宮本武蔵(1973)


 
 
宮本武蔵という人物も、吉川英治の同名小説も大変人気がありますよね。
その大人気の理由と言うか、魅力というのは
女性にはちょっとわかりにくいですが。
 
この作品はお通役の松坂慶子さんが綺麗で素敵でした。
そして、小次郎役の田宮次郎さんがとて良かったです。
渋くて、とてもかっこよかった(イチオシ)。
 
オババは怖かったですねー。
武蔵に対してあまりにも執念深くて、もう勘弁って感じです。
確かに、出来の悪い子ほど可愛いとはいいますが・・
たとえ出来のいい息子で、金持ちであっても、あんな姑だったらヤですよね。
 
2時間半という長さですが、武蔵ファンにとってはダイジェストすぎるかも。
あまり武蔵に興味ない方には、スピーディーな展開でいいかもしれません。
私のように。笑
 

【あらすじ】goo映画より
〈第一部・関ヶ原より一乗下り松〉作州宮本村の武蔵と又八は、出世を夢みて関ヶ原の戦いに参加したが、敗れて伊吹山中をさまよい歩くうち、お甲・朱実の母娘に救われた。又八はお甲に誘惑され夫婦になり、武蔵は帰国の途中関所破りをして役人に追われるはめになった。一方、又八の母・お杉は、息子が帰らないのは武蔵のせいだと、武蔵に恨みを抱いた。又八にはお通という許嫁がいたが、武蔵が沢庵和尚にいましめられ、千年杉に吊り下げられているのを見たお通は、武蔵を救い出し、共に逃げた。今では武蔵を慕う彼女は、武者修業を目論む武蔵に同行を懇願、武蔵も瞬間の激情にかられて、お通の体にいどむが、自らの行為を恥じ、逃げるように立ち去るのだった・・・
〈第二部・柳生の里より巌流島〉宝蔵院流槍術、鎖鎌の宍戸梅軒を破って腕に磨きをかけた武蔵だったが、柳生に挑戦したところ、武蔵の剣は殺生剣として試合を否まれ、町の研屋にも、武蔵の刀は殺すだけの刀といわれ、自分の未熟さを知った。やがて、小倉藩細川家の家老長岡佐渡の世話になり小倉に滞在していた武蔵は、宿敵佐々木小次郎と会った。剣の道に迷った武蔵は、沢庵に会って悩みをぶちまけた。だが、沢庵は、剣の道に迷うくらいなら、小次郎に斬られるか、剣を捨てて故郷へ戻り、お通と一緒になれ、とつきはなすだけだった・・・