「歌っているときの荻野さんって、産卵中のシャケみたいだよね」
好きな男の子から、こんなこと言われたら女の子なら誰でもショック。
北海道のとある町にある高校の合唱部でソプラノパートリーダーの
荻野かすみ(夏帆)は自意識過剰だけど、歌う事が大好きな美声の持ち主。
だけど、自分の歌う顔が大口を開けた鮭みたいだと思うと、もう歌えない・・
「一生懸命やってりゃ、変なカオにもなる。一生懸命な顔に疑問を持っていたら、一生ダサイままだぜ!」
そんなかすみに渇を入れるのが湯の川学院高校のヤンキー合唱団の番長(ゴリ)。
時代は平成なのに、こんな高校生いないだろう?(笑)と思いましたが
もっともな説教も、尾崎豊さんの歌の合唱も、なんだかとても良かったです。
薬師丸ひろ子がさんが歌った、「OH MY LITTLE GIRL」も素敵。
合唱部の女の子たちのかわいらしさにも、とても和まされますね。
そして、ラストの「あなたに」を歌うシーンでは、その歌詞にもうウルルン。
特別じゃないけど、ちょっと笑えて、ちょっと感動できる、青春映画。
やっぱり、こういう作品って個人的に好きです。
お気に入りにします。
【あらすじ】allcinemaより高校の合唱部をテーマに描く夏帆主演の感動青春ストーリー。自意識過剰だったヒロインが、挫折を経験して“合唱”の真の魅力に目覚めていく姿をユーモラスかつさわやかに綴る。共演はガレッジーセールのゴリと「ALWAYS 三丁目の夕日」の薬師丸ひろ子。監督は「タナカヒロシのすべて」の田中誠。
北海道のとある町。七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー、荻野かすみは、自己中心的で自意識過剰な女の子。自分の歌声とルックスに自信満々の彼女は、イケメン生徒会長から写真のモデルを頼まれ有頂天に。ところが、意気揚々と歌っている瞬間の顔を“産卵中のシャケみたい”と評され、あえなく自信喪失、退部を決意する。ラストステージのつもりで参加した夏祭りの合唱祭でも、ただ一人下を向いてやる気ゼロのかすみ。そんな時、番長の権藤洋が率いる湯の川学院高校のヤンキー合唱団の魂のこもった熱い歌声を聞き心動かされたかすみは、忘れかけていた歌への情熱を取り戻していく。