お気に入りムービー

すべて彼女のために(2008)

いいですね、サスペンスものはフランス映画がやっぱり最高。飾りがない、人間離れしたアクションもなければ余計なセリフもない。リアルなのがいい。 突然殺人容疑で逮捕されたリザ(ダイアン・クルーガー)目撃者もいる、動機もある、証拠もある。しかした…

男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971)

シリーズ8作目マドンナは池内淳子さん。 「兄ちゃんのこんな暮らしがうらやましいと思ったことあるか?」 「あるわ・・」「一度はおにいちゃんと交換して、私のことを心配させたいわ」 じーんときました。涙が出ました。寅さんが寅さんらしく、さくらちゃ…

ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003)

地味な作品ですが、私にとって近年の西部劇ではナンバーワン作品。コスナー作品でも「フィールド・オブ・ドリームス」や「ダンス・ウィズ・ウルブス」に劣らないくらい素晴らしい映画だと思います。 雄大な大自然、美しい馬、牛追い人の生活・・草や土の匂…

恋人までの距離(ディスタンス)(1995)

こんなに素敵な恋愛映画ってそう多くはないでしょう。若く、さりげなく、みずみずしい。会話と表情だけで、恋が生まれる瞬間を描いています。 長距離列車で、偶然乗り合わせたジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)。意気投合したふ…

おにいちゃんのハナビ(2010)

見事に涙腺が決壊してしまいました。 こんなにやさしく、愛のある「わがまま」があるでしょうか。 妹の華の病気のために、都会から小さな町に引っ越してきた一家。 兄の太郎は成績優秀でしたがおとなしい性格のため 学校にも地域にもなじめずひきこもりにな…

最強のふたり(2011)

面白かったですね。 冒頭でアース・ウィンド&ファイヤーの曲がかかり 車を暴走させるシーンからぐっと惹きつけられます。 パラグライダーの事故により首から下が不随になってしまった 車いすの大富豪フィリップと 彼を介護することになった、教養も家もない…

特別な一日(1977)

国や時代を超えて女性の共感を呼ぶに違いない作品。 ファシズム絶頂期のファシストの家庭の主婦アントニエッタ(S・ローレン)。家事と6人の子供と夫の世話、家族からはまるでモノ扱いの毎日。給料も出るし休みだってある家政婦のほうがまだましですよね…

JAWS ジョーズ(1975)

何十年ぶりかに鑑賞しました。笑 今でもはっきりと覚えている強烈なシーンがとても多いです。 素晴らしい演出、有名すぎる音楽、パニック映画の中でも別格でしょう。 オープニングの水面上で泳ぐ女性と水面下でうごめく鮫目線の映像から いっきに物語に引き…

伊豆の踊り子(1963)

10代の頃原作は読んでいますが、その時は面白いとは思いませんでした。この作品も10代、20代で見たならつまらなかったかも知れません。・・でも良かったですね、文芸的ですし。大人にならなければわからない世の中の事情というものを少しは私も理解し…

キャデラック・レコード(2008)

ブルースのレーベルとして現在でも人気のあるシカゴのCHESSという会社の盛衰を描いた作品。 マディ・ウォーターズやチャック・ベリーは名前だけは知っていますがブルースには詳しくないしビヨンセが製作総指揮ということであまり期待はしていなかったのです…

あなたになら言える秘密のこと(2005)

「人は過去をどう背負えばいい?悲しい結末を・・・死をどう受け入れる?」「さあ・・皆、未来に向かってどうにか生きてる。でも挫折する人もいるわ」 こういう静かで、渇いた空気感の作品は好きです。大洋上に忽然と浮かぶ採油施設など、風景もとても美し…

天使にラブ・ソングを・・・(1992)

ご無沙汰しております。 長い夏休みが終り、WiiUに占領されていた我が家のテレビもやっと解放されました。またまた映画三昧の日々を送りたいと思います。 復帰第1号は「天使にラブ・ソングを・・」本当にストリーも音楽も楽しくって、思わず笑顔になっ…

ロッキー(1976)

この作品、まだご覧になられていない方でも たぶんだいたいの内容は知っていることでしょう。 それくらい捻りのない単純なストリー、それがたまらなく素晴らしい。 30歳でヤクザな高利貸しの取立てをしながら 場末で賭けボクシングをする3流ボクサーのロ…

うた魂(2008)

「歌っているときの荻野さんって、産卵中のシャケみたいだよね」好きな男の子から、こんなこと言われたら女の子なら誰でもショック。 北海道のとある町にある高校の合唱部でソプラノパートリーダーの荻野かすみ(夏帆)は自意識過剰だけど、歌う事が大好き…

奈緒子(2008)

