地味な作品ですが、私にとって近年の西部劇ではナンバーワン作品。
コスナー作品でも「フィールド・オブ・ドリームス」や
「ダンス・ウィズ・ウルブス」に劣らないくらい素晴らしい映画だと思います。
草や土の匂いまで感じるよう。
まるで自分もカウボーイになったような気持ちになれる
そんな撮影には驚くばかりです。
細かで静かで丁寧な演出も素敵。
絨毯に落ちた泥を懸命に拾い帽子に入れる。
雑貨屋で買うスイス製のチョコやハバナ産の葉巻・・
強くて男らしい男が、ふと見せる繊細さや気遣いに
女性から見てもとても好感がもてます。
ロバート・デュバルがとにかくかっこいい。
彼のための映画といってもいいくらいです。
アネット・ベニングも知的で上品
彼女の主演作のなかでも最高に綺麗でした。
派手なアクションやスピード感のある作風が好きな方には
もしかしたら退屈な作品になるかも知れません。
邦題も良くなかったですね、「電子レンジ 最後の暖め」か!と
私自身突っ込んでしまったくらいで。笑
だけれど、流行らなくても褒められなくても斬新さもなくてもいい。
正統派西部劇を貫いたことが素晴らしいと思います。
お気に入りに決定。
【解説】allcinemaより
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のケヴィン・コスナーが再び監督・主演で撮り上げた本格西部劇。共演は名優ロバート・デュヴァルと「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニング。開拓時代が終りを迎えようとしていた西部の地で遊牧生活を送るカウボーイたちの正義と名誉を懸けた闘いを、雄大な自然を背景に奥行きある人間ドラマと迫力のガン・アクションで描く。
1882年のアメリカ西部。大平原の中を馬に乗った4人の男たちが進んでいく。彼らは定まった牧場を持たず、各地の草原を移動しながら牛を育てる“フリー・グレイザー”という牧畜で生活していた。ある時、彼らの一人モーズが買い物に行ったまま帰ってこないので、心配したリーダーの“ボス”と相棒のチャーリーが町まで迎えに行く。するとモーズは殴られ留置場に入れられていた。牧場を営む町の顔役バクスターは、ボスたちに“フリー・グレイザーの時代は終わった”と言い放ち、いますぐ町を出ていくよう命じるのだったが…。
1882年のアメリカ西部。大平原の中を馬に乗った4人の男たちが進んでいく。彼らは定まった牧場を持たず、各地の草原を移動しながら牛を育てる“フリー・グレイザー”という牧畜で生活していた。ある時、彼らの一人モーズが買い物に行ったまま帰ってこないので、心配したリーダーの“ボス”と相棒のチャーリーが町まで迎えに行く。するとモーズは殴られ留置場に入れられていた。牧場を営む町の顔役バクスターは、ボスたちに“フリー・グレイザーの時代は終わった”と言い放ち、いますぐ町を出ていくよう命じるのだったが…。