うた魂(2008)


 
 
「歌っているときの荻野さんって、産卵中のシャケみたいだよね」
好きな男の子から、こんなこと言われたら女の子なら誰でもショック。
 
北海道のとある町にある高校の合唱部でソプラノパートリーダー
荻野かすみ(夏帆)は自意識過剰だけど、歌う事が大好きな美声の持ち主。
だけど、自分の歌う顔が大口を開けた鮭みたいだと思うと、もう歌えない・・
 
「一生懸命やってりゃ、変なカオにもなる。一生懸命な顔に疑問を持っていたら、一生ダサイままだぜ!」
 
そんなかすみに渇を入れるのが湯の川学院高校のヤンキー合唱団の番長(ゴリ)。
時代は平成なのに、こんな高校生いないだろう?(笑)と思いましたが
もっともな説教も、尾崎豊さんの歌の合唱も、なんだかとても良かったです。
薬師丸ひろ子がさんが歌った、「OH MY LITTLE GIRL」も素敵。
合唱部の女の子たちのかわいらしさにも、とても和まされますね。
 
そして、ラストの「あなたに」を歌うシーンでは、その歌詞にもうウルルン
 
あなたに
逢いたくて 逢いたくて
あなたに
逢いたくて 逢いたくて
眠れない夜  夢で逢えたら
考えすぎて 眠れない夜
夢で逢えたら  どこへ行こうか?
あなたがいれば  どこでもいいよ
 
特別じゃないけど、ちょっと笑えて、ちょっと感動できる、青春映画。
やっぱり、こういう作品って個人的に好きです。

お気に入りにします。
 

 
 
【あらすじ】allcinemaより
高校の合唱部をテーマに描く夏帆主演の感動青春ストーリー。自意識過剰だったヒロインが、挫折を経験して“合唱”の真の魅力に目覚めていく姿をユーモラスかつさわやかに綴る。共演はガレッジーセールのゴリと「ALWAYS 三丁目の夕日」の薬師丸ひろ子。監督は「タナカヒロシのすべて」の田中誠
 北海道のとある町。七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー、荻野かすみは、自己中心的で自意識過剰な女の子。自分の歌声とルックスに自信満々の彼女は、イケメン生徒会長から写真のモデルを頼まれ有頂天に。ところが、意気揚々と歌っている瞬間の顔を“産卵中のシャケみたい”と評され、あえなく自信喪失、退部を決意する。ラストステージのつもりで参加した夏祭りの合唱祭でも、ただ一人下を向いてやる気ゼロのかすみ。そんな時、番長の権藤洋が率いる湯の川学院高校のヤンキー合唱団の魂のこもった熱い歌声を聞き心動かされたかすみは、忘れかけていた歌への情熱を取り戻していく。