジーの牧場はアパッチの襲撃を受けた。しかし、母を守って戦う少年の勇気に、アパッチの酋長は、アンジーの牧場を二度と襲わないことを約束する。一方、武力蜂起したインディアンの偵察に向かったホンドーは、同じアパッチ族に捕らえられてしまう。そしてここでも酋長は、勇敢なホンドーを褒めたたえ、アンジー母子の面倒を見るように助言した。ホンドーがアンジーの牧場に着いたとき、酋長は死に、新しい酋長がアパッチを引き連れて襲いかかってきた……。本作を基にTVシリーズ「アパッチ大平原」が制作された。