駅伝にも原作の漫画にもあまり興味がありませんでしたしずいぶんと酷評もされていますし正直観ようかどうかも迷った作品。 でも観て良かった・・ とにかく映像が美しい・・光輝く汗、走ってるときの躍動感印象的なアングル・・・カメラがとてもいいのです。…

シラノ・ド・ベルジュラック(1990)

「私の手紙は口づけ、あなたは唇で手紙を読むのだから・・」 ジェラール・ドパルデューの演技に陶酔した忘れられない作品。同じ映画を何度も観る方ではありませんがこの作品は再び鑑賞したかった作品のひとつです。 剣の達人であり、頭がよく雄弁。まさしく…

ライフイズビューティフル(1998)

第71回アカデミー賞、主演男優賞、作曲賞、外国語映画賞に カンヌ国際映画祭審査員グランプリ賞。 トロント国際映画祭観客賞や、セザール賞外国映画賞など、数々の栄光に輝く名作。 「この会場のみんなとセックスしたい!」 ロベルト・ベニーニ監督がアカデ…

悲しみは空の彼方に(1959)

ダグラス・サーク監督作品を観るのは、恥ずかしながらこれが初めて。さすが「メロドラマの巨匠」と呼ばれるだけあり、とても感動的で素晴らしい作品でした。 二組の母と娘の、10年の歳月を描いた物語。白人の夫に捨てられ、シングルマザーとして娘のサラ・…

機関車先生(2004)

話せない教師役の坂口憲二さんがとにかく魅力的でした。誠実で、優しそうで、実に好ましい。この作品を観たなら、全ての女性が坂口さんにイチコロです。笑 字幕放送も良かったですね。邦画は会話が聞き取りにくいうえ、私は突発性難聴のせいで聴力が弱いの…

リトル・ダンサー(2000)

炭鉱で働く父親と兄はストライキ中。母親のいない11歳のビリーは、ちょっとボケたおばあちゃんの面倒をみています。ちょっと反抗期のビリー。でも、おばちゃんにはやさしい。 ビリーはボクシングの練習に行くと偽り、父親に内緒でバレエを習いだします。…

扉をたたく人(2009)

見事に私にとってツボな作品でした。好みの作品って、思わずレビューが長い文章になってしまいます。 コネチカットで大学教授をしているウォルターがニューヨークの自宅に戻るとそこにいたのは見知らぬ青年のタレクとその恋人のゼイナブ。二人は騙され、そ…

第17捕虜収容所(1953)

ビリー・ワイルダー監督って大好きな監督のひとり。数々の名作がありますが、この「第17捕虜収容所」も素晴らしい作品でした。 セフトン軍曹(ウイリアム・ホールデン)は私設賭場を開き、それで稼いだ煙草を元手にドイツ兵に賄賂を渡して、ひとり待遇の…

警察日記(1955)

戦後間もない会津磐梯山が見える田舎の警察。終戦後で皆貧しく、食べるものもままなりません。そんな人々と、心優しい警察官との人情物語。 この作品を悪く言ったらバチが当りそうです。笑 母親に捨てられた女の子と赤ちゃんの姉弟。子沢山にもかかわらず、…

タップス(1981)

たぶん男性の方でも女性の制服好きという方がいると思うのですが 私も男性の制服姿って好きですね。笑 特に好きなのが軍服なのです。 萌えです。 (変わってますかね?) その点でいったら、この作品は終始ゴキゲンで観ることができました。 トム・クルーズ…

丹下左膳(1958)

丹下左膳って映画でもテレビでも何度となく上映されていますが、ちゃんと観たのはなんと初めて。痛快で、とても楽しめた作品でした。これは素晴らしい。 全てのキャラが個性的てイキイキしています。本当に観ていて気分が良いです。 いい年をして独身でケチ…

ボー・ジェスト(1939)

これは面白い作品でした。 冒頭から展開がとにかくうまい。 謎だらけで、グッと引き込まれてしまいます。 部隊が到着した砂漠の砦。様子を探る為に部隊のラッパ主がはいりました。 そこは死体だらけで、壊滅状態でした。 ラッパ主はひとりの死体に手紙が残さ…

嘆きのテレーズ(1952)

フランス映画の名作特にサスペンスは素晴らしいラストシーンが本当に多い。皮肉たっぷりでよく捻られていて、あっ!と思わせます。 不倫、夫殺害、皮肉な結末は「死刑台のエレベーター」もそうですが、違うところは、テレーズは他の男と駆け落ちしたくなる…

遥かなる山の呼び声(1980)

日本人で、高倉健さんという俳優を嫌いな人は、 私はたぶんいないと思います。 とにかく凄い魅力をもった俳優ですよね。 突然やってきた謎の男に宿を提供するってあるのかな?と疑問にも思いますが 北海道って、夏にバイク旅行でやってきた若者や学生を泊め…