バリー・シール/アメリカをはめた男(2017)


アメリカをはめた男ではなく、アメリカにはめられた男」(笑)

原題は「AmericanMade(アメリカ製)

1976年から86年の約10年間に中米、中央アメリカから

アメリカ国内に50億ドルコカインを密輸し続した

天才パイロット、バリー・シールのお話

 

TWAという航空会社パイロットをしながら

こっそりと中南米マリファナ

当時は国交を断絶していたキューバから葉巻を密輸して

小銭を稼いでいたバリー(トムクル)

 

それに目をつけたアメリカ政府
中米にあるニカラグアという国の社会主義政権(サンディニスタ政権)を
打倒するための武器を運ぶ仕事を任せます
 
しかもアメリカ製の武器だとマズいということで

 

ソ連製のAK-47とか小型飛行機に大量に積み

 

ニカラグアの反政府地元ゲリラに渡すという完全な国際法違反

 

アメリカは密かにイランに武器を売その儲けで
 ソ連製の武器を買ってニカラグア売ったという「イラン・コントラ疑惑」

 

 コントラとはアメリカがでっちあげたニカラグアの反政府勢力のこと
 

一方でバリーはコロンビアのメデジン・カルテルといわれる
コカインのシンジケートパブロ・エスコバルという大物から
武器を下ろして空になった飛行機にコカインをのせて
密輸しろと頼まれます
しかも物凄い量(笑)

それをレーダーに引っかからないよう地面ギリギリ、海面ギリギリ
低い高度でアメリカに運び、空からコカインを落として拾わせるのです

バリーはアーカンソーの小さな町に滑走路を手に入れ
パイロットを雇い、大金を儲けます
 

しかし銀行にお金を預けるあまりに大金すぎてバレてしまう
家には入りきらず、馬小屋に隠すと馬が札束をムシャムシャ食べ
土に埋めようとすれば、前に埋めたお金が出てきてしまう
 
しょうがないからデタラメな会社を次々と設立して
地元の働いていない老人などを社員にしてお金をバラまいていきます

お金はあり過ぎると邪魔らしい(笑)

 

当然のようにFBIに疑われ逮捕されるわけですが

アメリカでは逮捕・家宅捜索されるときに

 身につけてる物は警察に取られないことを初めて知りました)

レーガン政権下のアメリカ政府の圧力によって刑務所には送られず
今度はニカラグアとパブロ・エスコバル
メデジン・カルテルとのつながりの
証拠を掴むためのおとり捜査をさせられるのです
 

CIA秘録」ではないけれど、国家的な犯罪を怒ったり批判するというより

CIAの間抜けさや、役に立たない仕事を笑っちゃおうという本作

「イラン・コントラ疑惑」に詳しい人ならばもっと面白いのでしょう


最期まで陽気なバカで、何も考ず、説教臭さも一切ないバリー
しかもどんなに大金を持っても仕事一筋、奥さん一筋なところは
だだし悪人なうえ、爽やかではありません(笑)

 

そしてトムクル様、2回もお尻を見せています(意外と色白)

トムクル様ファンの女性は昇天間違いなしでしょう(笑)

 


トム・クルーズがCIAの極秘任務を請負いながら、麻薬密輸で巨万の富を築いた実在の天才パイロットを演じるクライム・アクション。類い希な操縦テクニックで政府ばかりか、麻薬王からも雇われた男の破天荒な人生をコミカルなタッチで描き出す。監督は「ボーン・アイデンティティー」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマン
 1970年代後半のアメリカ。大手民間航空会社のパイロットして働くバリー・シールは、愛する妻子とともに何不自由ない暮らしを送っていた。そんなある日、彼の天才的な操縦技術に目を付けたCIAが、彼をある極秘作戦にスカウトする。こうしてCIAの汚れ仕事を手伝ううちに、巨大麻薬組織“メデジン・カルテル”の伝説の麻薬王パブロ・エスコバルにもその腕を買われ、麻薬の運び屋としても大活躍するバリーだったが…。