丹下左膳(1958)


 
 
丹下左膳って映画でもテレビでも何度となく上映されていますが、
ちゃんと観たのはなんと初めて。
痛快で、とても楽しめた作品でした。
これは素晴らしい。
 
全てのキャラが個性的てイキイキしています。
本当に観ていて気分が良いです。
 
いい年をして独身でケチと名高い伊賀の柳生家の藩主(三島雅夫
その暴れん坊の弟、柳生源三郎(大川橋蔵
江戸の剣術道場の一人娘、萩乃(美空ひばり
道場乗っ取りを企む師範代(山形勲
捨て子のちょび安(松島トモ子
そして、片目片腕の丹下左膳(大友柳太朗)
 
粋で爽やかな柳生源三郎のほうが、主役のような気もしましたが。笑
 
終始笑顔で見ることができて、スカッとする作品でした。
もちろん、チャンバラ映画には欠かせない殺陣シーンも迫力があって見事でしたね。
 
お気に入りです。
 

【あらすじ】goo映画より
伊賀の国二万三千石の貧乏大名柳生家には、百万両の秘密の所在を封じ込んだ「こけ猿」という壷がある。時は八代将軍吉宗の世。「こけ猿」の由来を知らぬ当主対馬守は暴れん坊の令弟源三郎にこの壷を与え、司馬道場に婿入りさせた。ところが道場の師範峰丹波は、師の娘萩乃に心をよせるため、源三郎の婿入りを喜ばない。スリの与吉は源三郎から「こけ猿」を奪い、この丹波に小判五十枚で売りつけようとしたが、これを奪ったのが隻眼隻手の怪剣士丹下左膳だった。トンガリ長屋に、山吹の師匠お藤と、孤児ちょび安と住んでいる。一方柳生家では「こけ猿」の秘密を知り大さわぎ、さっそく壷を求める家臣が八方に散った。だがその頃、左膳と源三郎は、司馬道場を乗取ろうとする丹波の策略を知り、左膳は壷を源三郎にわたしたが、いつの間にか大岡越前守の隠密泰軒の手で、壷は偽物にすり替えられていた。