シェーン・ブラック監督の凸凹コンビの探偵バディもの
超ヘタレなライアン・ゴズリングと
テイストは「リーサル・ウエポン」(1987)そのまんま(笑)
酒浸りですぐに眠くなってしまう私立探偵マーチ(ゴズリング)は
殴り屋の示談屋ヒーリー(クロウ)に強引に相棒にされ
そこにマーチの娘、ホリー(アンガーリー・ライス)も加わり
失踪した少女の捜索を開始します
しかし簡単なはずだった仕事は
1本のポルノ映画にまつわる連続不審死事件へと繋がり
やがて巨大な陰謀に巻き込まれていくアクション・コメディー
アメリカでの評価は高く、町山氏も絶賛していましたが
町山氏の解説によると、当時アメリカでで流行っていた産業のひとつが
ハードコアポルノだったということ
憲法でセックスそのものを見せる映画が解禁されたというのです
ここでゴズリングが生やしている髭がポルノ髭とよばれるもので
当時のポルノ俳優が生やしていたそうです
そして長いもみあげに、股間を強調するズボン(笑)
もうひとつ、それまでは自動車といえば巨大なアメ車しかなかったのが
石油ショックと排ガス規制のせいで
石油を食って、大量の排気ガスを出すアメ車が
ふたつの巨大産業が絡んだ陰謀に巻き込まれたふたり
そこにくだらない下ネタが絡み(笑)
アメリカの当時を知る人にとってはツボなのでしょう
あ、でもエッチなシーンはほとんどないので
シェーン・ブラック節炸裂で、わかりやすくて見やすい
【解説】allcinemaより
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが凸凹コンビを組んで大暴れする痛快バディ・ムービー。70年代のロサンゼルスを舞台に、冴えない私立探偵が、ひょんな成り行きから乱暴男の人捜しを手伝うハメになり、いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていくさまが、70年代テイスト満載に軽妙なタッチで綴られていく。共演はアンガーリー・ライス、マーガレット・クアリー、マット・ボマー、キム・ベイシンガー。監督は「キスキス,バンバン」「アイアンマン3」のシェーン・ブラック。
酒浸りの日々を送るシングルファーザーの冴えない私立探偵マーチ。ある日、死んだはずのポルノ女優の捜索依頼を受け、アメリアという若い娘の存在に辿り着く。しかしマーチは、自分を探られたくないアメリアから依頼を受けた腕力専門の示談屋ヒーリーにボコボコにされ、あっさり手を引くことに。ところが今度は、ヒーリー自身がアメリアを捜す別の男たちの襲撃を受けてしまう。そこで自ら事件の解明に乗り出したヒーリーは、嫌がるマーチを無理やり相棒にして失踪したアメリア捜しを開始する。そこにマーチの一人娘でおませな13歳ホリーも加わり、ダメ男2人としっかり者の少女が始めた人捜しは、やがて思いも寄らぬ事件へと発展していくのだったが…。